ラピュタのムスカ大佐を解説!正体・目的・最期に名台詞も紹介

天空の城ラピュタ

スタジオジブリのアニメ映画「天空の城ラピュタ」に登場するムスカ大佐。

悪役としてラピュタの物語を引っ張ってくれる人物です。

典型的な悪役だと言われる一方で、印象的なセリフをたくさん残している、人気のキャラクターでもあります。

ここでは、ムスカ大佐の正体や目的、最期はどうなったのかを解説します。

さらに、ムスカ大佐の印象的な名台詞も紹介していきましょう。

ぜひ最後までお付き合いください!

 

「天空の城ラピュタ」ムスカのプロフィール

軍人で階級は大佐

ムスカは政府軍に所属する軍人で、階級は大佐です。

軍内部での所属部署は、情報部になります。

といっても、どのくらい偉いのかはわかりにくいですよね。

大佐というのは、軍内部では上から5番目(准将が存在する場合は6番目)に偉い階級です。

大軍の指揮官にはなれませんが、前線部隊の指揮官に就任したり、参謀として将校を補佐したりします。

そして、ムスカの所属する情報部というのは、軍内部でも特殊な部署。

 

情報部というのは、簡単に言えば、映画によく出るスパイが所属している部署なんです。

情報部の大佐というのは、作戦の現場総指揮官を務める人物の階級。

ラピュタ捜索作戦の指揮官も、ムスカが務めています。

つまり、ラピュタの物語に登場する将軍は、ムスカより階級は上なのですが、ラピュタ捜索作戦の指揮官はムスカなので、この作戦に関してはだけは、ムスカの方が偉いのです。

だから、ムスカは階級が上の将軍を(表面上は)敬いながらも命令しているし、将軍は嫌々ながら命令に従っているわけですね。

正体はラピュタの王族の末裔

ムスカの正体には秘密があります。

それは、700年前にラピュタ帝国が滅びた際に地上に降りてきた、ラピュタ帝国の王族の子孫であること。

シータと同じく、ラピュタ帝国の王族の末裔なのです。

ただし、シータが王族の本家の末裔であるのに対し、ムスカは分家の末裔であると推測されていますね。

根拠は、ムスカの隠された本名にあります。

ムスカの本名は、「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」。

「ウル」はラピュタ語で「王」を意味します。

「パロ」の部分の意味は作中で語られていませんが、訳すると「ラピュタ帝国のパロ王家のロムスカ」という意味になるでしょう。

 

シータの本名「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタの「トエル」は「真の」という意味なので、シータのトエル王家が本家、ムスカのパロ王家が分家と考えられます。

例えば、「パロ」の意味が「~に連なる」とか「傍系の」といった意味だと仮定すると、しっくりきますね。

ただし、傍系であっても名前に「ラピュタ」が入っているのですから、王族なのは間違いないのでしょう。

目的はラピュタ帝国の復活と世界の支配者になること

ムスカは、ラピュタ帝国を復活させて王になり、世界の支配者になることを目的に行動しています。

軍に所属しているのはそのためで、ラピュタを見つけるために軍の力を利用しようと考えたのでしょうね。

作中でのムスカの言動から、ムスカの家には、ラピュタ帝国についての情報がかなり残されていたことが考察できます。

その情報の中には、「トエル王家の末裔(シータ)が所有しているペンダントが、ラピュタの機能を復活させるために必要である」という情報もあったのでしょう。

 

しかし、パロ家とトエル家は地上に降りてきたときに交流を断っていて、現在どこにいるのかわからない。

だから、軍を利用してシータを見つけ出そうとしたのでしょうね。

さらにムスカは、軍の力を最大限に利用するために、ラピュタ帝国についての情報を軍に渡し、ラピュタの実在を軍に信じ込ませたと考えられます。

もっとも、軍に渡した情報は一部だけで、ムスカの目的にとって都合の悪い情報は秘密にしていたようです。

そう考えると、ムスカが切れ者であることがよくわかりますね。

「未来少年コナン」の悪役・レプカはムスカの子孫?

