「聲の形(こえのかたち)」は、耳の聞こえない少女・西宮硝子と、かつて彼女をいじめた少年・石田将也の再会を通じて、過去の罪と向き合い、赦しと成長を描いた感動的な物語。
そんな中、硝子を深く思いやり、守ろうとする妹・西宮結絃(ゆずる)が登場します。
ゆずるは、姉を守る一方で、不登校をするなど自分自身も大きな葛藤を抱えている事も判明。
しかし、
- 聴覚障害を持つ姉がいるためにいじめられるから不登校なのか?
- 家出した真の理由は何だったのか?
と少しわかりずらい描写がありましたよね。
彼女の不登校や家出といった行動は、表面的には突発的なものであるように見えるかもしれませんが、そこには家庭内での葛藤や、姉を巡るいじめの影響が色濃く反映されている可能性も。
この記事では、ゆずるの不登校の原因や、家出の理由について詳しく解説していきます。
目次
「聲の形」ゆずるの不登校はいじめが原因?
聲の形の流行りに乗っかりますけど
僕の推しはゆずるくんです
カメラ構えるとこイケメンだし
野暮ったい感じなのに
中身は繊細ってとこが好きですこれでおちんちんが生えてたらなぁ… pic.twitter.com/7jiNITWFBy
— Sasaki りゅりゅ ryu2 (@hagiwara_ryuryu) August 29, 2018
ゆずるは西宮硝子の3つ下の妹
ゆずるは、西宮硝子の3つ下の妹。
中学生ですが不登校で、少年のような外見を持っていて、姉の硝子を心配し、いつも硝子の世話をしています。
しかし内面には複雑な気持ちを抱えているゆずる。
周囲に対して強く振る舞っている一方で、自分の感情に揺れ動かされることもあります。
障害者の姉を守るために様々な手段を取っている
ゆずるは、障害者の姉を守るために様々な手段を取っています。
硝子を深く愛しており、彼女を守るために髪を短く切り、一人称をオレにしたり、男っぽい口調にするなど、男性のように振る舞うようになったゆずる。
硝子が「死にたい」と手話で言ったときには、動物の死骸の写真ばかり集め、それを見てもう二度と死にたいと思わないようにしました。
ゆずるの不登校の理由はいじめを受けていたから?
聲の形ってどんな映画?って聞かれたら
ゆずるが可愛い映画と全力でいう pic.twitter.com/Nx2ewbncdz— Takaya (@34315takaya) May 27, 2017
結論から言うと、ゆずるの不登校の理由はいじめを受けていたからではありません。
過去に姉が原因でいじめられていた事はあるようですが、不登校の理由はそれが直接的な理由ではないよう。
ゆずるの不登校の理由は、
- 硝子を強く守ろうとしており、姉を守るために学校に行かないことを選択。
- 学校に行くことで自分の感情に振り回されることを恐れていた。
- 硝子を守るために「強さ」を表現しようとし、外の世界との接触を避けている可能性も。
- 結弦は姉の障害を理由にいじめられる可能性を危惧しており、それを避けるため
- 硝子の障害が理由でいじめを受けて、その事を姉が知ったら悲しむから
などが挙げられます。
これらは、全て姉を愛するが故の選択であり、親のような役目で、責務でもあると思っているので学校に行かない事を選んだのでしょう。
ゆずるが家出をして公園にいた理由
聲の形の聖地に来た。
ゆずるくんいるかな? pic.twitter.com/OQ1uFwgAnp— たかたか (@sotio_mikansei) August 14, 2022
家出し公園にいるところを石田が救出
硝子に初めて激怒され、裸足で家を飛び出したゆずるは、石田に発見され、救出される事に・・・。
公園で姪と遊んでいた石田が、遊具の中にゆずるが倒れているのを見つけました。
ボロボロの状態のゆずるを、自分の家に連れて帰る石田。
夕食を一緒に食べ、石田の家に泊まる事になり、翌日家まで送り届けました。
ゆずるは硝子に近づこうとする石田が気に入らなかった
ゆずるは、硝子に近づこうとする石田が気に入らなかったのです。
いわゆる嫉妬、独占欲からくるもの。
特に、石田が手話を学び出し、硝子の手話教室に通うなど、積極的に硝子との関係を築こうとしていた点は快く思えませんでした。
硝子が将也に好意を持っていることも、気づいているゆずる。
しかし、かつて硝子をいじめていた将也に対して、硝子が好意を抱いていることを受け入れられません。
石田が硝子を守ろうとする姿勢も。
結絃は自分が硝子を守る役割だと考えていたため、石田がその役割を担おうとしていることに嫉妬していました。
ゆずるは石田が川に飛び込む写真をネットで拡散
ゆずるは、石田が川に飛び込む写真をネットで拡散。
硝子と石田が楽しそうに手話でコミュニケーションを取っていると、「ノート」の話題に移ります。
このノートは、硝子がいじめられていた際に、悪口が書き込まれたもの。
石田は「悪い思い出しか詰まってないから、やめておいたほうがいいよ」と押し合いの末、ノートが川に落ちてしまいます。
急いで川に飛び込む硝子の後に続き、すぐに飛び込む石田。
ゆずるは、その瞬間をカメラに収めます。
そして、 撮った写真を「悪ふざけで飛び込んだ」と虚偽の情報とともに拡散したのです。
家出した理由は硝子が怒ったから
HBD, Shoko!!
