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ゴールデンカムイのキロランケの正体と目的を解説!裏切りや最後の死亡シーンについても

ゴールデンカムイ

「ゴールデンカムイ」に登場するキロランケ。

アシリパからは「キロランケニシパ(ニシパ=旦那)」と、白石からは「キロちゃん」と親しみを込めて呼ばれているキャラクターです。

しかし網走監獄では尾形と結託し、のっぺらぼうを銃殺、杉元にも重症を負わせるという裏切り行為に出ます。

キロランケとは一体どんな存在なのでしょうか?

ここでは以下について解説していきます。

  • キロランケの裏切り
  • キロランケの正体や目的
  • キロランケの死亡シーン
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「ゴールデンカムイ」キロランケの裏切りを解説

キロランケの正体や目的を解説する前に、キロランケが網走監獄で犯した裏切りについて解説します。

なおこのシーンは単行本14巻137話、アニメ24話に描かれています。

キロランケが網走監獄で犯した裏切り

キロランケは「のっぺらぼうに会い、真相を確かめる」というアシリパに同行し、網走監獄にやってきます。

なおアシリパは父親の旧友であるキロランケに親しみを感じているようでしたが、杉元はキロランケをあまり信用してはいませんでした。

網走監獄に到着すると杉元はのっぺらぼうと面会し、のっぺらぼうがアシリパの父・ウイルクであることを確認。

また遠方から双眼鏡でその様子を見ていたアシリパも、のっぺらぼうが父ウイルクであることを確信します。

しかしウイルクは尾形が撃った銃弾により死亡、杉元も尾形が撃った銃弾で頭部に負傷を負います。

実はウイルクが撃たれる直前、キロランケが尾形に合図を送っている姿をインカラマが目撃。

 

しかもキロランケはインカラマともみ合った末、インカラマの胸を小刀で刺してしまいます。

その後アシリパは尾形から「2人(ウイルクと杉元)とも死んだ」と告げられ、キロランケや尾形らと樺太に渡ります。

以上がキロランケ(と尾形)が杉元を裏切ったシーンです。

キロランケの裏切りを予感させる2つの伏線

作中にはキロランケの裏切りを予感させる伏線が2つあります。

1つ目はレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のパロったシーン。

杉元・アシリパら主人公グループが土方一派や尾形と食事をする絵がダヴィンチの「最後の晩餐」のごとく描かれていますが、座っている位置を確認するとアシリパがイエス・キリスト、キロランケは裏切り者ユダの座席にいます。

 

2つ目は単行本8巻でインカラマが「3人のニシパ(杉元、白石、キロランケ)の中にアシリパを裏切る人がいる。とても危険な男で、アシリパの命に関わる」と占っていること。

後になって振り返ってみると、この2つの描写はキロランケが裏切る伏線だった?と考えることもできるのです。

もしそうだとしたら、描写の仕方が絶妙としか言いようがないですよね!

なぜキロランケは尾形と結託して杉元を裏切ったのか?

網走監獄でキロランケは尾形と手を組み、のっぺらぼう(アシリパの父親)を射殺し、杉元にも重症を負わせます。

それまで一緒に行動していたのに、なぜキロランケは尾形と組んで杉元を裏切った(撃った)のでしょう?

2つ理由があると考えられます。

  1. 杉元に金塊の在り処、または暗号を解く鍵を知られたくない
  2. のっぺらぼう(ウイルク)だけが知るキロランケの情報を杉元に知られたくない

杉元に金塊の在り処、または暗号を解く鍵を知られたくない

あのまま会話を続けさせていれば、のっぺらぼう(ウイルク)は杉元に、金塊の在り処または暗号を解く鍵、またはそれらに関するヒントを話す可能性があります。

もし杉元が金塊の在り処または暗号を解く鍵を手に入れたら、杉元・アシリパに圧倒的に有利になり、キロランケや尾形は金塊を手にすることはできません。

そうなることを阻止するために、キロランケは尾形と組んでのっぺらぼうを撃ったと考えられます。

のっぺらぼう(ウイルク)だけが知るキロランケの情報を杉元に知られたくない

のっぺらぼう(ウイルク)はキロランケについて自分だけが知る情報を持っていた可能性があります。

キロランケは、杉元にその情報を知られると自分が不利な状況になるので、尾形と組んでのっぺらぼうを銃殺したのではないでしょうか。

 

のっぺらぼうは杉元に「アイヌを殺したのは自分じゃない」と言っていました。

もしかするとキロランケは、何らかの形でアイヌ殺しに関わっており、そのことについて杉元に知られたくなかったと考えられます。

 

キロランケの正体と目的を解説

ここからはキロランケの正体や目的を解説します。

さらにアシリパや杉元の敵か味方についても考察します。

キロランケの正体

アニメ2期まででは、キロランケはアシリパの父・ウイルクの古い友人で、ウイルクとともにロシアから北海道にやってきたこと、第七師団の元兵隊ということくらいしかわかりませんでした。

