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カリオストロの城はつまらないし面白くない?興行失敗と言われる理由についても

ルパン三世

昭和から現在に至るまで人気が続いている作品である「ルパン三世」。

そんな「ルパン三世」の映画の中で特に人気が高い「カリオストロの城」について解説します。

今でこそ高い人気を誇っている作品ではありますが、最初の頃はつまらないし面白くないと言う声がありました。

しかも興行失敗なんても言われていたのです。

どうしてつまらなくて面白くないのか、興行失敗とされたのか気になるところではないでしょうか。

今回は「ルパン三世カリオストロの城」はつまらないし面白くないと言われる理由を考察。

興行失敗と言われる理由について解説していきます。

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「カリオストロの城」がつまらない・面白くないと言われる理由を考察

絵も世界観もルパンではなくジブリだからつまらない

「カリオストロの城」がつまらないと言われる1つ目の理由は、絵も世界観もルパンではなくジブリだからというもの。

監督がお馴染みの宮崎監督なのもあるのでしょう。

今だから分かりますが、後年のジブリ作品の大半が「カリオストロの城」を元に作られていることもつまらないとされる理由の1つ。

そう考えると、この「カリオストロの城」自体がジブリと同類扱いとされていると言っても過言ではないでしょう。

そうなるとルパンファンにとっては納得がいかないところではないかと思います。

ハードボイルドな原作が好きなファンには物足りないし面白くない

「カリオストロの城」がつまらないと言われる2つ目の理由は、ハードボイルドな原作が好きなファンには面白く感じないというもの。

ハードボイルドは感傷や恐怖などの感情に流されない、冷酷非情、精神的・肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格を意味しています。

ルパン三世は怪盗ではありつつ、原作では邪魔する相手は躊躇なく始末する一面があります。

アニメでは極力敵であっても手にかけないところはありますが、時と状況によっては容赦なく始末したりするのです。

そういうルパン三世をファンは求めています。

 

しかし「カリオストロの城」にはそういうルパンの姿はありません。

「カリオストロの城」は勧善懲悪系の話になっていて、ルパンは怪盗でありながらクラリスを助ける正義の義賊。

そんなクラリスと無理矢理結婚し、秘宝を手に入れようとする伯爵が敵となっています。

原作のモンキーパンチ先生もルパンは義賊ではないと評していて、アニメでルパンを演じた声優さん達もモンキーパンチ先生と同意見。

そのため、ルパンファンにとって「カリオストロの城」は面白く感じないのでしょう。

ストーリーが読めてしまうので面白くない

「カリオストロの城」がつまらないと言われる3つ目の理由は、ストーリーが読めてしまうというもの。

上記でも述べたように「カリオストロの城」は勧善懲悪ものの作品。

そのため、ルパン三世とうう正義の人物が伯爵と言う悪役を倒して万々歳、というわかりやすい展開となってしまっているのです。

それ故に面白く感じないのだと思います。

近年のアニメでは敵側にも何かしらの掘り下げをする事で、敵側にも魅力があるように見せているのです。

しかし「カリオストロの城」では伯爵はただの悪者となっているので、余計に面白くないと感じるのでしょう。

 

「カリオストロの城」が興行失敗と言われる理由

公開当初は興行的に苦戦したカリオストロの城

ルパン三世の第2作品目の映画として上映された「カリオストロの城」(1作目は「ルパンvs透明人間」)。

興行ではかなりの苦戦を強いられる状況になりました。

なぜ苦戦したのかと言うと、ありきたりな展開なので面白くないと言うのも理由の1つとなっています。

 

他にもこの頃は「宇宙戦艦ヤマト」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」といったSF作品全盛期であり、オーソドックスな展開がつまらないと感じる人が多かったのだと思いますね。

それに勧善懲悪と言う当時放送されていたアニメルパン三世の作風とは違った感じとなっているので、それも理由の1つとなったのでしょう。

最終的に興行収入は6億円くらいで、10億円を叩き出した第1作目の「ルパンVS複製人間」の方がいいという結果でした。

宮崎監督には不遇の時代だった

東寺は「ルパン三世カリオストロの城」を手掛けた宮崎監督にとって不遇の時代でもありました。

宮崎監督は視聴率が良くなかったアニメルパン三世の作品に関わり、それなりの成果を上げた事でアニメルパン三世の基礎を築いたのです。

それからは「アルプスの少女ハイジ」や「未来少年コナン」と言った作品に関わる事で有名人となりました。

 

その勢いのまま「ルパン三世カリオストロの城」にも関わったのですが、上記の理由によって大惨敗となる結果となってしまったのです。

かなり頑張って4か月半で映画を仕上げましたが、報われない結果となりました。

そして大した映画を作る事が出来なかったと言う烙印を押され、「風の谷のナウシカ」を作るまでは映画に関わることが出来ない不遇の時代を送ったのです。

テレビ放送やレンタルビデオの普及で人気が高まる

最初は人気が出なかった「カリオストロの城」。

しかしテレビ放送やレンタルビデオの普及で人気が出てきました。

元々関係者からは高い評価をされていて、アニメーション賞大藤信郎賞を受賞した名作。

アニメ雑誌でもアニメグランプリの歴代作品部門で1位を連続受賞し、、情報雑誌「ぴあ」の年間アワード企画「もあテン」でも連続1位となりました。

それによって一躍人気となり、テレビ放送を何度も行い、レンタルビデオが普及すると人気が徐々に高まっていったのです。

 

まとめ

「ルパン三世カリオストロの城」がつまらないし面白くない理由。

興行失敗と言われる件について解説・考察しました。

  • カリオストロの城はジブリっぽく、ハードボイルドなルパンが見れず、物語の展開が分かりやすかったのでつまらないし面白くない
  • カリオストロの城は興行的に苦戦していた
  • カリオストロの城は最終的に賞を受賞され、テレビ放送が何度もされ、レンタルビデオでレンタルされるくらい人気になった

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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