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ゴールデンカムイ都丹庵士は死亡それとも生きてる?モデルについても

ゴールデンカムイ

あるアイヌが隠した金塊を巡る争いがストーリーのメインとなる「ゴールデンカムイ」。

金塊の場所を示す地図は、なんと網走監獄の囚人の背中に刺青として彫られていました。

一人一人に書かれたそれぞれの地図は、作中で刺青人皮と呼ばれています。

「ゴールデンカムイ」には、そんな特殊な地図を背負った一癖も二癖もある囚人がたくさん登場しますが、その中でも渋くてカッコイイと人気がある都丹庵士(とにあんじ)。

ここでは、そんな都丹のモデルからストーリーでの活躍、生死について解説します!

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「ゴールデンカムイ」モデルなど都丹庵士の基本情報

硫黄山での硫黄採掘により失明した過去

都丹庵士は、網走監獄の囚人だった頃、苦役として硫黄山で硫黄採掘をさせられました(12巻第119話)。

かつては全道一の採掘量を誇った硫黄山ですが、そこでの苦役は過酷を極め、噴出するガスのために失明する囚人が続出。

都丹もまた視力を失いましたが生き残り、監獄に戻って刺青を入れられた後に脱獄します。

脱獄後は屈斜路湖周辺で山賊行為

硫黄山は既に閉山され、苦役も終わったはずでした。

しかし網走監獄の犬童典獄は、密かに鉱山の経営者に囚人を貸し出します。

秘密裏に働かされていた囚人は、口封じのためか硫黄山で始末されていました。

脱獄後の都丹は屈斜路湖の近くへ移り、そんな硫黄山から逃げてきた囚人たちを率いて盗賊団を結成。

山中に潜む「天狗の盗賊」として、通りかかる者や近くに住むアイヌから馬や金品などを奪っていました。

杉元たちと激しい銃撃

一方、金塊の手がかりとなる刺青人皮を求める杉元たちは、屈斜路湖近くのアイヌから盲目の盗賊団の話を聞きます。

白石は親玉に心当りがあり、そこで都丹と刺青の話をします。

盗賊団の活動時間は夜。ならば、日が出ている内に奇襲を仕掛け、刺青人皮を手に入れようと企む杉元たち。

まずは温泉で英気を養おうとしたところ、なんと逆に真夜中に盗賊団から奇襲を受けてしまいます。(20巻第120話)

 

目の見えない盗賊団にとっての最大の武器は「音」。

誰にとっても等しく視界が悪い夜中、不利なのは杉元たちの方。

全裸の男たちは、アシㇼパたちの機転に助けられつつ、何とか長い一夜を耐えるのでした。

土方陣営に加わる

杉元たちと都丹が膠着状態に陥った所に、土方歳三が現れます。

都丹は好き好んで盗賊になった訳ではなく、鉱山関係者と犬童典獄への復讐を目的にしていました。

メインではないものの、土方の目的の一つも犬童。

土方は都丹と杉元たちの間を仲裁し、都丹を自らの陣営に引き入れます。

 

都丹と土方は、元より面識がありました。

利害が一致し、知った仲でもあるので、都丹にとって土方陣営に入ることに不利益はなし。

杉元たちも都丹の背中に彫られた地図を写せるので、円満解決です。

暗闇という条件はありますが、杉元たちとほぼ互角に戦える実力。盗賊とはいえ、集団を率いる能力。

土方陣営が都丹を仲間にしたがる理由も分かりますね。

モデルはマカロニウエスタンのトニー・アンソニー

悲劇的な過去と、強い復讐心。強盗を働きながらも無関係の人々の命はとらない。

元囚人ではありますが、都丹には渋い魅力がありますよね。

そんな彼のモデルはマカロニウエスタンのスター、トニー・アンソニーだと言われています。

マカロニウエスタンとは、1960年頃から流行した西部劇作品の呼び名。

制作側にイタリア人が多かったことから、イタリアの代表料理をとって「マカロニウエスタン」、あるいは「スパゲッティウエスタン」と呼ばれています。

 

その名優で知られるトニー・アンソニーが主演を務めたのが『盲目ガンマン』。

文字通り盲目の腕利きガンマンが主人公で、都丹と重なります。

映画ではそこまで主人公の渋さが打ち出されてはいないものの、都丹には時にジョークを飛ばすお茶目な面があり、ここも共通点があるように感じます。

 

