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「イエスタデイをうたって」名言・格言まとめ!心に残る言葉も合わせて

イエスタデイをうたって

冬目景さん作の恋愛マンガ「イエスタデイをうたって」。

2020年4月からはアニメ放送も開始され、話題になっています。

この作品には恋愛だけでなく、人生においても役に立ったり考えさせられる言葉がしばしば登場します。

この記事では「イエスタデイをうたって」に登場する名言や格言。

また名言とまでは言えなくても心に残る言葉をご紹介します。

1巻から順にご紹介していきます!

 

目次

「イエスタデイをうたって」名言・格言まとめ!心に残る言葉も合わせて

何か一生懸命な自分ってのはカッコワルイと思ってん?(1巻85ページ・木ノ下)

なんか・・・人生逃げ腰だねーオマエ。

何かヒクツになってるよーに聞こえるぜ。

それとも何か一生懸命な自分ってのはカッコワルイと思ってん?

そうやって逃げ道作ってるだけじゃねーの?

どー転んでも自分が傷つかないよーにさ・・・

リクオはずっと榀子のことが好きでした。

卒業式の日に告白しようとしますが、そのタイミングを逸してしまいます。

卒業後、榀子が目の前に姿を現しても本心を伝えられずモヤモヤしたままでした。

そんなリクオの様子を見た木ノ下が発した言葉です。

たしかにリクオはかっこつけて逃げ道を作っていました

それに対してこの作品の中で逃げ道を失くして行動したのがハルでした。

メジャーデビューできずに中途半端に音楽を続ける木ノ下ですが、まれに興味深いことを言うところが作品に面白さを与えていました(笑)。

”社会のはみ出し者”このフレーズに酔っているだけだ、俺は・・・(1巻86ページ・リクオ)

本当は”社会のはみ出し者”このフレーズに酔っているだけだ、俺は・・・

就職しないのも好きな女に打ち明けないのも、何らかの結果が出て傷つくよりも、結果を曖昧にして自分の体裁を守ってるだけなんだ。

前の木ノ下の言葉を受け、リクオは思い切って榀子に告白します。

榀子のもとへ向かう時のリクオの心の声がこれ。

前向きでちゃんとしている榀子に対して、リクオは就職もしない”社会のはみ出し者”。

彼は明らかに卑屈になっていましたし、斜に構えていたとも言えます。

そんな自分でもいいとも思っていました。

物事に正面からぶつかるより、そのほうが楽だから。

でも木ノ下にきつい言葉を言われたことで思い切った行動に出ます。

結果は玉砕でしたが、見ていて清々しかったです。

傷ついてもいいから行動を起こすことが大事なことがわかります。

その後リクオとずるずると関係を続ける榀子の態度にはムカつきましたけど(笑)。

コイなんて錯覚じゃん?(1巻188ページ・ハル)

コイなんて錯覚じゃん?

一度錯覚したら何らかの結果が見えるまで止まんないんだと思う。

ハルが榀子に恋愛の勝負を申し込んだときの言葉。

恋は脳の錯覚という説があるそうです。

PEAというホルモン物質が分泌され、気持ちをドキドキさせることで脳内を恋愛モードにしてしまう物質だとか?

ハルがリクオに一目惚れします。

PEAが大量に分泌されたのかもしれません(笑)。

もし恋が脳の錯覚であればすぐに冷めることもあります。

でもハルは違いました。

結果が出るまで止まることはありませんでした。

物語の結末を知ってからもう一度ハルの言葉を見直すと、より心に染みる言葉だと感じられます。

恋愛に関係なく誰かを求めるってコトはさ・・・(1巻133ページ・ハル)

恋愛に関係なく誰かを求めるってコトはさ、見返りを期待してそれが叶わなかった時、裏切られた気持ちになるんだよね。

熱を出したハルが看病に来たリクオに発した言葉がこれ。

恋愛に限らず誰かに何かをしてあげた時、人はどうしても見返りを求めてしまうことがあります。

「なんで自分ばっかり」「なんで何もしてくれないの?」と不満が募ることも。

見返りを求めて何かをする人は、実は自分のためにやっていたり、自分がかわいいからやっているだけなのかもしれません。

ハルもこのあと「それってすごーい自分勝手だよね」と続けています。

逆に自分の中に相手に対する自然な愛情があれば、見返りを求めず相手を喜ばす行為を自然にできるものだと思います。

見返りを求めず「相手の喜びが自分の喜び」と思えるような恋愛ができればステキですし、そんな自分になれたら一層いいですね。

やっぱエールを送らにゃ、ガキの遊びから抜け出せなかった兄としては・・・(3巻24ページ・木ノ下)

