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ゴールデンカムイ杉元佐一がかっこいい!強さやモデルについても

ゴールデンカムイ

2022年4月に最終回を迎えた「ゴールデンカムイ」。

完結してからも作品の人気は衰えることなく、展示会が各所で開かれるなど、2022年は「ゴールデンカムイ」にとって特別な年になりました。

軍もアイヌも入り乱れ。感情闇鍋ウエスタン!

金塊争奪戦は、誰の勝利で幕を降ろすのか。

今回は一番の有望株(?)、不死身の強さを持つ主人公、杉元佐一について解説。

杉元のカッコよさや強さ、モデルについてまとめました!

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「ゴールデンカムイ」杉元佐一がかっこいい!魅力まとめ<h2>

杉元佐一のプロフィール

まずは、杉元のプロフィールを紹介します。

  • 作中でも色々なキャラに指摘されるほどの、端正な顔立ち
  • 一本気があり、強い意志の持ち主だが、弱者に優しい
  • 作中最強クラスの戦闘力

「ゴールデンカムイ」の物語が始まるまでは陸軍第一師団におり、階級は一等卒でした。

出身は神奈川県で、干し柿が好物。

ただし残念ながら北海道では柿の木が育たないので、なかなか口にする機会はありません。

次に、杉元の魅力を詳しく解説していきます。

イケメンでかっこいい

杉元がイケメンであることは、他のキャラからの発言からもうかがえます。

陸軍入隊前はその顔立ちを生かし、高級将校の息子(花沢勇作)の替え玉になったことも。(28巻第275話)

陸軍の菊田軍曹(当時)は「顔に説得力がある」と、勧誘した理由を明かしました。

 

花沢勇作は、容姿端麗が条件の旗手に選ばれた人物で、そんな人の替え玉としてふさわしいと思われるくらい整った顔をしていたのですね。

陸軍では日露戦争、除隊後は金塊争奪戦に身を投じ、その顔にはどんどん傷が増えていきますが、それでも女性たちの反応を見るとイケメンに変わりはないようです。

上官にさえ立ち向かう杉元がかっこいい

ほとんどずっと軍帽を被っている杉元ですが、実は物語が始まる前に軍を満期で除隊しています。(1巻第5話)

杉元は、日々のご飯にありつきたくて陸軍に入ったと語っており、志願兵として入隊したと考えられます。

当時、志願兵の満期は二年で、優秀な戦果を残せばそれに見合った恩給がもらえる制度になっていました。

陸軍にいた頃から「鬼神」、「不死身」と噂されていたほどの杉元なら、たっぷりボーナスをもらっていてもおかしくありません。

 

しかし、実際は貧乏暮しであるかどうか分からないアイヌの金塊を探す状況。

満期は満期ですが、杉元は気に入らない上官を半殺しにして隊を去ったのです。

当然ボーナスを支給する話は無し。

因みにファンブックによると、北海道で履いていた長靴はその半殺しにした将校から剥ぎ取ったものだそうです。

また、肌身離さず被っている軍帽は、替え玉作戦に勧誘した菊田の亡くなった弟の形見です。

女・子ども・高齢者にはやさしい

上の立場の人間だろうと、敵とみなしたら全く容赦しない杉元ですが、相手によっては非常に優しい性格をしています。

相棒であるアシㇼパのコタン(集落)に連れていってもらった時には、アシㇼパのフチ(祖母)や遊び仲間の子どもたちと気さくに交流。

子どもたちにちょっとバカにされつつ、打ち解けていました。(2巻第14話)

血の気が多い囚人たちが数え切れないほど登場する「ゴールデンカムイ」。

 

時には口より先に拳が出る杉元ですが、女性や子ども、高齢者には最初から乱暴な態度はとらないなど、心優しい人物でもあるのです。

子熊をかくまおうとしたり、最初はリスの皮を剥ぐのもためらったり、小動物が好きな一面もあります。

アシリパと信頼関係を築く

ある事情で大金が必要になり、金塊が眠ると噂される北海道にやってきた杉元。

そんな杉元は、アイヌのある少女に出会います。

彼女こそが、物語の最後まで杉元の相棒であり続けたアシㇼパでした。

登場時、アシㇼパの年齢は十二歳前後。

現代日本だとまだ小学生ですが、当時のアイヌにとっては一人前とは言えなくても、大抵のことは一人で出来る年ごろ。

杉元の前に現れたアシㇼパも弓矢をつがえ、大人でも知らないような自然の知識にあふれていました。

 

