「無能なナナ」で、主人公の柊ナナの上官にあたる鶴岡タツミ。
ナナに能力者たちを殺させている、いわば黒幕的存在ですが、登場回数や情報が少ないため、どんな人物かわかりにくいです。
ここでは「無能なナナ」7巻までの内容をもとに、鶴岡の正体や目的を考察します。
ナナとの関係や、鶴岡がナナに提供している推定殺害人数についても考察します。
目次
「無能なナナ」鶴岡タツミの正体と目的を考察
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鶴岡タツミは委員会のメンバー
鶴岡タツミは委員会のメンバーです。
「無能なナナ」における委員会とは、「能力者」である若者を孤島の学校に送り、「人類の敵」と呼ばれる存在と戦うための訓練を施している国の組織。
しかし能力者に訓練を実施するというのは表向きで、実際には「能力者」こそ「人類の敵」と考え、「能力者」を孤島に隔離して抹殺することを目的としている国家組織です。
作品中に委員会の描写は少ししかありませんが、おそらく鶴岡は委員会の中心メンバーで、多くの部下を抱え、かなりの権限を持っていると考えられます。
また制服を見る限り、鶴岡は軍人だと思われます。
ただ委員会という組織そのものがかなり胡散臭いので、鶴岡という人物もどこか疑わしく感じてしまいます。
鶴岡は野党大物政治家とつながっている
鶴岡は野党の大物政治家とつながっていることがわかっています。
「幹事長」と呼ばれる大物政治家は鶴岡を利用することで政治の世界で立ち回り、、総理の座を狙っているようです。
鶴岡も「幹事長」を味方につけることで委員会での立場をよくしたり、仕事をやりやすくしているものを考えられます。
鶴岡は「幹事長」を総理にすることで、さらに自分の立場をよくしようとしているのではないでしょうか。
鶴岡の能力
鶴岡は「無能力者」だと考えられます。
孤島に隔離されている「能力者」が「不老不死」「ヒーリング」「変身」「氷使い」「火炎使い」など、一人ひとつの特別な能力を持っているのとは対照的。
ただ鶴岡は言葉ひとつで相手をやる気にさせたり、恐怖を植え付けたりなど、相手の気持ちを大きく変える話術を持っており、これは鶴岡の大きな武器になっています。
高いマインドリーディングやマインドコントロールの技術と言っていいかもしれません。
作中でも反抗する孤島の「能力者」たちに少し演説するだけで、彼らの気持ちを変え、味方につけることに成功しました(5巻31話)。
鶴岡の目的
鶴岡の目的は人類の敵である「能力者」の少年少女をせん滅することと考えられます。
しかし本当の目的は別にあるのかもしれません。
というのは鶴岡は、「能力者」である橘ジンを自分の仲間に引き入れようとしたから(5巻32話)。
「能力者」をせん滅するのが目的なら、橘を仲間にしようとは考えないはず。
鶴岡は手段を問わず、自分の真の目的を達成しようとしているのではないでしょうか。
鶴岡の目的について、6巻まででははっきり描かれていませんが、今後新しいことが分かり次第情報を追加していきます。
鶴岡とナナの関係と推定殺害人数を考察
無能なナナめっちゃ面白い。鶴岡さんが最高すぎて、俺のつるおかランキングトップだったつるおかカモノハシさん超えた pic.twitter.com/FAVtEpqzus
— 山吹色の波紋疾走 (@overdrivesun) January 5, 2021
ここでは鶴岡とナナの関係、鶴岡がナナに提供している推定殺害人数についてまとめました。
鶴岡はナナを洗脳している?
