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石川五エ門とルパン三世の出会いは何話?仲間になったのはいつかについても

ルパン三世

「ルパン三世」の世界において、最も印象的な関係性を持つ二人と言えば、主人公ルパン三世と剣豪・石川五ェ門(いしかわごえもん)でしょう。

白鞘の刀「斬鉄剣」を携え、時に厳格な武士として、時にルパンの良き理解者として活躍する五ェ門は、シリーズを代表するキャラクターの一人となっています。

しかし、この二人がいつ出会い、どのように仲間になったのか、ご存知でしょうか?

実は原作漫画、TVアニメ、TVスペシャルでそれぞれ異なる設定が存在します。

今回は、各媒体における石川五エ門とルパンの出会いと、仲間になったのはいつかについて詳しく解説していきましょう。

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石川五エ門とルパン三世の出会いは何話?

原作漫画での出会い:第28話「五右ェ門登場」

原作漫画では、第28話「五右ェ門登場」で初めて五ェ門が登場。

この回での五ェ門は、師匠である百地三太夫(ももちさんだゆう)が発見した錬金術の秘密書類「示刀流空手の秘伝書」をめぐって、ルパンと対立する形で物語に登場します。

特筆すべきは、原作での五ェ門の性格付け。

アニメで知られる厳格な侍のイメージとは異なり、明るく純情な青年として描かれています。

一人称も「オレ」や「わたし」を使用し、特に時代がかった言葉遣いもしていません。

示刀流空手の達人としても描かれており、第41話では刀を持った相手の両腕を素手で切断するという離れ業も披露しています。

TVアニメでの出会い:第1シリーズ第5話「十三代五ヱ門登場」

アニメ版では、第1シリーズ第5話「十三代五ヱ門登場」で初めて五ェ門が登場。

ここでの五ェ門は、ルパンの命を狙う殺し屋として物語に参加。声優は大塚周夫が担当し、渋みのある演技で硬派なキャラクター性を確立しました。

 

この回で特徴的なのは、峰不二子(みねふじこ)との関係。

不二子の誘惑に篭絡(ろうらく)され、「不二子ちゃんは某(それがし)のガールフレンド」と宣言するなど、現在の五ェ門からは想像できない一面を見せています。

また、第1シリーズの企画書に添付されたキャラクター対照表では、五ェ門は明智小五郎や銭形警部と並んで描かれており、当初は敵か味方か、中盤までわからない展開が用意されていたことがうかがえます。

TVスペシャル「EPISODE:0 ファーストコンタクト」での描写

2002年に放送されたTVスペシャル「EPISODE:0 ファーストコンタクト」では、新たな出会いのエピソードが描かれました。

このスペシャル作品では、特殊な金属「クラム・オブ・ヘルメス」で作られた容器に封印された巻物を巡り、ルパンと五ェ門が激突。

ただし、この作品の結末では、本編のあらすじ自体がルパンの作り話である可能性が示唆され、真偽は曖昧になっています。

しかし、物語に登場した「クラム・オブ・ヘルメス」の容器自体は実在することが明らかになっており、二人の出会いの一つの可能性として捉えることができます。

 

石川五エ門がルパン三世の仲間になったのはいつ?

原作漫画での展開:第43話「殺しのない日」

原作では、第43話「殺しのない日」で五ェ門はルパンの仲間となります。

この回での仲間入りまでの経緯は以下の通り。

  •  ルパンに何度も決闘を挑むも、「今週は盗みも殺しもしたくない」と逃げられる
  •  決闘を受けないルパンを切ることができず、剣術界の長老たちに叱責される
  •  長老たちの態度に嫌気が差し、自ら「ルパン君!」と呼んでルパンの元に押しかける
  •  五ェ門の真っ直ぐな性格に、ルパンも心を開く

原作者のモンキー・パンチは、五ェ門のキャラクター創造について「日本らしさを求める声に応えて生まれた」と語っています。

アニメ版での仲間入り:第7話「狼は狼を呼ぶ」

アニメ版では、五ェ門は第1シリーズ第7話「狼は狼を呼ぶ」で仲間になります。

仲間入りまでの流れは以下の通り。

  •  初対面時は殺し屋として登場し、不二子に騙されてルパンと対立
  •  複数回の決闘を経て互いの実力と人間性を理解
  •  最後は追いかけっこのような形で戦いが終わり、肩を組んで笑い合う
  •  次元大介の「やれやれ、厄介な仲間がひとり増えたようだ」という言葉で締めくくられる

この仲間入りのエピソードは、その後の五ェ門の立ち位置を決定づける重要な回となりました。

時代による関係性の変化

時代とともに、五ェ門とルパンの関係性は大きく進化を見せています。

  • 第2シリーズ以降は、より信頼関係が強調される描写が増加
  • 「仲間を売るくらいなら死を選ぶ」と断言するほどの強い絆を見せる
  • 盗みの内容によっては協力を拒否するなど、独自の価値観も保持
  • ルパンを「侍」と評するなど、武士としての敬意も示す

特筆すべきは、第2シリーズ第112話での五ェ門の台詞です。ルパンの弱点を聞き出すための拷問に対し、「仲間を売るような真似をするくらいなら喜んで死ぬ」と断言する場面は、二人の絆の深さを象徴する名シーンとなっています。

 

「ルパン三世 グッバイ・パートナー」では、アリサを救うため仲間を裏切った次元に対し「裏切り者は斬り捨てなければ気が済まん」と激怒しながらも、事情を知った後は「過ぎたことだ」と許す度量も見せています。

TVスペシャル「ルパン三世 盗まれたルパン 〜コピーキャットは真夏の蝶〜」では、ルパンに対して「お主、やはり侍であったか」と、その生き様を認める発言もしています。

 

まとめ

石川五エ門とルパン三世の出会いや、仲間になったのはいつかについて解説しました。

石川五エ門とルパン三世の出会いは?

  • 原作漫画:第28話「五右ェ門登場」で秘伝書を巡って対立
  • TVアニメ:第1シリーズ第5話で殺し屋として登場
  • TVスペシャル:『EPISODE:0』で斬鉄剣を巡る争いから
  • 各媒体で異なる設定を持ちながら、敵対から始まるという共通点がある

石川五エ門がルパンの仲間になったのは

  • 原作:第43話「殺しのない日」で自ら押しかける形
  • テレビアニメ:第7話「狼は狼を呼ぶ」で決闘の末に和解
  • 当初は敵対関係から始まるも、深い信頼関係を築く
  • 時代とともにより強固な絆で結ばれる仲間へと発展
  • 単なる仲間以上の、互いを認め合う関係性へと昇華

五ェ門とルパンの関係性は、「ルパン三世」というシリーズの本質を体現する重要な要素となっています。

相反する価値観を持ちながらも互いを理解し、時に対立しながらも深い信頼で結ばれる二人の関係は、40年以上にわたって進化を続けています。

この独特な絆こそが、シリーズの魅力の一つとして多くのファンに愛され続けている理由なのかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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