半ば案内を頼む形でアシㇼパと手を組んだ杉元ですが、物語が進むにつれ、その関係はかけがえのない相棒へ。

「俺のなかにも子供の頃に確かにあったような、きれいな部分がまだ残っているんじゃないかって思えて、救われる」(21巻第203話)

杉元が言葉にしたアシㇼパへ向ける気持ちですが、深い信頼関係が感じられますよね。

アシㇼパは杉元へ、別の感情も寄せているようですが……

梅子への想いが切ない

そもそも杉元が金塊争奪戦に参加したのは、幼馴染の梅子がきっかけ。

昔、杉元が思いを寄せていた人で、もう一人の幼馴染である寅次の元へ嫁いだ梅子。

しかし、寅次は戦場で杉元をかばって帰らぬ人に……

杉元は寅次に、梅子を支えると約束をしました。

幼い子どもと残され、更に目の病気にかかってしまった梅子には多額のお金が必要でしたが、急に工面はできません。

杉元は寅次と梅子にかわって、それだけのお金を手に入れようと決めたのです。

 

いくら昔好きだった人のためだからといって、文字通り命がけで北海道に飛び込むのってすごい覚悟ですよね……

叶わなかった梅子との恋や、戦死した寅次との思い出は作中何度も繰り返されており、切ない気持ちになります。

なお杉元と梅子の関係については以下の記事で詳しく解説しています。

「俺は不死身の杉元だ!」の決めセリフがかっこいい

杉元と言えば、「俺は不死身の杉元だ」の決めセリフ。

最初にこのセリフが出てきたのは、1巻第2話のヒグマ戦です。

踊りかかるクマの腹の下に潜り込み、銃剣で胸を一突き。

「俺は不死身の杉元だ」と大きく目を見開いて叫ぶ様子は、主人公らしい迫力にあふれています。

 

最後に決めセリフを見られるのは最終決戦。(31巻第313話)

今までの気合を入れるような叫びではなく、守るために突き飛ばしたアシㇼパに対して穏やかに向けられた一言は、積み重ねてきた信頼の証に見えます。

言葉通りに生還するところも含めて、カッコいいですよね。

 

杉元佐一の強さを考察

銃剣で刺されても、至近距離で散弾銃を撃ち込まれても生還。ヒグマにさえ打ち勝ってしまう杉元。

まさしく「不死身」ですよね。

そんな杉元の強さはどこから来るのか、詳しく解説します!

驚異の回復力を持つ

杉元は受けた傷の治りが異常と言っていいほど早く、驚異の回復力を持っています。

腕のいい医者がいたのが幸運だったとしても、頭を狙撃された後さえ戦線に復帰していました。

この回復力については、際立って早い新陳代謝のおかげだとファンブックで明かされています。

新陳代謝のスピードと合わせて、故郷にいた間も家族の内一人だけ結核にかからないなど、身体が頑丈なのも回復力を助けているのかもしれませんね。

身体能力が高い

傷がすぐ治る回復力の他、単純に身体能力が高いというのも杉元の強さの一つ。

その能力は、作中最強と言われる牛山や、強者揃いの「ゴールデンカムイ」でも尋常でない筋力を誇る囚人である岩息とほぼ互角。

 

杉元は幼い頃から柔術を身につけており、天性のセンスに加えて技術も備えています。

身体能力自体は非常に高いのですが、その反面なのか遠距離の射撃は苦手な様子。

せっかく性能のいい銃を手に入れても、尾形に「豚に真珠」だと取り上げられたエピソードもあります。(12巻第114話)

接近戦に強い

登場してからすぐヒグマの心臓を銃剣で刺す。

作中最強クラスのキャラクターたちを相手に、一歩も引かずに戦う。

頭を撃たれた後遺症でオーバーヒートしてしまった時には、仲間でさえ止めようがないほどの強さ。

遠距離ではちょっと分が悪い杉元ですが、接近戦の強さは群を抜いています。

 

