当ブログの記事にはプロモーションが含まれています

殺し愛のドニーの正体を解説!目的や最後に死亡するかについても

殺し愛

シャトー・ダンクワースとソン・リャンハが織りなす歪なサスペンスや恋愛模様を描いたマンガ「殺し愛(ころしあい)」。

今回は4巻22話に初登場するドニーに注目します。

ドニーは、ミファやウォン・ジノンに対してまるで自分の子どものように接しています。

しかしドニーたちは本当の家族ではありません。

ドニーとは一体何者なのでしょう?

  • ドニーの正体
  • ドニーの目的
  • ドニーは最後に死亡するのか?

以上3点についてネタバレ解説します。

 

「殺し愛」ドニーの正体を解説

ドニーの正体

ドニーの正体は港町バロセラに拠点を置く組織のボスです。

本名はドナルド・バッハマン。

褐色の肌と、左目を隠す長い前髪が特徴の中年男性。

本人曰く、「私には国がありません」「言語に文化。宗教・信念。何ひとつ語るに足るものを持ち合わせていない」。

そんなドニーは中米で起きた内戦の最前線で戦った経験を持っています。

左目を髪で隠しているのは戦争で負傷したためで、回復の見込みはありません。

戦争仕掛屋(トリガー)」の異名を持っていることから、ドニーのいるところには常に争いごとが絶えないことがわかります。

戦災孤児を引き取り戦力として育てる

ドニーは戦争孤児や罪人の子どもを引き取り、戦力として育て保有しています。

ミファやウォン・ジノンもドニーに引き取られ、戦力として育成された構成員。

ドニーは自分の子どものようにミファたちと接していますが、愛情を持って接しているかどうかは不明です。

ノーブル家の仕事もこなす

ノーブル家に召し抱えられた人物でもあります。

ノーブル家とはヨーロッパのプロテスタント一派を祖先に持つ名門一族のこと。

企業家、政治家、政治家、学者など数多くの要人を排出したノーブル家は、20世紀には政界にも及ぶほどの影響力を持つようになります。

作中ではドニーがノーブル家の長男・リストの相談に乗ったり、リストを手助けするシーンが描かれています。

おそらくドニーは、ノーブル家やノーブル家当主が表に出せない仕事を裏で引き受けているのだと考えられます。

元々のソン・リャンハを助け出した人物

本編開始の18年以上前、ドニーは1人の罪人の子どもを反社会因子を収容する秘密施設から引取り、保護。

そして保護した子どもにソン・リャンハという名前と下宿先、学校に通う自由を与えます。

ソン・リャンハは後に事件に巻き込まれ死亡。

その後、「殺し愛」の主人公のソン・リャンハが新たにソン・リャンハを名乗り始め、現在に至ります。

元々のソン・リャンハと「殺し愛」の主人公のソン・リャンハの過去については、以下の記事をご覧ください。

関連記事

 

「殺しあい」ドニー(ドナルド・バッハマン)の目的を解説

作品序盤からドニーはウォン・ジノンやニッカを送り込み、ソン・リャンハの命を狙います。

またドニーはシャトーの身柄も確保しようとしています。

ドニーの目的な何なのでしょうか?

ドニーの目的

ドニーの目的は、シャトーをノーブル家の後継者として擁立すること。

ネタバレになりますが、シャトー・ダンクワースはノーブル家当主の長男・リストの娘です。

 

しかし本編開始の17年前、リストは腹違いの弟・ネルソンに殺されます。

リストの死により、ノーブル家当主の次男・ネルソンが筆頭後継者に。

ネルソンは、後妻としてノーブル家に入った自分の母親が追い出されたことがきっかけで、ノーブル家や父親のサミュエルを恨むようになります。

 

そして復讐のために兄リストを殺し、ノーブル家の筆頭後継者に躍り出ます。

そんなネルソンに対抗して、ドニーはリストの娘・シャトーを擁立し、ノーブル家を継がせようとしているのです。

すべてを精算しようとしていた

シャトー擁立を目的とする一方で、ドニーはこれまでの自分の人生を精算しようともしていました。

単行本10巻54話で、「ミファ、すまない。ほんの少しだけ悪あがきをさせてくれ」「それですべて終わりにする」というセリフがあることからも、ドニーが人生を精算しようとしていたことがわかります。

このときすでにドニーはノーブル家当主のサミュエル・ノーブルを殺害し、シャトーを後継者として擁立し、ネルソンを殺す直前まできていました。

しかしネルソンに逃げられてしまいます。

 

ドニーはこれまでの自分の人生を精算するために、最後には死ぬつもりでノーブル家の後継者問題に介入し、シャトーを擁立したのだと考えられます。

自分の死に場所を探していたのかもしれませんね。

ドニーは最後に死亡するのか

ドニーは最後に死亡する

結論を書くと、ドニーは最後に死亡します。

ノーブル家当主サミュエルが住む孤島で、ドニーとネルソンが対峙(マンガ9巻51話)。

ドニーは当主を含むノーブル家の人間をすべて殺し、さらにネルソンも殺そうとします。

しかしここでネルソンの息子・クリスがドニーに向けて発砲。

ドニーは背中に銃弾を受けます。

診察を拒否し死亡

医者に診てもらえば助かる可能性がありましたが、ドニーは診察を拒否。

そして「こんなに穏やかな夜明けを迎えるとは」と言い残し、息を引き取ります。

この直前、ネルソンは妻と息子とともにヘリコプターで島を脱出。

後に孤島ではノーブル家の重鎮や使用人たち45人の遺体が発見され、凄惨な事件は様々な憶測を生むことになります。

ドニーの死後ジノンやミファはどうなった?

ドニーの死後、ウォン・ジノンやミファがどうなったのでしょうか?

実はドニーは自分が死んだ後、子どもたちを後見人に預ける準備をしていたのです。

こうしてジノンやミファは後見人のもとから学校に通うようになります。

ドニーは子どもたちを構成員として利用するだけでなく、親としての愛情を持っていたんですね。

まとめ

  • ドニー(ドナルド・バッハマン)の正体は港町バロセラに拠点を置く組織のボスで、戦争仕掛屋(トリガー)の異名を持つ人物
  • ドニーはノーブル家に召し抱えられ、ノーブル家の仕事もしていた
  • 戦争遺児や罪人の子どもを引き取り、戦力として育成していた
  • ドニーの目的はシャトーをノーブル家の次期後継者として擁立すること
  • ドニーは人生を精算するために、ノーブル家の後継者問題を利用したと考えられる
  • ネルソンの息子に銃で撃たれ、ドニーは死亡する

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

タイトルとURLをコピーしました