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「イエスタデイをうたって」はつまらないのか面白いのか?感想も合わせて

イエスタデイをうたって

「イエスタデイをうたって」は面白いか、つまらないのか?

アニメ放送が2020年4月開始ということもあり、気になるところだと思います。

この記事では「イエスタデイをうたって」の原作マンガに関しての口コミを調べ、面白いのかつまらないのか、その理由を解説していきます。

また私が全巻読んだ感想もご紹介します。

なおこの記事にはネタバレが含まれるのでご注意ください。

「イエスタデイをうたって」あらすじ紹介

「イエスタデイをうたって」は冬目景さん作の恋愛マンガです。

主人公は大学卒業後就職せずにコンビニでアルバイトするフリーターのリクオ。

大学卒業後半年経った頃、学生の頃から思いを寄せていた榀子がリクオの前に姿を現します。

リクオは榀子に告白しますが、榀子からは「友達でいたい」とあっさり断られてしまいます。

同じ頃リクオが働くコンビニに、カラスを連れたハルという変わった少女が顔を見せるようになり、リクオに絡んでくるようになります。

ハルは榀子が副担任を務めるクラスの生徒でしたが、バーでのアルバイトがバレたことがキッカケで高校を中退していました。

やがて金沢から榀子を追うように幼馴染の浪がやってきてきます。

浪はリクオのもとにやってくると、挑むように「おまえ榀子の何なんだ」と聞いてきます。

同じ頃ハルは榀子にリクオを巡る恋の勝負を挑んでいました・・・

「イエスタデイをうたって」はこの4人を中心にした物語です。

なお「イエスタデイをうたって」というタイトルは忌野清志郎が率いたバンドRCサクセションの曲名から採られています。

「イエスタデイをうたって」つまらないという口コミとその理由を解説

設定がありえないから

バス停で1度会っただけなのに、恋愛になるはずがない。

現実をあまりに無視した設定でありえない。

「イエスタデイをうたって」は5年前にハルがたまたま見かけたリクオに一目惚れするという設定です。

たしかに現実にはあまりないことかもしれません。

その後5年間2人はまったく顔を合わせることもありませんし、5年後に会うと急に親しくなっていくということも不自然です。

現実に近い設定のマンガを期待する方には「つまらない」と感じるかもしれません。

苦しみや悩む様子の描写が足りないから

主人公が2人の女性の間で揺れ動く物語は基本的におもしろいです。

ただ登場人物の悩みや苦しむ様子の描写は足りないと感じました。

気持ちの細かい部分は描かなくても作品は成り立ちます。

でも読者の胸を打つのは悩みに立ち向かう登場人物のはずです。

単にあらすじだけを知りたいわけではありません。

登場人物の心理描写、とくに悩みや苦しみの描き方が足りない点を指摘している方がいました。

この物語の中心になる4人の人物が、自分の生き方や恋愛について深く考えるシーンがいくつもあります。

その描写が十分でないと感じる方は「つまらない」と感じるかもしれません。

特に普段から活字を多く読んでいる方はその傾向が強いかもしれませんね。

余計なキャラを登場させているから

物語の後半に雨宮が登場すると、リクオとハルの関係がさらにこじれます。

作者は狙って登場させているのでしょうが、同じような役回りを持つ湊という人物がすでに登場しています。

そのため雨宮はいらない、余計と感じる読者もいるようです。

そのためこの作品を「つまらない」と感じる人がいます。

話がなかなか進まないから

9巻まで買ってきましたが、これで買うのをやめます。

まったく展開が変わりません。

いい年齢の男女が思春期なみの精神で悩み続ける設定。

話が進まないのが苦痛になってきました。

「イエスタデイをうたって」をつまらないと感じる最も大きな理由は「話になかなか前に進まない」ではないでしょうか。

特に中盤はなかなか話が進みません。

ようやく動き出すのは9、10巻辺りからです。

話が進展しないことにイライラして、読むのをやめてしまった方も少なくありません。

連載マンガの掲載が中断していた期間があったこともあり、当時読んでいた人の中にはこのように感じる方は多かったようです。