簡潔に言えば鶴岡はナナの上官であり、ナナを教育した人物です。
ナナに「能力者」を殺害する任務を与えているのも鶴岡ですし、ナナは鶴岡の命令に忠実に従っています。
ただ鶴岡と通話したり、直接会話するときのナナの様子を見ると、ナナは鶴岡に洗脳されている可能性が考えられます。
ナナは何の疑いもなく次々と「能力者」を殺害してるからです。
鶴岡はナナを教育していく中で徐々にマインドコントロールしていったのかもしれませんし、恐怖心を植え付けることでナナを自分の飼い犬にしたのかもしれません。
ただ犬飼ミチルが死んでからのナナは、すべての「能力者」を分け隔てなく殺すことに疑問を感じています。
ナナの鶴岡への信頼がなくなり、反逆すれば、鶴岡の本当の目的が明らかになると思われます。
鶴岡はナナが小さい時にすでに会っている
無能なナナっていう漫画の鶴岡っていうキャラなんですけどめっちゃCV大塚芳忠って感じしない?ねえ?誰か同意して?? pic.twitter.com/cU3VrkF8H9
— ごえもん (@Goe_Pon_Gopo) April 18, 2020
鶴岡がまだ子どもだったナナに会っていると考えられるシーンが4巻26話にあります。
ナナの両親が「能力者」に殺された後、ナナの責任を追求する人物とナナが描写されていますが、靴の底に描かれたマークが、鶴岡が履いている靴の底のマークと同じだから。
ただナナの両親の死には謎が残っています。
ナナの父親は「能力者」関連の庶務を扱う省庁の役人でしたが、「人類の敵」に殺されています。
同じように「能力者」関係の公務を扱う役人だった三島コハルの父親も変な死に方(自殺?)をしています。
しかもナナの父親とコハルの父親は親交がありましたが、2人とも変な死に方をしたのは偶然とは考えられません。
知っていはいけない事実を知ったナナやコハルの父親が何者かに殺された可能性がありますが、もしかすると鶴岡がこれらの事件に関わっており、身寄りがなくなったナナを利用しているのかもしれません。
追記:ナナの両親を殺したのは鶴岡だった
「無能なナナ」7巻で、ナナの両親を殺したのは鶴岡であることが明らかになります。
ナナの父親は三島コハルの父親と結託し、委員会の存在や島で行われている殺戮行為を暴露しようと画策。
そのため鶴岡はあえて残忍な方法でナナの両親やコハルの父親を殺害しますが、これによりナナの心は壊れてしまいます。
鶴岡はそんなナナを自分の思うように教育し、島に派遣。
ナナに何人もの能力者を殺害させます。
ナナは鶴岡に利用されていた、つまりナナにとって鶴岡は敵ということがわかります。
能力者の推定殺害人数が意味するもの
鶴岡がナナに与えたスマートフォンには
- 中島ナナオ:100万人以上
- 犬飼ミチル:15万人以上
- 渋沢ヨウヘイ:80万人以上
など、それぞれの「能力者」が今後殺害するであろう人数が表示されています。
でもナナと同じ任務を与えられているモエのスマートフォンには推定殺害人数は表示されていません。
これはどう考えればいいのでしょうか?
推定殺害人数の数字に特別な意味はなく、ナナが「能力者」殺害に疑問を感じた時に推定殺害人数の数字を見ることで、再びやる気を起こさせようとしているだけなのかもしれません。
でももしそうだとすると、後輩のモエのスマートフォンにも推定殺害人数が表示されなければなりません。
鶴岡にとってナナは特別な存在であり、ナナは鶴岡から何か特別な任務を与えられているのではないでしょうか。
鶴岡とナナの関係について、7巻以降で新しいことがわかり次第、情報を追加します。
まとめ
無能なナナ5巻読んだ
原作がるーすぼーいなのもあってナナと鶴岡の関係が車輪の国のモリケンと法月の関係に見える… pic.twitter.com/Q43GCgeI52— シュド (@noeln315) August 6, 2019
ここでは「無能なナナ」に登場する鶴岡タツミについてまとめました。
- 鶴岡は「能力者」抹殺を目的とする委員会のメンバー
- 鶴岡は野党の大物政治家とつながっている
- 鶴岡は無能力者だが、相手の心を動かす話術を持っている
- 鶴岡の真の目的は別にあると考えられるが、現在のところは不明
- 鶴岡は小さい頃のナナと会っている
- 推定殺害人数は意味のない数字かもしれないが、ナナには特別な任務が課せられている可能性がある
またナナの両親を殺したのは鶴岡ということも追記しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!