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聲の形/西宮はなぜ石田を好きになった?いつ好意を持ったかについても

聲の形

「聲の形(こえのかたち)」は、聴覚障がいを持つ西宮硝子と、彼女をいじめていた石田将也が、再会をきっかけにそれぞれの過去と向き合い、成長していく姿を描いた物語。

描かれる石田と西宮の関係は、いじめとその贖罪が中心にありますが、物語が進むにつれて西宮が石田に抱く感情が変化していきます。

かつての加害者に対する感情がなぜ愛情へと変わったのか?

その転機となった瞬間はどこにあったのでしょうか?

この記事では、西宮はなぜ石田を好きになったのか、いつ好意を持ち始めたのかについて考察し、解説していきます。

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「聲の形」西宮はなぜ石田を好きになった?

小学生の時に西宮は石田からいじめを受けていた

小学生の時に西宮は、石田からいじめを受けていました。

聴覚障害を持つ西宮を珍しく思い、毎日が暇だった石田は西宮の事をいじめ初め、次第に面白さを見い出す事にー。

いじめはエスカレートし、補聴器を耳から無理矢理取り上げ、怪我をさせたり、補聴器を170万円分も壊したりしました。

石田と取っ組み合いのケンカをしたことも

西宮は石田と取っ組み合いのケンカをしたことも。

西宮へのいじめが露呈し、今度は石田がいじめられ初めた頃にケンカは起こります。

島田達と喧嘩し、顔など怪我だらけで倒れているところに、石田の顔をハンカチで拭ってあげる西宮。

親切ぶったその態度が気に食わない石田は、西宮を押しのけます。

「言いたい事あんなら言えよ!ヒキョーなんだよ。先生味方につけて!腹の底の事言った事あんのかよ」と言われた事に西宮も腹が立ったのか、石田の顔にビンタ。

やり返す石田に西宮は「てゆ。ほりぇてもがんばってう。(これでもがんばってる)」と言葉で返します。

そして地面に押し付けられる西宮ですが、負けずに足で蹴り返し、指を噛んだり叩いたり取っ組み合いの喧嘩に。

その後西宮は、転校しました。

クラス裁判で断罪された石田はカースト最下位に

クラス裁判で断罪された石田はカースト最下位になりました。

まず、先生から全て石田のせいに仕向けられ、植野には、「石田はからかっていた」と言われ、川井にも「女子は石田に注意していた」と言われ。

挙句の果てには仲が良かった島田達にまで「石田にやめとけって言ったけど聞かなかった」と言われ、裏切られた石田。

 

そこから、いじめの標的は石田になり、ノートなどを池に捨てられたり、上靴を捨てられたり、殴られたり数々のいじめを受けます。

最近の風潮的に、いじめられている子は自然とカースト最下位になるのはこの世の中の仕打ち。

石田達が西宮にしたいじめより、みんなが石田にするいじめの方がひどい気がしました。

因果応報でやったらやった分、倍になったら返ってくるとも言いますから、それが存分に発揮している物語となっていますね。

高校3年になり西宮と石田は再会

高校3年になり、西宮と石田は再会。

昔の事を全て精算して死のうと考え、西宮がいる手話教室に筆談ノートを返しに行く石田。

そこで西宮と出会いますが、すぐに走って逃げられてしまいます。

階段を降り、しゃがみ込んでいる西宮に追いついた石田は、手話でノートを返すことに。

西宮は石田が手話ができる事にとても驚いていました。

ここで石田は、「友達になれるかな?」とつい思っていることを口に出してしまい、恥ずかしがります。

そこで泣き出す西宮。

 

石田は、「泣かないで泣かないで。友達になってくれませんか?」ともう一度しっかり言いました。

その後も、友達になっていいのかと自問自答しながらも、石田は西宮と一緒に鯉にエサをあげに行くためにパンを持って行ったりして、何度も手話教室に通います。

献身的に尽くしてくれる石田に西宮は好意を持ったと考察

こうして、献身的につくしてくれる石田に西宮は好意を持ったと考察します。

石田は西宮に対し、自己犠牲も構わず何でもしてあげるように。

彼女とコミュニケーションをとろうと、心の距離を縮めようとしたり、周囲の人間が西宮を責める場面でも必死にかばってもいました。

反省し、一生懸命に償う姿はとても伝わってきましたよね。

自分のためにここまでしてくれて、西宮みたいにまっすぐで優しい人間ならば、石田の事も好きになってしまうのでしょう。

自分をいじめていた男子を好きになるかという疑問は残る

しかし、自分をいじめていた男子を好きになるかという疑問は残りますね。

いじめていたようなクズ人間ですから、どれだけ石田のように必死に謝罪されても、献身的にされても、「何か裏があるのでは?」とか「今更何?」って思っちゃいます。

いじめられた側は恐怖、あるいは腹立たしい思いがあることを考えると、西宮は強い人間なのかもしれませんね。

 

