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薬屋のひとりごと羅漢の正体は?猫猫との関係や鳳仙とのその後についても

薬屋のひとりごと

「薬屋のひとりごと」で。何かと猫猫(マオマオ)や壬氏(ジンシ)に問題事を持ち込んではなかなかその真意を見せない漢羅漢(カンラカン)。

猫猫に至っては、ひどく羅漢を嫌っている様子が何度も出てきます。

なぜ猫猫がそこまで羅漢を嫌うのでしょう?

今回は羅漢と猫猫の関係を解説します。

羅漢と鳳仙(フォンシェン)のその後についてもまとめました。

以降、注釈の参考は、小学館発行サンデーGXコミックスのものです。

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「薬屋のひとりごと」漢羅漢の正体は?

漢羅漢は”漢”という名字を持ち、名前に”羅”の文字を使えていていることから、名家の出身であることがわかります(14巻57話)。

最初に羅漢の基本情報を解説します。

羅漢は国の軍師で変人軍師とも呼ばれる

羅漢は国軍の大尉の座につく軍師。

当然有能なのですが、他人のかつらをこっそり外したり、自分の都合優先で行事を欠席したりするなど、その行動は時に不可解で、周囲からは変人軍師とも呼ばれています。

他人の顔が認識できない障害を持つ

非常に切れ物の羅漢ですが、実はある障害を持っています。

それは人の顔を認識できないという障害(相貌失認)。

目鼻立ちで人の顔を区別するということができないため、人間は皆同じに見えてしまいます。

この障害のせいで、異母弟に一時家督の座を奪われかけます。

 

しかしながら、叔父が根気強く人の区別の仕方を教えてくれたおかげで、人を得意の将棋の駒に当てはめて区別することが可能となりました。

このおかげで、羅漢は将棋をするかのように采配を振るうことができ、自分の有能さを発揮できるようになりました。

結果として家督も手にすることができました。

 