ガキはガキなりに真剣に遊んでるからな。

やっぱエールを送らにゃ、ガキの遊びから抜け出せなかった兄としては・・・

高校生の妹から自主制作映画の曲を依頼された木ノ下兄。

最初は渋っていましたが、結局はその曲を妹のために作ってあげます。

彼は高校の頃バイトをして買ったギターを弾いていた頃を思い出していました。

現在はメジャーデビューできず、バイトをしながら音楽を続けている木ノ下。

木ノ下もリクオと同じで”社会のはみ出し者”です。

メジャーデビューできなくても、こだわった音作りをしてさえいれば満足程度に考えているのかもしれません。

今後も音楽ではものにならず、いずれ足を洗う時が来るでしょう。

そんな経験をしてきた彼だからこそ、妹が真剣にやっていることに協力したいと思ったのかもしれません。

木ノ下の妹への愛情が感じられるいい言葉だったので取り上げました。

行くとこまで行かなきゃ、あたしはまた嘘つきになっちゃうんだよ(4巻214ページ・ハル)

途中でリタイアしちゃったらきっと後悔する。

最後まで”1番”になれなくても

行くとこまで行かなきゃ、あたしはまた嘘つきになっちゃうんだよ

湊の告白を断ったあとのハルの言葉。

ハルは思いがけなく出会ったリクオに一目惚れします。

リクオはフリーターで、好きな女に告白することもできない冴えないヤツです。

それでもハルは恋をしてしまいました。

リクオにとっては榀子が1番。

半周遅れでスタートしたハルが1番になれることはありません。

それでも自分に嘘をつかないためにその思いを貫き通します。

ハルの恋愛に対する考えがよくわかる言葉でした。

理屈じゃなくただもう彼女の傍にいたかったんだ(6巻79ページ・リクオ)

友達でもなんでもよかった。

一生手に入らなくても。

理屈じゃなくただもう彼女の傍にいたかったんだ。

リクオが学生時代の榀子の写真を見て物思いに耽るシーン。

リクオも榀子もそれなりに相手に対する気持ちはあるのですが、いかんせん草食系。

変に人生経験を積んでいることもあり、どうしても積極的になれません。

相手に遠慮したり、相手のことを好きな人に遠慮したり。

リクオは行動する前にあれこれ考えて、目の前にあるものを取りにいくことができません。

でも意外とこういう人って多いのかもしれません。

そばにいるだけじゃダメなんですけどね・・・

拒絶されたらもう前に進めない。あたしはそれが怖いんだ(6巻120ページ・ハル)

拒絶されたらもう前に進めない

あたしはそれが怖いんだ

「行くとこまで行かなきゃ」と心に誓ったハルですが、もう一歩リクオの懐に飛び込むことができません。

これまでは気軽にコンビニに会いに行けましたが、仕事場が変わったため会いに行くこともままなりません。

2番手という気後れもあり、もし踏み込みすぎて拒絶されたらどうしよう?という不安を抱えていたじきでした。

会えなかったら余計に不安にもなっていたようです。

片思いをしているとだれでもこんな気持になることはあるのではないでしょうか。

印象的なセリフだったのでここでご紹介します。

言うべき時にはっきり言わねばただの野暮だぞ(8巻139ページ・リクオの兄)

とくに女の子にはちゃんと言葉や態度で示してやらないと不安がって離れていく。

身に覚えがあるだろ?