気にしない性格なのか、割り切っているのか、合わせているのか、良いように言えば自分を強く持っていて、優しくて、誰のことでも理解しようとし、思いやれる人間。

西宮の場合は後者でしょうね。

しかし、この問題は難しいところもあり、いくら強いと言っても本当に細い糸のようなものが貼っているだけのようなもの。

糸が切れてしまえば、西宮のように死に走っていってしまうので、周りの人間も大変で、たくさんの人に目を向けてもらい、話を聞き自分のできる事はしてあげること、気をつけて見てあげる事が必要ですね。

 

「聲の形」西宮はいつ石田を好きになった?

石田が川に飛び込んだときに印象が変わったのでは

具体的には、石田が川に飛び込んだときに、西宮の石田への印象が変わったのではないかと思われます。

改めて石田は、橋の上で西宮に筆談ノートを返すことに。

西宮がめくって中身を見ようとするので、過去のいじめの場面をまた見て欲しくない石田はそのめくる手を遮ってしまいます。

その瞬間ノートは川に落ちてしまい、石田が飛び込んで取りに行こうとしたら、それより先に躊躇なく飛び込む西宮。

一緒に川の中に入り、結果的にノートを川の中で見つけたのは石田でした。

一生懸命大事なノートを見つけた事は、「あの頃とは違う」と石田が変わった事を示せた瞬間ですよね。

この行動がきっかけで、西宮は石田へのイメージが変わって行き、恋心にと変わっていくのではないかと考えられます。

ゆずるとケンカしたときには西宮は石田に好印象を持っていたのでは

西宮が妹・ゆづるとケンカしたときにはもうすでに、石田に好印象を持っていたのでしょう。

先程、石田が川に入って筆談ノートを見つけ出してくれたと言いましたが、実はその光景をゆづるは、遠くから見ていました。

石田の事を良く思わないゆづるは、「石田が入ってはいけない川に入った」と悪くネットに写真を投稿し拡散。

学校を停学にまで追い込みました。

 

それに怒った西宮はゆづるとケンカし、その結果ゆづるは家出。

公園でボロボロの状態で寝ていたゆづるを、姪っ子のマリアと遊んでいた石田が発見。

見かねた石田は、何もわからぬまま、自分の家に連れ帰ってご飯を食べさせて泊まらせてあげ、翌日西宮の家に送り届けました。

この一連の流れで更に石田に感謝し、妹までにも優しい石田に更に好意を抱く事となったのでしょう。

その後次第に恋愛感情を持つようになったと考察

その後、次第に恋愛感情を持つようになったと考察します。

今までの出来事で、西宮が好きになっていく過程には

  • 自分のために手話を覚えてくれたこと。
  • 筆談ノートが川に落ちてしまった時、飛び込んで見つけてくれたこと
  • 友達ともう一度引き合わしてくれたこと
  • いつも自分をかばってくれるところ
  • 結弦を助けてくれたこと
  • 自殺しようとしたことを助けてくれた
  • 映画を一緒に作り仲間に入れてくれた(漫画版)

などがあります。

西宮をいつも1番に考える石田に惹かれる気持ちはわかりますね。

この恋愛が成就するかどうかは、描写にはありませんでしたが、これからも一番に何でも言い合えて、支え合い、分かり合える関係になっていって欲しいですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「聲の形/西宮はなぜ石田を好きになった?いつ好意を持ったかについても」でした。

「聲の形」西宮はなぜ石田を好きになった?

  • 再会後、献身的に尽くしてくれる石田に西宮は好意を持ったと考察
  • ただし自分をいじめていた男子を好きになるかという疑問は残る

西宮はいつ石田を好きになった?

・石田が川に飛び込んだときに印象が変わったのでは
・ゆずるとケンカしたときには石田に好印象を持っていたのでは
・その後次第に恋愛感情を持つようになったと考察

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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