「となりのトトロ」は、母親が病気で入院中のため、田舎に引っ越してきた姉妹サツキとメイが、森の中で出会う神秘的な生き物トトロとの交流を通じて、家族の絆や自然の美しさを感じる物語。
しかし登場人物であるさつきとメイのお父さんに対して「クズで嫌い」といった意見が寄せられることもあります。
お父さんは家族を支えようと努力しているものの、育児や家事において不十分だと感じるシーンも多く、彼の役割に対する批判が集まっています。
この記事では、お父さんが「クズで嫌い」と言われる理由や育児放棄とされる点について考察し、お父さんの本当の姿を解説していきます。
目次
となりのトトロ/お父さんがクズで嫌いと言われる理由
宮﨑駿監督作#となりのトトロ
🌻今夜9時🌻今夜のお風呂はトトロ前?トトロ後? pic.twitter.com/Zmg9CeTZSb
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 23, 2024
幼いメイからすぐに目を離してしまう
となりのトトロのさつきとメイのお父さんは、幼いメイからすぐに目を離してしまうシーンが、多数存在。
新しい家に引っ越してきたばかりの時、お父さんは、荷物の整理や仕事に追われていて、サツキやメイの事を見ていません。
メイがトトロに出会う際も、一人で森の中へと入って行ってしまいましたよね。
メイが行方不明になるシーンでも、お父さんはメイに気を配れていない描写が。
メイが「お母さんに会いに行きたい」と強く願いながら一人で病院に向かう途中で迷子になってしまうのですが、父親はその危険性を察知できません。
この点が「目を離しすぎ」と感じられ、視聴者に対して父親としての役割が果たせていないように見える理由の一つです。
さつきに家事をやらせすぎる
さつきに家事をやらせすぎる場面もありますよね。
お父さんが寝坊してお弁当を作れず、さつきが代わってみんなのお弁当を作っていました。
メイのお世話もほとんどさつきがしていて、心配するのもいつもさつきの方。
そんな場面から視聴者は、「さつきに家事をやらせすぎ」「もっとお父さんがやるべきでは?」などという意見が多く寄せられるのです。
隣のおばあちゃんに頼りすぎ
トトロのおばあちゃん
亡くなったひいばあちゃんに似てる
#ババア無しでは成り立たない映画 pic.twitter.com/2tYtTslLQW— けちょす (@sawa_t08) August 15, 2024
視聴者からは、お父さんは、「隣のおばあちゃんに頼りすぎている」との意見もあります。
さつきとお父さんはそれぞれ忙しくしており、メイの面倒を見る時間が十分にないので、おばあちゃんに頼る場面が多いため。
サツキが学校に行っている間、おばあちゃんがメイの世話をしていますよね。
メイが行方不明になった際も、おばあちゃんは地域の人たちと共に捜索に協力してくれました。
おばあちゃんの行動力や親身な対応が、草壁家を大いに助けてくれる存在。
よほど、おばあちゃんに信頼を置いているのか、深く考えれば考える程、現代では考えられないくらい放置しているような気もしますが・・・。
しかし、昔はこうしてご近所同士でよく助け合ったものなのでしょうね。
12才の娘とお風呂に入るお父さんはきもい
宮﨑駿監督作#となりのトトロ
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「12才の娘とお風呂に入るお父さんはきもい」との意見も。
娘側の意見からすれば、きもいと思う方もいるようですが、今の時代でも、一緒にお風呂に入る家庭もあるのではないでしょうか。
この時代は、昭和の時代であり、家族みんなで一緒にお風呂に入るのは一般的だったそうです。
そのため、受け取り方は文化や個人の価値観によって異なる可能性がありますね。
とにかく頼りない
「とにかく頼りない!!」と厳しめの意見もあります。
先程上記の「さつきに家事をやらせすぎる」でも記した通り、お父さんが寝坊してしまい、お弁当を作り忘れる場面。
この日はサツキが新しい学校に初めて登校する大事な日で、家族全員のお弁当だけでなく朝食も作っていました。
あろう事かお父さんはそのお弁当をメイに食べさせることを忘れてしまいます。
母親の病院へお見舞いに行く際には、道を間違えそうになりサツキに指摘される場面も。
これらのシーンは、お父さんの抜けていて頼りない面が強調されていたことは確かです。
「となりのトトロ」さつきとめいの父親は育児放棄?