しかし樺太に渡り、ロシアとの国境線を超えるときのエピソードでキロランケの正体が明らかになります(16巻)。

1881年、10代だったキロランケはウイルクとともにロシア皇帝アレクサンドル2世を手投げ爆弾で暗殺しています。

実はキロランケはロシア少数民族独立のために戦う組織のメンバーで国家と戦うテロリストでした。

皇帝を殺害したキロランケは独立を目指す少数民族にとっては英雄的存在ですが、ロシア政府にとってはテロリスト。

キロランケはロシア政府から逃げるために樺太から北海道に渡り、小樽で世帯を持ちました。

鶴見中尉により密入国したことをロシアにリークされる

第七師団の鶴見中尉はこの事実を知っていたため、キロランケがロシアに密入国することをロシア側にリーク。

その結果、キロランケはロシアにソリで入国したところを国境警備隊に襲撃されます(第160話「国境」)。

なおキロランケとウイルクは若い頃、長谷川幸一と名乗りウラジオストクで写真館を経営していた鶴見中尉から日本語を学んでいます。

長谷川は日本軍のスパイとしてロシアに潜入していましたが、キロランケは長谷川が鶴見であることには気がついていませんでした。

キロランケが金塊を狙う目的

キロランケが機会を狙う目的は、ロシアでの少数民族の独立運動を起こす軍資金を手にするため。

そのためにキロランケはアシリパを樺太に連れていき、アシリパの幼少期の記憶を呼び起こし、金塊の暗号を解く手がかりを得ようとしたのです。

キロランケの狙い通り、アシリパは樺太での旅の途中で父親と過ごした頃の記憶を取り戻していきます。

そしてようやくたどり着いた亜港監獄で、キロランケはアレクサンドル2世暗殺事件の首謀者・ソフィアとアシリパを対面させます。

アシリパはソフィアと話をすることで、刺青人皮の暗号を解く重大な記憶を取り戻します。

キロランケはアシリパ・杉元の敵か味方か考察

キロランケはアシリパや杉元の敵か味方か?

網走監獄で裏切られたうえ、アシリパまで奪われた杉元にとって、キロランケは敵と言えるでしょう。

アシリパとキロランケは金塊に対する考えも異なります。

アシリパは金塊はアイヌのものなので、アイヌのために使われることを望んでいますが、キロランケはロシア少数民族独立のために軍事金にしようと考えています。

キロランケはアシリパに危害を加えることなく、やさしく接していましたが、すべてはアシリパが刺青人皮の暗号を解く記憶を呼び覚ますため。

キロランケは「革命は北海道アイヌの救済にも繋がる」とアシリパに説明していましたが、もともと北海道アイヌのものだった金塊をロシア少数民族独立の資金に利用するのは明らかに筋違いです。

アシリパにとってキロランケは敵とまではいかなくても、油断のできない人物と言えそうです。

キロランケの最後の死亡シーンを解説

結論を書くと、キロランケはロシアで死亡します。

アシリパが金塊の在り処の謎を解く記憶を取り戻した直後のことでした。

キロランケvs谷垣

アシリパは亜港監獄から脱走したソフィアと対面し、話をしていく中で暗号を解く記憶を取り戻します。

ここでアシリパを追ってきた杉元一派が到着。

キロランケを認めた谷垣は、網走監獄で刺されたインカラマの復讐とばかり、キロランケにタックルを決めます。

キロランケも氷壁で殴り返しますが、谷垣に小刀で刺されます。

反撃するも息を引き取るキロランケ

その場から逃げたキロランケは傷を負いながらも爆弾を仕掛け、巨大な氷壁に身を隠します。

あとからやってきた鯉登と月島は、キロランケが仕掛けた爆弾に吹き飛ばされますが、鯉登は立ち上がりキロランケを追走。

そこで格闘になりますが、キロランケは谷垣に撃たれて、しばらくすると息を引き取ります。

死の直前、アシリパがキロランケのもとにやってきて、暗号を解くカギを思い出したことを伝えます。

キロランケはホッとしたような表情を浮かべ、最期の瞬間を迎えるのでした。

 

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まとめ

ここでは「ゴールデンカムイ」に登場するキロランケの正体や目的、死亡についてまとめました。

  • キロランケは網走監獄で尾形と結託し、ウイルクを殺害する
  • キロランケはアシリパに暗号を解く記憶を思い出させるために樺太に渡る
  • キロランケの正体はロシア少数民族独立のために戦う組織のメンバーで、ロシア皇帝を暗殺した実行犯
  • 目的は金塊を手に入れて、ロシア少数民族独立運動の軍資金にすること
  • 最後はロシアで谷垣らに殺される

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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