羅漢と猫猫の関係を解説

猫猫と羅漢は後宮の一下女と国軍高官という立場でありながら、お互いにその存在を非常に意識しており、猫猫に至ってはひどく嫌っています。

この二人の間には何があるのか、それぞれの過去から紐解いていきたいと思います。

羅漢の正体は猫猫の父親

羅漢は猫猫の実の父親です。

猫猫の母親は、猫猫が生まれ育った緑青館の妓女だった鳳仙(フォンシェン)です。

羅漢と鳳仙は緑青館で出会い、逢瀬を重ねます。

おやじ(猫猫の養父)は羅漢の叔父

猫猫がおやじと呼ぶ養父の羅門(ルオメン)は羅漢の叔父に当たります。

つまり猫猫にとっては大叔父。

猫猫と羅門には実際に血縁関係があります。

前述の、羅漢に人の区別の仕方を教えてくれた叔父というのは実はこの羅門のことなのです。

羅門は、以前は後宮で医官として働いていましたが、後宮を去ったあとは緑青館のある花街で薬屋として働いています。

将棋を通じて羅漢は妓女の鳳仙(フォンシェン)と出会う

将棋や碁がとても上手で軍部で負けなしだった羅漢は、ある時緑青館に同じく将棋や碁に長けた妓女がいるとの話を耳にします。

その妓女こそが鳳仙(フォンシェン)。

所詮酒飲み相手の勝負に勝っているだけだろうと鷹を括って緑青館に行き、鳳仙と対決した羅漢は完膚なきまでに打ち負かされます。

鳳仙は羅漢が自分を軽んじていると見抜いていたのです。

そんな鳳仙に羅漢はとても興味を持つと同時に、鳳仙の顔を認識できるようになりました。

羅漢と鳳仙の間に生まれたのが猫猫

羅漢と出会った時の鳳仙は、ほとんど客に肌を許すことはありませんでしたが、鳳仙の提案する賭けをきっかけに、二人は結ばれます。

その結果、鳳仙は猫猫を身籠りました。

羅漢と鳳仙のその後を解説

ここまで見ると、特に二人の関係を悪化させる要因は見当たりません。

猫猫が生まれてからの羅漢と鳳仙について見ていきたいと思います。

羅漢と鳳仙は一時離れ離れに

鳳仙が猫猫を身籠った頃、羅漢の叔父・羅門が失脚。

羅漢と羅門が親しい間柄だったため、当時家督を握っていた父親は火の粉が飛ぶことを恐れ、羅漢に一時都を離れるよう命じます。

そのせいで羅漢は鳳仙の妊娠を知ることなく都を離れ、その間は当然緑青館に通うこともありませんでした。

結局3年後にようやく都に戻ってくることができた羅漢ですが、その時に初めて鳳仙が自分との子を産んでいたかもしれないと気付きます。

鳳仙から、呪いに則って鳳仙自身と猫猫の切り落とされた指が送られてきていたのです。

羅漢の通いが無くなった鳳仙は、それほどまでに追い詰められ、精神的に異常をきたしていたのです。

羅漢は緑青館を訪ねますが、妓女を手つきにした上に身請けすることなく、通いを止めてしまった羅漢を緑青館の主が受け入れることはありませんでした。

羅漢は猫猫とも会えず

羅漢は鳳仙の行方を掴む術を失い、猫猫と会うことも叶いませんでした。

そのため、猫猫は緑青館で育ちます。

心身喪失状態の鳳仙に代わり、緑青館の人たちが猫猫を育ててくれました。

その後、薬屋を営む羅門(ルォメン)に引き取られ、二人暮らしがはじまります。

猫猫は羅漢と一緒に生活したことはないので、自分を産んでくれたことには感謝しつつも、自分の父親は育ててくれている養父の羅門のみだと思っています。

羅漢を毛嫌いしているのは、その変人さも理由の一つですが、尊敬する羅門が羅漢の有能さを信じ高く評価しているため、嫉妬しているからなのです。(7巻29話)

猫猫との勝負に負けた羅漢は妓女を身請けすることに

後宮で働き始めた猫猫はそれまでよりも羅漢に近いところで生活するようになります。

後宮に猫猫がいると知った羅漢は、壬氏を通じて挑発をしてくるように。

そこで猫猫は自分の提案するゲームで羅漢を負かし、猫猫と一緒に生活したいという羅漢の望みを退け、緑青館の妓女を身請けするよう要求します。

羅漢が鳳仙を身請け

緑青館へ行き、身請けする妓女を探す羅漢。

この頃には家督も継いでいて金銭的にも余裕があり、既に鳳仙の一件に対する賠償金も払っていたので、風当たりは強かったものの緑青館へ通うことが許されていました。

そこで鳳仙と羅漢のやり取りをずっと間近で見てきていた妓女・梅梅(メイメイ)の機転により、羅漢は緑青館の一角で病気のため療養していた鳳仙を見つけることができたのです。

病気のため鼻はなく、先も長くないと言われる鳳仙ですが、羅漢は迷うことなく鳳仙を身請けします。

猫猫は鳳仙のために身請けの舞を踊る

花街では、妓女が身請けされる際には妓楼の妓女は舞を踊って祝福するのが慣わし。

気を利かせた梅梅が後宮の猫猫の元へ踊り子用の衣装を送ります。

猫猫は衣装を身に纏い、後宮の塀の上でようやく結ばれた実の両親へ向けて舞を踊ります。

 

まとめ

漢羅漢の正体や猫猫との関係。

羅漢と鳳仙(フォンシェン)のその後について解説します。

  • 漢羅漢は猫猫の実の父親
  • 猫猫は軍師羅漢と妓女鳳仙の間に生まれた子
  • 羅漢は家の都合で鳳仙が猫猫を妊娠した頃数年都を離れ、そのせいで鳳仙は心身喪失状態に
  • 猫猫にとって父親は養父の羅門のみなので、羅漢に対して父親の情はなくむしろ嫉妬している。
  • 猫猫のゲームをきっかけに羅漢は鳳仙と再会し、ようやく身請けをする

最後までご覧いただきありがとうございました!

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