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もののけ姫の黒幕はヒイ様?アシタカを追放した理由についても

もののけ姫

1997年に公開されたアニメ映画「もののけ姫」。

宮崎駿監督が製作した、日本が舞台の和風ファンタジー物語です。

もののけ姫のストーリーの序盤で重要な意味を持つのが、主人公・アシタカの故郷の村のまとめ役である「ヒィ様」。

物語を見た視聴者からは、「もうこの物語の黒幕ってヒィ様なんじゃないの?」と言われているのです。

今回の記事ではヒィ様がどのような人物なのか?

ヒィ様が黒幕だといわれている理由について解説していきますね。

是非最後までお付き合いください!

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「もののけ姫」ヒイ様とは?

 

 

 

 

蝦夷(えみし)の隠里の巫女

ヒィ様は、アシタカの生まれ故郷である蝦夷の隠れ里で巫女を務めている人物。

アシタカの村は縄文時代から続く文化を受け継いでいて、シャーマニズムを信仰しています。

シャーマニズムとは日本古来の自然を神として信仰する考え方です。

シャーマニズムにおいて、巫女というのは重要な役目を持つ人物。

自然の声を人々に伝えるのが巫女の役割であり、人と神をつなぐ存在だといえるのです。

この説明だけで、アシタカの村のように自然とともに生きている人たちにとって、巫女という存在が如何に重要なのかを理解してもらえるのではないでしょうか。

ヒィ様は占いやまじないを行い、、村を導いていますが、残念ながらアシタカにかけられたタタリ神の呪いを解くほどの力は持っていないようですね。

村のまとめ役でもある

ヒィ様はアシタカの村の宗教的な指導者であり、村のまとめ役を務めているようでした。

アシタカの村では長と呼ばれる人物が登場しなかったので、ヒィ様が代理として長のような立場にいる可能性も。

シャーマニズムの社会においては、巫女のような立場の人物が宗教的な指導者として村をまとめるのは珍しくないと考えられます。

アシタカが次の長になる予定だったようなので、先代の長はすでに死亡している可能性が高いですね。

アシタカの直系の先祖の可能性も

ヒィ様がアシタカの先祖である可能性もあります。

ヒィ様の見た目は完全におばあちゃん。

実年齢はわかりませんが、70歳くらいなのではないでしょうか。

アシタカたちのような生活をしていれば、平均寿命は短いと想像できます。

ちなみに縄文時代の平均寿命は31歳くらい。

ヒィ様はとんでもなく長生きしていることになりますね。

まだ若いころの、巫女になる予定だったヒィ様が、長の家系の人間と結婚し、子供が生まれていた可能性は高いと考えられます。

ちょうどアシタカとカヤのように、ですね。

そうすると、ヒィ様がアシタカの直系の先祖である可能性もあるわけです。

年齢差を考えると、ヒィ様はアシタカの曾祖母か、曾々祖母にあたるのではないでしょうか。

アシタカを西へ行くよう命じたのはヒイ様

タタリ神の呪いを受けたアシタカは、掟に従い村から追放されることになります。

アシタカに、村から出た後に西に向かうように命じたのはヒィ様でした。

つまり「もののけ姫」の物語にアシタカが登場するきっかけはヒィ様なのです。

だからヒィ様が黒幕だといわれているわけですね。

 

アシタカを村から追放したヒイ様は黒幕?

ヒイ様がアシタカを西に行かせた理由

ヒィ様がアシタカを西に行かせたのにはなぜなのでしょうか?

作中では、「西で不吉なことが起こっている。西に向かい、曇りなき眼で見きわめれば、呪いを断つ道が見つかるやもしれぬ」と言っていましたね。

つまり呪われた原因は西にあるから、西に行って原因を調べれば呪いが解けるかもしれないよ、と助言したわけです。

ですが、他にも「西」に向かわせた理由があったのではないでしょうか?

次は、その理由を考察していきましょう。

タタリ神になるアシタカを村から追い出すため

まず最初に考えられるのが、タタリ神の呪いを受けて、自らがタタリ神になってしまったアシタカを村や村の周辺から追い出したかった、という理由です。

アシタカの村の正確な所在地は語られていませんが、蝦夷(えみし)と呼ばれた人々の勢力圏は、もともと関東地方と東北地方。

推測ですが、関東地方や東北地方には、アシタカたち以外にも、蝦夷の隠れ里が存在していた可能性があります。

北にある北海道にも、蝦夷が逃げ延びている可能性が高いのです。

 

日本の地図を見てもらえれば理解できるでしょうが、アシタカが東北か関東から旅立ったとすると、他の蝦夷に迷惑がかからないのは、西しかありません。

だから西に行くように言った、というのは納得できる理由です。

朝廷への復讐のため?

次に考えられるのが、朝廷への復讐のために西へ送り込んだ、という理由です。

タタリ神となった者は、異常な怪力を発揮します。

アシタカを見ればわかりますね。

そして同時に、タタリ神となった者は遠からず死ぬ運命。

どうせ死ぬのならば、怨敵である朝廷に、タタリ神の力で復讐してこい。

ヒィ様の言葉には、そういう意味も含まれていたのかもしれません。

長になるはずのアシタカを追放する必要はあったのか?

ですが、いずれ長になるはずの重要人物であるアシタカを村から追放する理由はあったのでしょうか?

村には「タタリ神となった者を追放する」という掟が。

タタリ神となった者は怪力を発揮し、いずれ死亡します。

作中のアシタカには、痛みや苦しみを感じている描写もありましたね。

推測ですが、アシタカより前にタタリ神となった人物は、死への恐怖に耐えきれずに錯乱し、タタリ神の力で暴れまわったのではないでしょうか。

その結果、タタリ神となった者を追放するという掟が出来たのだとすると、納得がいきますね。

 

まとめ

今回の記事では、ヒィ様がどのような人物なのか、そしてヒィ様が黒幕だといわれている理由について解説しました。

  • ヒィ様は、アシタカの村の巫女で、村のまとめ役を務めている
  • アシタカを西に行かせたのはヒィ様なので、ヒィ様が物語の黒幕であるといえる
  • ヒィ様がアシタカを村から追放したのは、タタリ神となったアシタカを村の周囲から遠ざけるため

ヒィ様は、もののけ姫の物語のきっかけとなった重要人物です。

ヒィ様の「西へ向かえ」という言葉から、物語が始まっているのですから。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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