都丹庵士(とにあんじ)は死亡それとも生きてるのか

都丹庵士は、何度か命の危機に晒されます。

硫黄山での苦役の他、雪崩に巻き込まれたり、五稜郭での戦いで銃弾を受けたりしました。

結論から言えば、都丹は五稜郭で落命。

しかし振り返ると、命の危機の影にはいつも都丹の恩人がいました。

最後の戦いまで、都丹の活躍を解説します。

有古・菊田と戦い雪崩に巻き込まれる

土方一派に加わった都丹は、登別の温泉宿で按摩をやっています(20巻第193話)。

登別の宿は、第七師団の御用達。

屈斜路湖でも同じだったのですが、按摩は表の顔。

今は仕入れた第七師団関連の情報を、裏で土方に流していました。

 

ある時、師団の一員である有子や菊田たちが泊まりに来ます。

情報源を得るにはあまりにも正体に近づきすぎている二人を、都丹は手下を率いて始末することに。

しかし菊田の奇策により視界を奪う作戦が失敗し、宇佐美の師団側への助太刀もあり、苦戦します。

雪山に追い詰められた都丹は、地の利を知り尽くしたアイヌである有古によって罠にかけられ、雪崩に吞まれてしまいました。

207話で再登場

命運尽きたと思われた都丹ですが、実はまだ生きていました(21巻第207話)。

雪崩の後、都丹に息があることを確認した有古は師団へ連れ帰ろうとします。

そこを土方が引き留め、都丹を解放させ、有古の第七師団に対する造反を誘いました。

本当は有古が裏切ることを師団は読んでいたのですが、都丹の命は助かりました。

 

実は、土方のおかげで都丹が命拾いしたのはこれが最初ではありませんでした。

土方たちと網走監獄に乗り込んだ後、都丹は宿敵の犬童典獄に襲われて気を失います(14巻第134話)。

都丹の銃声に気づいた土方は、犬童と戦い勝利。結果的に都丹を助けました。

杉元戦と犬童戦、雪崩で計三度、都丹は土方に窮地を救われたのですね。

五稜郭で土方をかばい死亡

そんな都丹は最後まで土方陣営に残り、五稜郭の戦いに参加します。

兵力の差で圧される土方たち。

土方に付き従う都丹も奮戦しますが、優勢とはとても言い難い状況。

銃撃や手りゅう弾、轟音が響く中、第七師団の二階堂が土方を狙っていることを、都丹は彼の全てである耳で拾ってしまいます。

咄嗟に土方を突き飛ばした都丹は、土方をかばったことにより被弾。

負傷した都丹は土方を先へ進ませ、自分は残って橋を守ることを選びます。

 

けれど、第七師団の勢いは止められず。

力尽きた都丹は一人、静寂の中へ。

元より争いから生まれる騒音を嫌っていた都丹。

盗賊も喜んでやっていた稼業ではなく、本当は荒事を避けたかったのかもしれません。

恩人の盾となり散った都丹の横を、兵士が走って行きます。

騒音からようやく解放された都丹と、未だ続く戦いの描写が対照的でした(30巻第294話)。

 

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まとめ

ここでは「ゴールデンカムイ」に登場する「暗闇に生きる復讐者」都丹庵士について解説しました。

都丹の過去は

  • 網走監獄の元囚人で、金塊の地図の一部である刺青が背中に彫られている
  • 囚人の頃、硫黄採掘の苦役をさせられ両目を失明
  • 他の囚人たちと同様に網走監獄を脱獄

脱獄後は

  • 同じ盲目の脱獄囚たちを率いて山賊に
  • 屈斜路湖の近くで、刺青人皮を狙う杉元たちと戦闘に
  • 土方の仲裁で、土方陣営に加わる
  • 犬童や第七師団と戦い、危機一髪のところを土方に数度救われる

最後は

  • 五稜郭で、命の恩人である土方をかばって死亡

余談ですが、作者によると都丹のイメージはフクロウとのこと。

西洋ではよく賢さのシンボルとされる鳥で、都丹の一歩引いた思慮深さや落ちつきは、ここからきているのかもしれませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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