前に少し触れた牛山と岩息は、それぞれモンスター級の強さを持っている人物。

彼らに対して杉元はなんと一度ですが牛山を投げ、岩息に膝をつかせています。

的確に相手の弱点や隙を見破るセンスからか、接近戦において杉元はほぼ最強と言っていいほどの強さを見せました。

不屈の精神力を持つ

肉体の強さは解説した通りですが、杉元は精神力もずば抜けています。

作品の序盤、杉元の強さは「死の恐怖に支配されない心」にあるとアシㇼパは分析。(3巻第18話)

自然とともに生まれ育ったアシㇼパは、その脅威もよく知っています。

そんな彼女の目の前で、杉元はヒグマの巣穴に飛び込んだことがありました。

「あいつは自分から死神にギリギリまで近づくことで、生き延びる活路を見いだす」

一緒にたくさん旅をする前のアシㇼパが、わずかな付き合いでこれだけ見破ったのですから、杉元の精神力は並大抵のものではないと分かります。

頬を串刺しにされても瞬き一つせず、アシㇼパの評価はすぐ裏づけられることになったのでした。

杉元佐一のモデルは誰?

異次元すぎる強さを持ち、もはや人間離れしている杉元ですが、そんな彼にもモデルが存在します。

杉元のモデルと、エピソードを詳しく解説します!

モデルは作者の曾祖父:杉本佐一

「ゴールデンカムイ」の主人公は、なんとある視点から見ると実在します。

作者の曽祖父は、作品とほぼ変わらない時代に生き、登場人物たちと同じく日露戦争を生き延びました。

名前は、杉本佐一。

一等卒として戦場に送り込まれた杉本氏は、四面楚歌(しめんそか)をかいくぐって、もう一人の仲間と一緒に援軍を呼びにいったそうです。

ロシア兵二千人の包囲を縫い、五百人しか残っていなかった日本兵の元へ四千人の援軍を連れて帰って来る。

不可能に思われた任務を成功させた杉本氏は、極めて優れた武勲を立てた軍人に与えられる金鵄勲章(きんしくんしょう)を貰います。

 

上官を殴った杉元とは異なり、ちゃんと勲章と恩給を貰ったのは大きな違いですね。

もっとも作者は曽祖父からは名前を借りただけと明言しており、主人公の杉元は全くの別人として描いています。

人物のモデルは舩坂弘軍曹か?

どんなことがあってもタフに生き延びる杉元の不死身性は、はっきりとしたモデルがいるとは書かれていません。

ただ、第二次世界大戦で太平洋に送られた舩坂弘(ふなさかひろし)軍曹には、杉元と共通するエピソードがあります。

剣道の心得があり、銃剣を操るのも上手かった舩坂軍曹は、激戦地で目覚ましい活躍を見せました。

しかし次第に日本軍は追い詰められ、舩坂軍曹は自決を選ぼうとします。

が、何故か手りゅう弾は不発。

それならとアメリカ軍へ捨て身の突撃を試みましたが、なんと首を撃たれたのに生存。

 

戦後は書店を開き、戦没者の慰霊にも力を入れていたそうです。

もしかすると、杉元のキャラクターは、舩坂軍曹のこういった武勇伝から影響を受けたところがあるかもしれませんね。

 

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まとめ

今回は「“不死身”と呼ばれた男」杉元佐一について解説しました。

まとめると、

  • 作中でも言及されるほどのイケメン主人公
  • 意志が強く、上官相手でも敵とみなせば全く容赦しない性格
  • けれど、女性や子ども、お年よりには優しい一面も

作中では、

  • 金塊の秘密を握る少女であるアシㇼパと、深い信頼関係で結ばれた相棒に
  • 大金が必要なのは、戦場で犠牲になった親友に、昔好きだった幼馴染の今後を託されたから
  • 「ゴールデンカムイ」でも人間離れした戦闘力を随所で発揮

その強さについては、

  • 恵まれたフィジカルと不屈の精神力、異常に高い回復力が合わさった結果

モデルという点では、作者の曽祖父の名前を引き継ぎ、人物としては第二次世界大戦で戦った舩坂弘軍曹と共通点があります。

とにかくめちゃくちゃ強い印象がある杉元ですが、少女漫画が好きだったり、杉元をかばって死んだ寅次と、未亡人になった梅子のことを長く引き摺ったり、人間的な魅力がつまったキャラクターです。

作品の根底に「弱肉強食」と「故郷探し」がテーマになっていますが、時に爽快に、時に葛藤しながらアシㇼパたちと進む杉元の姿は、応援したくなりますよね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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