おとうさん「メイはきっとこの森の主に会ったんだ。それはとても運がいいことなんだよ。でも、いつも会えるとは、限らない」#となりのトトロ #金曜ロードショー #夏はジブリ pic.twitter.com/aiMITSQUWD
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育児放棄ではないと考察
お父さんは、育児放棄ではありません。
なぜなら、子育てに不慣れなだけで、お父さんなりに頑張っている点が伺えるから。
誤解されがちですが、現代のお父さんにもよくある性格、行動なだけであり、子供の事を考えていないわけではないのです。
以下にお父さんが勘違いされる点をまとめました。
- 不慣れなため子供の行動がわからない
- 子供だから当然と思っている
- 楽観的
- 少し天然なところもある
などが悪く映りがち。
娘視点、親視点で見る立場が違うと解釈の違いは表れるかもしれませんが、実際は、優しくて、穏やかな良いお父さんである事は間違いありません。
妻が入院中に子どもたちの面倒をよく見ている
おかあさん「あの子たち、見かけよりずっとムリしてきたと思うの。サツキなんか聞き分けがいいからなおのことかわいそう…」#となりのトトロ #金曜ロードショー #夏はジブリ pic.twitter.com/BVC5Yne1zS
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妻が入院中に子供たちの面倒をよく見ていると思われます。
子供たちを安心させ、楽しませてあげる事も育児の1つ。
一緒にお風呂に入ったり、森に行きトトロの話も聞かせてくれたり、一緒に楽しみ、笑い合うシーンも多々ありますよね。
筆者的には木にお礼を言って「家まで競走!」がとても楽しそうで印象的でした。
お父さんは、日常的なサポートの面ではサツキに頼りがちで、不十分に感じられることもありますが、彼の育児に対する姿勢は優しく思いやりがあるものです。
精神的に家族を支えている
お父さんは、周りの協力を得る一方で、精神的に家族を支えており、困難な状況に対してもいつもさつきやメイにポジティブな姿勢で接していますよね。
メイのトトロを見た話も嘘だと思わず、ちゃんと話を聞いてくれて話をしてくれていました。
病院から電報が来てさつきが慌てて電話をかけてきた時も、冷静に対処し、「大丈夫だよ。」とこれ以上心配しないようにしています。
子供達を安心させる、悲しませない、これは、お父さんにしかできない役割ですよね。
何より家族を大切にしている
何より家族を大切にしています。
まず、お父さんはお母さんの療養のために自然豊かな田舎に引っ越すことを決断。
家族全員が健康的な環境で過ごせるようにとの配慮からです。
また、彼は仕事で忙しい中でも、娘たちと一緒に過ごす時間を大切にし、彼女たちの成長を見守る姿勢を示しています。
さらに、お父さんは娘たちに自由を与え、彼女たちの冒険心を尊重。
サツキやメイが自然の中で遊ぶことを許し、彼女たちが新しい環境に慣れるのをサポートしています。
これらの行動を通じて、お父さんは家族の絆を深め、家族全員が安心して暮らせるよう努めていますよね。
結果的に、子供たちが楽しそうで、家族みんな幸せそうならそれで良きです。
まとめ
おとうさんの声を担当しているのはコピーライターの #糸井重里🗣️さん。声のイメージは「子どもと友達でいられるおとうさん」。「#トトロ」&「#火垂るの墓」で初めてジブリ映画のコピーを担当することになった糸井さんは最初「このへんないきものは、もう日本にはいません。たぶん。」👉続く pic.twitter.com/kSjpHxVQsH
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いかがでしたでしょうか。
『トトロ/お父さんがクズで嫌いと言われる理由は?育児放棄なのか考察』でした。
となりのトトロ/お父さんがクズで嫌いと言われる理由
- 幼いメイからすぐに目を離してしまう
- さつきに家事をやらせすぎる
- 隣のおばあちゃんに頼りすぎ
- 12才の娘とお風呂に入るお父さんはきもい
- とにかく頼りない
さつきとめいの父親は育児放棄?
- 育児放棄ではないと考察
- 妻が入院中に子どもたちの面倒をよく見ている
- 精神的に家族を支えている
- 何より家族を大切にしている
最後まで読んでいただきありがとうございました!