君の名は/三葉と瀧はなぜ泣いた?それぞれの涙の理由や意味を考察

君の名は

2016年公開の映画「君の名は」。

作中には、宮水三葉と立花瀧が涙を流すシーンがいくつもあります。

特に夢から覚めたときに涙を流すことが多いですね。

ふたりの主人公の涙には、もちろん意味があります。

ここでは三葉と瀧の涙に注目して、以下の3点について解説・考察します!

  • 2013年10月3日朝に宮水三葉はなぜ涙を流したのか
  • 2016年10月3日朝に立花瀧はなぜ涙を流したのか
  • 作品冒頭に描かれている三葉と瀧の涙の理由

 

2013年10月3日朝に宮水三葉はなぜ泣いたのか

作品中盤、入れ替わりが終わった同じ朝に、三葉と瀧が涙を流すシーンがあります。

まず最初に三葉が泣いた理由を解説します。

2013年10月3日朝に三葉が泣いたシーン

三葉が泣いたのは2013年10月3日の朝。

前日、瀧の体に入った三葉は、奥寺先輩と瀧のデートの予定を組みます。

三葉は瀧のスマフォに、「私が行きたいデートだけど、もし不本意にも瀧くんになっちゃったとしたら、ありがたく楽しんでくること」とメッセージを残していました。

 

そして朝起きて鏡の前に立った三葉の目から自然と涙があふれてきます。

このとき三葉は、「いいなあ、今ごろ2人はいっしょか」と言いながら、自分の髪を組紐で結んでいました。

なぜ三葉は涙を流したのでしょう?

三葉が泣いた理由:瀧のことが好きだと気が付いたから

三葉が泣いた理由は、自分が立花瀧のことが好きであることに気が付いたから。

これまでの瀧の様子や行動、周囲の反応から、三葉は瀧が奥寺ミキ先輩のことが好きであることを知ります。

そこで三葉は、瀧と奥寺先輩のデートをセッティングしますが、自分がデートに行けることを期待していました。

しかし翌朝起床すると、そこは自分の部屋。

奥寺先輩とのデートには、瀧本人が行くことになります。

そして三葉が鏡の前で身なりを整えていると、三葉の目からは自然と涙が流れてきます。

瀧と奥寺先輩が付き合うことになったらという不安

三葉の中には、「奥寺先輩とのデートに行けずに残念」という気持ちと同時に、「瀧と先輩が付き合うようになったらどうしよう!?」という不安もあったはず。

なぜなら、自分が瀧のことが好きだということを自覚したから。

それまではぼんやりとした気持ちしかなかったのに、三葉は10月3日の朝にはっきりと自分の気持ちを認識した、と思われます。

だから不安になり、自然と涙が流れたのだと考えられます。

三葉は瀧に会うために東京へ

瀧が好であることを認識した三葉は、瀧に会うために東京へ。

これまでの三葉からは考えられない行動ですが、それほどまでに瀧に会いたかったのだと考えられます。

しかし3年の時間のずれがあるため、三葉が会ったのは中学3年の瀧。

そして「お前、誰?」と瀧に言われてしまいます。

翌日、三葉が長い髪を切ったのは、瀧につれない態度を取られたからだと考えられます。

 

2016年10月3日朝に立花瀧はなぜ泣いたのか

ここでは2016年10月3日の朝に瀧が泣いたシーンを振り返り、その理由を考察します。

2016年10月3日朝に瀧が泣いたシーン

瀧が三葉の中に入り、宮水神社の御神体に口噛み酒を奉納した翌朝、つまり2016年10月3日の朝。

目覚めた瀧の目からは涙が流れていました。

10月2日、瀧は青く光る彗星の尾を見て、何かを思い出そうとしていました。

そして記憶を呼び起こそうとしたとき、おばあちゃんから「おや、三葉。あんた今、夢を見とるな」と言われます。

そして涙のシーンにつながっていきます。

瀧が泣いた理由:隕石落下により糸守が壊滅したことを思い出したから

2016年10月3日に目覚めたときに瀧が泣いた理由は、彗星の隕石の落下により糸守町が壊滅した、という記憶を取り戻したからだと考えられます。

2013年10月3日に隕石が落下し、糸守町に甚大な被害をもたらした、というのは大ニュース。

当時中学3年生だった瀧も、このニュースを目にしていたはずです。

 

ですが、入れ替わりが起こってからの瀧は、ティアマト彗星のことをすっかり忘れていました。

宮水神社の神の力により忘れさせられていた、と考えられます。

ティアマト彗星を見たことで記憶が呼び起される

10月2日に三葉の体で御神体が鎮座する場所に行き、自分の半分である口噛み酒を奉納。

そして夕方にティアマト彗星を見たことで、瀧の記憶が呼び起されます。

小説ではこのシーンを以下のように描写しています。

なにかを忘れているような気が、ふいにする。

目を細め、俺も西の空を探す。それはすぐに見つかる。

ひときわ明るい金星の上に、青く光る彗星の尾がある。

なにかが記憶の底から出たがっている。

そうだ、以前も、俺は、この彗星を

引用元:「小説君の名は」

こうして瀧に3年前の大災害の記憶が蘇ります。

犠牲者の中には三葉や四葉、おばあちゃんもいたはずです。

ふたたび大惨事が起ころうとしていた

三葉が生活する2013年では、ティアマト彗星による隕石落下が直前に迫っていました。

糸守町にふたたび大惨事が起ころうとしていたのです。

3年前の出来事を思い出した瀧は、三葉が死ぬことになると考え、自然と涙を流したのではないでしょうか。

「君の名は」作品冒頭での三葉と瀧の涙の理由は?

映画「君の名は」は、「朝、目が覚めるとなぜか泣いている」という三葉のナレーションから始まります。

泣いているのは瀧も同じ。

三葉と瀧の涙の理由を考察します。

作品冒頭での涙は入れ替わりが終わった後の涙

映画「君の名は」は、2021年の描写から始まります。

過去を改変した三葉と瀧は、隕石落下から糸守の人たちを救うことに成功。

三葉も死亡することなく生きています。

つまり作品冒頭での三葉と瀧の涙は、入れ替わりが終わった後の涙。

なぜ三葉と瀧は目覚めると泣いているのでしょう?

三葉と瀧の涙の理由:誰かを探しているのに思い出せない苦しみ

「朝、目が覚めるとなぜか泣いている」ときの涙とは、ずっと誰かを探しているのに、思い出すこともできず、出会うこともできない苦しみや辛さからくるものだと考えられます。

三葉と瀧は、隕石の落下から糸守の人たちを救うことに成功し、三葉も無事に生き延びます。

しかし、その後は入れ替わりが起こることなく、時間が経過。

この間にかつての記憶は薄れていきますが、自分の体と心の中に大切な何かが残っていたのだと考えられます。

でも思い出せないし、出会うこともできない。

そんな葛藤から、三葉と瀧は涙を流すことがあったのではないでしょうか。

だからこそ、ラストの再会のシーンに多くの人が心揺さぶられるのです。

 

まとめ

この記事では「君の名は」の宮水水はと立花瀧の涙の理由・意味について考察しました。

  • 2013年10月3日朝に三葉が流した涙の理由は、瀧のことが好きだと気が付いたから
  • 2016年10月3日朝に瀧が流した涙の理由は、隕石落下により糸守が壊滅したことを思い出したから
  • 作品冒頭での三葉と瀧の涙の理由は、誰かを探しているのに思い出せない苦しみのため

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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