俺もおしゃべりな男は好かんが、言うべき時にはっきり言わねばただの野暮だぞ。

リクオの兄がリクオを心配してかけた言葉。

名言と言うほどではありませんし当たり前のことなのですが、なかなかできないのがこれ。

実際にリクオは言うべき時に言わず、するべき時にしなかったため榀子とうまくいかなくなってしまいます。

思いはちゃんと伝えないといけませんね。

あとで悔いが残らないように。

星みたいなものかも・・・手が届かないんだけど、いつもそこにあって輝いている(9巻168ページ・ハル)

星みたいなものかも・・・

手が届かないんだけど、いつもそこにあって輝いている

月みたいに明るくないけど・・・

静かな光でそこにあることを教えてる

たとえ見えなくてもずっとそこにあって輝いてる

それだけでなんか幸せ・・・みたいな

雨宮にリクオの好きなところを聞かれて、ハルが答えた言葉がこれ。

個人的にはこれがこの作品に一番の名言と感じています。

リクオはハルにとって星なんですね。

でも10巻61ページからは

星は流れて誰かのもとに落ちた。

あるはずの無い大昔の光をあたしは見ている。

あたしの星は失くなった。

そしてもう二度と輝く事はない。

と失恋のショックを表現しています。

表現があまりにキレイだけど切ないですね・・・

自分もだれかの輝く星になれたらいい、と思えた言葉だったのでここでご紹介します。

居場所は自分で作らなきゃね。逃げてても待ってても見つからないよ(12巻164ページ・ハルの祖母)

居場所は自分で作らなきゃね。

逃げてても待ってても見つからないよ。

リクオと雨宮の間で心が揺れるハルは、大好きな祖母が住む伊勢に逃げるようにやってきます。

それでもまったく吹っ切れないハルにおばあちゃんが言ったのがこの言葉。

これ以前にもおばあちゃんはこんな事も言っています。

そんな中途半端な事じゃ、どこにも居場所なんて見つからないよ

このおばあちゃん、妙に鋭いところがあるんですよね(笑)。

ハルを連れ戻そうと東京からやってきた雨宮を見て、ハルが本当に好きなのはこの男じゃない、となんとなく気がついていたし。

自分の居場所は自分で見つける、自分で作るって当たり前のことなのですが、このおばあちゃんが言うことでより説得力が感じられました。

気の済むまで傷ついたほうがきっと前にすすめる(12巻191ページ・ハル)

あれこれ悩んでも結局辿り着く先はあたしのタマシイが求める場所。

このまま逃げてるより、つらくても淋しくても気の済むまで傷ついたほうがきっと前にすすめる

伊勢に逃避行してきたハルですが、ようやく自分の気持ちに整理をつけ、東京に戻る決意をします。

リクオは自分を待っていないけど、もう一度向き合う決心を固めたのです。

そのころリクオは、ハルを連れ戻すために伊勢に向かっていました。

負けると思いつつも、行動しない自分への戒めとして、挫折覚悟でハルに会いに行きます。

この直前にリクオは榀子と別れていました。

これまで考えるくせに行動せず、榀子と別れてしまった反省も込めて負けを覚悟でハルを迎えに来たのです。

1歩進んで2歩下がるというテンポでゆっくりと話しが進んできた「イエスタデイをうたって」。

ですが11巻(最終巻)では、新しい1歩を力強く踏み出す登場人物たちの力強い言葉があふれていました。

中でもハルの言葉が印象的だったのでここで取り上げました。

愚か者に幸あれ(12巻287ページ・莉緒)

呆れるね。

呆れ果てて怒る気も失せて、むしろ清々しいよ。

そこまで好きになれる人がいるなんて、なんかうらやましいわ。

愚か者に幸あれ。

イタリアの莉緒の元を離れ、東京の榀子のもとに帰る決心をする浪。

このとき浪は榀子がリクオと別れたことを知りませんし、榀子も浪が日本に戻ってくることを知りません。

浪が日本に戻り榀子と付き合い始めたとしても、榀子からは兄の代わりとしてしか見てもらえないかもしれません。

それでも東京に帰ることを決めます。

まさしく愚か者です。

でもこの物語で愚か者は浪だけではないかもしれません。

リクオ、榀子、ハルらはみな愚か者です。

莉緒の「愚か者に幸あれ」は「イエスタデイをうたって」のすべての登場人物に贈られた言葉のように感じられました。

まとめ

この記事では「イエスタデイをうたって」に登場する名言や印象に残る言葉をご紹介しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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