ゴールデンカムイ家永カノの正体・性別は?モデルや死亡するかについても

ゴールデンカムイ

海を越えて交流が盛んになった今、アジアの文化がエキゾチックで魅力的だと西洋諸国を中心に広まりました。

代表的なものがヨガですが、東洋医学も注目を集めています。

漢方と言えば、私たちにも馴染みが深いですよね。

他に中国では古来から薬膳(やくぜん)という、食事で病を治したり、体調を整える療法があります。

それを教えてくれるかもしれない(?)、「ゴールデンカムイ」に登場する、食へのこだわりが突き抜けているキャラクター・家永カノについて解説します!

 

「ゴールデンカムイ」性別・年齢など家永カノの正体を解説

入れ墨を持つ脱獄囚の1人

一見すると妖艶な若い美女。

しかし本当は老人の男。それが家永カノの正体です。

本名は家永親宣(いえながちかのぶ)。

家永は医者のかさを着て何人も殺した凶悪殺人犯であり、入れ墨を持つ脱獄囚の1人。

背中にはアイヌが隠した金塊のありかを示す地図が彫られています。

家永カノの性別・年齢は?

家永カノの実年齢は幕末に活躍した土方歳三や永倉新八と同じくらい。

そして性別は男性。

「ゴールデンカムイ」の舞台は1900年初頭の明治時代なので、作中の家永は70歳前後と思われます。

人は見かけによらない、とはこのことですね……

同物同治により若返りに成功

70歳の男性がどのようにして妙齢の美女の身体を手に入れたのか。

殺人犯ではありますが、家永は本物の医者。

東洋医学の療法の一つ、薬膳には「同物同治」という考え方があります。

体に不調な部位がある時は、動物の同じ部分を食べるといい。

読んで字のごとく、ですが、これこそまさに家永が行ってきたことでした。

 

つまり、例えば美しい声を手に入れたければ喉を……

問題は、家永が口にしていたのは動物ではなかったこと。

家永は欲しい身体の部位を他人から頂戴し、美しく若い身体に生まれ変わっていたのです。

元医者だがホテルの支配人になりすます

殺人の罪で網走監獄に送られた理由も行き過ぎた「同物同治」だったと思われますが、脱獄した家永はその後、札幌世界ホテルへ。

身を潜めていると思いきや、なんと女将になっていました。(6巻第50話)

「同物同治」の応用で性別まで変えてしまっていたのです。

人目を引くほどの美貌を手にいれたにも関わらず、同じ元囚人の牛山も白石も家永の正体に最初は気づきませんでした。

 

女性に目がない牛山の強烈なアプローチを受けるというおまけはありましたが、家永の変装(?)は完璧だったようです。

その後正体がバレ、更にキロランケが造った爆弾のせいで、ホテルは木っ端微塵になってしまいましたが……

脳外科手術が得意

人の身体にメスを入れるのに全く躊躇いがない家永。

より美しく、完璧な自分を完成させるために、足りないものを他人からいただく。

理念は歪んでいますが、外科医としての腕は非常に確かなようです。

 

特に脳外科手術の技量では目をみはるものがあり、網走監獄で額の左側を撃たれた杉元を無事に治療しています。(14巻第138話)

「天才となんとかは紙一重」と、第七師団の月島軍曹も認める腕。

しかしその技術は趣味の拷問で培ったようなので、やはり家永はただの医者とは呼べません……

刺青人皮にも金塊にも興味がない?

家永の目的は、完璧な自分を手に入れること。

理想の姿を追い求めており、鶴見中尉や杉元たち、土方たちが追い求める刺青人皮にも金塊にも興味はない様子。

それを証明するように、家永の所属は一定ではなく、また患者に分け隔てはありません。

ホテルが爆発した後は牛山について土方たちの元へ身を寄せますが、網走監獄での一件の後は第七師団が管理する軍病院へ。

 

しかし金塊を巡っての敵味方には関心がなく、師団と敵対する杉元や鯉登少尉を治してインカラマッの面倒を見るなど、平等に接しています。

月島の発言では、軍病院に身を置き続けているのは家永の意志であるようです。

全ては完璧な自分のために。

行っていることの全てが善意ではありませんが、そのストイックな姿勢こそ、家永が名医と呼ばれる理由なのかもしれませんね。

家永カノが目指す完ぺきとは?

家永の目指す「完璧」にはモデルがいました。

それは家永の母でした。

家永の弟か妹になる子どもをお腹に宿した母。

その膨らんだお腹に家永は「完璧」を見出し、赤ん坊を抱く母の姿を想像して、聖母のような完璧さを期待していました。

 

けれど、階段で足を滑らせたことにより、母は流産してしまいます。

会えないまま兄弟を失い、家永が望んだ完璧な母も見られないまま。

同物同治を知り尽くした家永でも、我が子を産んで抱くことは出来ません。

決して叶わない本当の「完璧」への追求は、家永の運命を大きく変えることになりました。

「ゴールデンカムイ」家永カノのモデルは?

モデルはH.H.ホームズ

家永カノのモデルはH.H.ホームズ(ヘンリー・ハワード・ホームズ)だと言われています。

H.H.ホームズとは迷路のように入り組んだ殺人ホテルを作り、200人余りを殺害したことで知られる実在のアメリカ人。

1896年に死刑となりました。

家永が支配人を務めていたホテルと、H.H.ホームズの殺人ホテルは、仕掛けや隠し通路などが共通しています。

ただし殺人ホテルのエピソードについては、フィクションとする説もあります。

家永カノは最後に死亡するのか

最後に家永カノは死亡するかについて解説します。

月島の銃弾を受け死亡

結論から言うと、家永は小樽市内の第七師団が管轄している軍病院で死亡します。(23巻第230話)

軍病院には、谷垣の子どもを身ごもったインカラマッがいました。

一方、インカラマッとお腹の子どもを人質にとられ、中尉から杉元を殺す命令を受けた谷垣。

しかし家永は、命令に背いてインカラマッを連れ出し、一緒に逃げようとします。

病院にはインカラマッの見張りとして月島軍曹がいました。

谷垣の裏切りを察知した月島は、インカラマッを撃とうとします。

 

このままでは、母子が殺されてしまう。

月島を止めようと、その首に麻痺剤を注射した家永は、反撃に遭って銃弾を受けます。

子どもを産み、その腕に抱く。家永にとっての完璧な母の姿。

家永は自分の命をかけて、求め続けた「完璧」を最後に守ったのでした。

まとめ

今回は「美を喰らう天才外科医」家永カノを解説しました。

まとめると、

  • 家永カノの正体は網走監獄の脱獄囚で、老齢の男
  • 何人も殺した凶悪犯ながら、天才外科医でもある
  • 同物同治を信じており、優れた部位を他人から奪って「完璧な自分」を追い求める

作中では、

  • 刺青人皮にも金塊にも興味がなく、完璧になることが目的
  • 家永にとっての完璧な姿は子どもを産み育てる母親だが、自分の母は家永のきょうだいを流産してしまう
  • 最後は、もうすぐ母親になるインカラマッを助けるために月島に撃たれ、死亡

230話で家永が倒れているシーンは、頭に光輪がかかっているような描写がされています。

西洋の宗教画で、聖母を描く時に同じ表現がよくなされますが、最後の瞬間、家永は絶対なれないと思っていた「完璧な自分」を手に入れたのかもしれませんね。

家永ではありませんが、くれぐれも「食」には気をつけて、少しでも完璧な自分を目指したいものです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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