(“A Silent Voice”Nishimiya Shoko)
(「聲の形」西宮 硝子)#NishimiyaShoko #ASilentVoice #Anitwt #Anibirthday #西宮硝子生誕祭2024 #西宮硝子生誕祭 #早見沙織 #HayamiSaori pic.twitter.com/pr1036Km7n— higecho (@Japan_IP_Studio) June 9, 2024
家出した理由を結論から言うと、硝子がゆずるに怒ったからです。
ゆずるがやったとわかった硝子は激怒し、「そんな悪い子はいらない」と手話で言いました。
「今までずっと姉ちゃんのためにやってきたのに・・・」と言う思いが巡り、泣き出し、家出してしまったゆずる。
この場面で、今まで硝子が怒ったところを見た事がないゆずるが、今回の事で初めて怒ったところを見ました。
「そっか。石田の事なら怒るんだ・・・」という、嫉妬もあり、色んな気持ちが複雑に絡み、家を飛び出したのだとも思われますね。
石田は自宅謹慎に追い込まれる
ネットで写真が拡散された事で、石田は自宅謹慎に追い込まれる事態に。
自転車で電柱に突っ込んでしまい、ボロボロの姿で登校した石田は、周りのみんなからクスクス笑われていました。
この格好が笑われているのかと思いきや、ネットで拡散された写真が学校でも評判になり、笑われているのが判明。
石田は、「禁止されている橋から悪ふざけで飛び込んで、自分でネットに拡散した」という事になっていました。
身に覚えのない事で訳が分からないまま、1週間の停学処分を受ける事に・・・。
ゆずるがボロボロだったのはいじめを受けたからではない
ゆずるが家出し、石田に発見された時、ボロボロだった理由は、いじめを受けたからではありません。
視聴者の中には、「家出の間、いじめられて殴られたのでは?」と思う方も多くいるよう。
それは、ゆずるが公園で服もボロボロで裸足の状態で石田に見つけられた場面。
しかし、殴られたような形跡でもないですし、あれはおそらく、家出して2、3日が経過した後の様子かと思われます。
裸足で慌てて家を飛び出しているし、「雨などに打たれたり途方に暮れながら歩き通して、辿り着いたのがあの公園。」という流れが自然な気がしますね。
少し姉想いの度が過ぎているような気もしますが、よほどショックが大きかったようですね。
しかし、この後ゆずるは勉強し、学校にも行くようになり良かったです。
まとめ
金曜ロードショーにて、映画「聲の形」の放送が決定しました!
2024年8月16日(金)
日本テレビ系『金曜ロードショー』にて
午後9:00より放送予定見たことがない方や、もう一度ご覧になりたい方も、ぜひこの機会にお楽しみください!https://t.co/b7XyPHk4S5 pic.twitter.com/Mu9fURFfpA
— 映画『聲の形』公式 (@koenokatachi_M) July 26, 2024
いかがでしたでしょうか。
『聲の形/ゆずるの不登校はいじめが原因?家出の理由についても』でした。
「聲の形」ゆずるの不登校の原因
- 硝子を強く守ろうとしており、姉を守るために学校に行かないことを選択。
- 学校に行くことで自分の感情に振り回されることを恐れていた。
- 硝子を守るために「強さ」を表現しようとし、外の世界との接触を避けている可能性も。
- 結弦は姉の障害を理由にいじめられる可能性を危惧しており、それを避けるため
- 硝子の障害が理由でいじめを受けて、その事を姉が知ったら悲しむから
ゆずるが家出をして公園にいた理由
- 家出した理由は、硝子が怒ったから
- 石田に発見された時、ボロボロだった理由はいじめを受けたからではなく、雨などに打たれたり途方に暮れながら歩き通して、辿り着いたのがあの公園
最後まで読んでいただきありがとうございました!