「イエスタデイをうたって」面白いという口コミとその理由を解説

ここまで「イエスタデイをうたって」はつまらないという声とその理由を見てきました。

「つまらない」と感じる方はいましたが、「面白い」「よかった」という口コミのほうがずっと多いです。

ここからは「面白い」「よかった」など「イエスタデイをうたって」を評価する声をご紹介します。

心理描写がいい

この作品はリクオ、ハル、榀子、浪の心理を細かく描写しています。

セリフだけでなく、絵、心の声、回想シーンなどを使い方もうまいです。

特に悩む場面の心理はわかりやすく、それが物語に魅力を与えています。

私も読んでみましたが、同じ感想を持ちました。

ゆっくりと進む恋愛模様がいい

榀子がリクオに「ゆっくりと前に進もうと思うんだけど、それでもいいかな?」と言っているように、「イエスタデイをうたって」の恋愛はとてもゆっくり進んでいきます。

グダグダ感があると感じる人もいるかも知れませんが、それが心地よいと感じる人もいます。

劇的に物語が進まない分、逆にリアルで面白いと感じる方もいます。

登場人物たちがゆっくり変化していったり、恋愛が少しずつ進展する様をじっくり楽しみたい方は「面白い」と感じることができるでしょう。

登場人物に感情移入できて面白い

「イエスタデイをうたって」の登場人物に感情移入できるという方は多いです。

それが作品の魅力に繋がり、面白いと感じる方は多いです。

中心人物は4人ですが、例えば榀子一人を取り上げても、物語の前半と中盤、後半でかなりキャラが変わっていきます。

一度読んでからしばらくして読み返すと違う榀子に共感したり、以前は共感できなかった登場人物に感情移入したり、という方もいます。

感情移入できるキャラを見つけられた方には面白いと感じられるはずです。

「イエスタデイをうたって」管理人の感想

アニメ放送が始まるということで11巻を一気に読みました。

特に期待していませんでしたがかなり楽しめました。

まず作品の雰囲気がよかったですね。

設定が1990年代、ケータイもインターネットもない時代から始まりますが、セピア色のフィルムに収められたような暖かい雰囲気や絵がとても心地よかったです。

次に作中に登場する名言やキレイな表現がとても好きでした。

一番好きだったのはハルがリクオを表現したこのセリフ。

星みたいなものかも・・・

手が届かないんだけど、いつもそこにあって輝いている

月みたいに明るくないけど・・・

静かな光でそこにあることを教えてる

たとえ見えなくてもずっとそこにあって輝いてる

それだけでなんか幸せ・・・みたいな

他にもキレイな表現やなるほどと思わせる名言に触れられたのはよかったです。

さらに中心となる4人以外にお魅力的なキャラが多かったのもこの作品を面白くしてくれていました。

私が特に好きだったのはリクオのバイト先の先輩・木ノ下と、リクオの元カノの柚原チカ。

木ノ下とリクオのやりとりは結構笑えました。

また彼女が入るとそのバンドは必ず解散することから「破壊王」と呼ばれる柚原もよかったですね。

サバサバとした性格や料理上手なところも含めて、なんとも言えない不思議な魅力がありましたね。

物語後半で再登場したのはうれしかったです(笑)。

 

途中で榀子やリクオにイライラさせられたり、浪にムカついたりなどもありましたが全体としてはかなり満足。

しばらくして読み返したら、また違った楽しみができる作品かもしれません。

アニメではまた違った見せ方をしてくれることを期待しています。

まとめ

「イエスタデイをうたって」がつまらないと感じる理由は

  • 設定がありえないから
  • 苦しむ様子や悩む様子の描写が足りないから
  • 余計なキャラを登場させているから
  • 話がなかなか進まないから

「イエスタデイをうたって」がおもしろいと感じる理由は

  • 心理描写がいい
  • ゆっくりと進む恋愛模様がいい
  • 登場人物に感情移入できて面白い

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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