薔薇王の葬列ティレルの正体は?ヘンリー6世は死亡せず生きてるのか考察

薔薇王の葬列

15世紀のイギリスにおける薔薇戦争をテーマにしたマンガ「薔薇王の葬列(ばらおうのそうれつ)」。

作中で主人公・リチャードが宿敵と定めるのがランカスター家のヘンリー6世です。

お互いのことを知らずに出会ったリチャードとヘンリーは、何かに導かれるように惹かれ合うように。

しかしヘンリーはリチャードに胸を刺されてしまいます。

ところがその後、ヘンリーの生き写しのようなジェイムズ·ティレルという殺し屋が登場。

ヘンリーは死んだのでしょうか、それともティレルとして生きているのでしょうか?

今回はティレルの正体やヘンリーの生死について考察します。

 

ヘンリー6世がリチャードと出会ってから刺されるまでを解説

出会い(1巻2話)

ヘンリー6世とリチャードの最初の出会いは1巻2話。

リチャードは兄のジョージや母のセシリーとともに、ランカスター家の城に囚われてしまいます。

しかし抜け穴を見つけたリチャードが脱走して森に出ると、そこには日時計を記録しているヘンリーの姿が。

王様より羊飼いのほうが幸せだ」と語るヘンリーに、リチャードは「あの王冠の光の中には楽園がある」と反論。

それでもヘンリーは笑みを浮かべ、「こっちに来てごらん」とリチャードに手を差し伸べます。

ヘンリーもチャールズもこのときすでに相手に感じるものがあったようです。

再会(3巻9話)

ヨーク家に王位を奪われ、スコットランドに追いやられたヘンリー(2巻8話)。

王の座から解放されたヘンリーは自由を感じていましたが、リチャードに会うために一人でイングランドへ。

そして3巻9話、ヘンリーはリチャードと再会。

戸惑いながらもリチャードはヘンリーを家の中に招き、一緒に料理を作ったり、食事をしたりして過ごします。

一緒に時間を過ごすうちに、ヘンリーとリチャードはお互いに心を許していきます。

お互いの正体を知る(7巻26話)

その後も森の中や戦場で顔を合わせたヘンリーとリチャードですが、相手の素性を知ることはありませんでした。

しかし争いに敗れたランカスター家のヘンリーはヨーク家に捕らえられることに。

ここでヘンリーとリチャードは相手の正体を知ることになります(7巻26話)。

リチャードがヘンリーを刺殺?(7巻30話)

リチャードの兄・エドワード4世はリチャードにヘンリー殺害を指示。

ヘンリーが監禁されている部屋に行ったリチャードは、ヘンリーと口づけを交わします。

しかしヘンリーは錯乱状態になりリチャードに「悪魔!」と叫ぶと、リチャードは短剣を取り出します。

そしてヘンリーを刺してしまいます(30話)。

「薔薇王の葬列」ヘンリー6世は死亡せず生きてるのか

ここではヘンリー6世は本当に死んだのか、考察していきます。

最初に結論を書くと、ヘンリーは死んでいないと考えられます。

ヘンリーが死んだとわかる描写はなし

単行本7巻30話、錯乱状態になったヘンリーから「近寄るな!」「悪魔!」と言われたリチャードは「黙れ!」と激怒。

そしてリチャードは短剣を振りかざし、リチャードの胸に突き刺します。

このシーンを見る限り、ヘンリーは死んだと考えるのが妥当です。

しかし51話以降で、ヘンリーが死んだとわかる描写はなし。

となるとヘンリーが死んだかどうかは疑わしくなってきます。

柩(ひつぎ)の遺体はヘンリーではない

8巻31話、リチャードは運ばれていくヘンリーの柩(ひつぎ)を降ろさせます。

そして遺体をアン・ネヴィルに見せて「これがヘンリーに見えるか?」「切り刻まれた死体を晒すわけにはいかない」「死体など、数日経てば判別できない」と言い放ちます。

リチャードの説明から判断すると、柩に納められた遺体はヘンリーのものではないと考えられます。

柩の遺体はケイツビーが用意した別人のものではないでしょうか。

ジェイムス・ティレルの正体はヘンリー6世なのか考察

ジェイムズ·ティレルとは?

8巻35話、生前のヘンリーそっくりのジェイムス・ティレルというキャラクターが初登場します。

ティレルとは顔も素性も知られておらず、金さえもらえばどんな汚い仕事も完ぺきにこなす殺し屋。

本名は誰も知らず、仕事のときだけジェイムス・ティレルという名を使っているとのこと。

ただしティレル本人は記憶を失っており、過去のことは覚えていない様子。

運動能力が高く、いとも簡単に殺人を犯す様子が描かれています。

リチャードを自分の王と崇めるティレル

記憶を失っているティレルですが、リチャードを己の王として崇めています。

そんなティレルは9巻40話、リチャードの寝室に忍び込み、眠っているリチャードの耳元で、「やっと近くで貴方を見られる」「大丈夫、貴方を壊したりしないよ」「だって貴方が僕の王」とささやきます。

ジェイムス・ティレルという殺し屋はヘンリー6世なのでしょうか?

ティレルの正体はヘンリー6世なのか?

ティレルの正体はヘンリーと考えて間違いないでしょう!

読者の多くもティレル=ヘンリーだと考えているようです。

「悪魔」と罵られたとはいえ、リチャードはヘンリーを殺すに殺せなかったのだと考えられます。

そしてリチャードがヘンリーを逃し、あるいはヘンリーが自ら逃げ出します。

リチャードに殺されそうになったショック、あるいは別の理由でヘンリーは記憶を喪失。

ティレルと名乗る殺し屋になったのだと思われます。

それでもリチャードに関する記憶は消せず、自分の王として崇めているのではないでしょうか。

ヘンリー=ティレル説の疑問

ただしヘンリー=ティレル説には疑問もあります。

ヘンリーはもともと争いを好まず、ランカスター家との戦いにも消極的。

いくら記憶を失ったからとはいえ、戦うことが嫌いなヘンリーが殺し屋に身を落とすでしょうか?

 

またジェイムス・ティレルは身軽で、高い運動能力を持ち、いとも簡単に人を殺してしまいます。

一方のヘンリーは羊飼いに憧れるなど、いかにものんびりタイプで、運動神経もいいとは思えません。

そんなヘンリーが殺人を犯せるでしょうか?

いずれにしてもヘンリーの生死とティレルの正体について、15巻終了時点では不明です。

16巻以降に注目したいですね。

マンガ78話(最終回)を読んだ上でティレルの正体を考察

2022年1月発売の「月刊プリンセス」2月号に「薔薇王の葬列」最終回となる78話が掲載されています。

最終回まで読みましたが、ティレルの正体はわかりませんでした。

私が見落としている可能性もありますが、ティレルの正体が何者であるかについての描写は最終回でも見当たりません。

やはりティレルは、記憶を失ったヘンリーではないでしょうか。

まとめ

  • リチャードは争いに負けて捕らえられたヘンリーの胸を剣で刺してしまう
  • 死んだと思われたヘンリーだったが、ヘンリーの生き写しともいえるティレルという殺し屋が登場する
  • 個人的にはティレルはヘンリーだと考えているが、疑問が残る

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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