宮崎駿監督が手掛けたアニメ作品「未来少年コナン」には、レプカという悪役が登場します。

実は、レプカは「天空の城ラピュタ」のムスカの子孫なのです。

このことは、スタジオジブリの公式設定集にも記載されています。

「未来少年コナン」のお話は、文明の滅びたはるか未来が舞台。

そんな時代にまで子孫が生き残っているという事実に、ムスカのしつこさを感じますね。

 

ちなみに、レプカの見た目は、切れ者っぽさを感じさせるのはムスカにそっくりですが、それ以外はあまり似ていません。

どちらかというと、シルエットや体型はラピュタの将軍に似ているような気がします。

もしかして、ムスカの子供と将軍の子供は政略結婚でもしていたのでしょうか・・・?

「ラピュタ」ムスカの最期はどうなったのか解説

「天空の城ラピュタ」の悪役であるムスカは、どのような最期を迎えたのでしょうか?

次は、ムスカの最期について解説します。

ラピュタの機能を操ることに成功

軍の飛行戦艦ゴリアテでラピュタにたどり着いたムスカは、ラピュタの上層部で財宝を集めている軍の部隊と別行動をとり、ラピュタの最深部を目指します。

ムスカの家に残されたラピュタの情報には、ラピュタの中枢部の場所や起動方法についても記されていたようで、ムスカは迷いなく進んでいましたね。

 

そして、ムスカはラピュタの機能を操れる石板にたどり着き、飛行石のペンダントを使ってラピュタの機能を復活させて操ることに成功。

かつての世界を支配したというラピュタ帝国の超兵器「ラピュタの雷」や、無数のロボット兵を起動させ、軍の飛行戦艦ゴリアテを撃墜し、軍の部隊を壊滅させて力を見せつけました。

シータに飛行石を奪われ玉座の間で対峙

しかし、シータが一瞬のスキをついて飛行石のペンダントを奪い、ムスカはラピュタの機能を操れなくなってしまいます。

もっとも、シータはムスカとは違いラピュタ内部の情報を知らないので、逃げ出したシータに簡単に追いつけるとムスカは考えていたようです。

悪役らしく余裕を持って、必死に逃げるシータを追いかけていました。

その油断から、飛行石のペンダントがシータからパズーに手渡されることにつながってしまいます。

ムスカは飛行石のペンダントを取り戻すために、シータをとらえようとして、玉座の間に追い詰めます。

 

ここからが、ラピュタで一番の名シーン。

ムスカと対峙し、ラピュタ帝国の滅亡の理由について語るシータの堂々とした姿と力強い言葉は、ラピュタを見た人ならば誰もが記憶に残っているのではないでしょうか。

それに答えるムスカの言葉も、印象深いです。

自然とともにいなければ人類は生きられないというシータと、進歩しようとすることは人類の夢だと語るムスカ。

この問答の答えは、視聴者一人一人が見つけ出さなければいけないのでしょうね。

滅びの言葉の閃光に目を焼かれる

シータを追い詰めたムスカですが、そこにパズーが合流。

シータとパズーの二人は、ムスカを止めるために、滅びの言葉「バルス」を唱えます。

バルスは、ラピュタ語で「閉じよ」という意味。

滅びの言葉とともに、飛行石のペンダントがまばゆい光を放ちます。

その閃光はムスカの目を焼き、ラピュタの崩壊が始まりました。

最期はラピュタのがれきとともに海に落下した

滅びの言葉とともに、ラピュタはすべての機能を停止し、ラピュタの中枢部は崩壊を始めました。

推測ですが、ラピュタの中枢部は、中心にある大きな飛行石の結晶の力で結合されていたのでしょうね。

滅びの言葉により、飛行石の結晶の力が失われ、バラバラになったのだと考えられます。

そして、バラバラになったがれきは、重力に従って海に落下。

ムスカはこの時に、がれきと一緒に海に落ちています。

ちゃんと、悪役らしい最期が描かれているわけですね。

一瞬ですが、ムスカと思われる人影が落下しているのが映像でも確認できるので、探してみてはいかがでしょうか。

ムスカの名台詞を紹介

ラピュタの物語の悪役として活躍してくれたムスカは、数々の名言を残してくれました。

その中でも特に印象に残る名台詞を紹介しましょう。

ムスカといえばこのセリフ「見ろ!人がゴミのようだ!」

見ろ!人がゴミのようだ!

ムスカの言葉で最も印象に残っているものといえば、やはりこのセリフでしょうね。

ムスカの罠にはめられて、ロボット兵に蹂躙されて海に落ちていく兵士たちを見て、ムスカが言った名台詞。

表面的にはただの悪役の言葉ですが、同時にゴミのように散っていく人間の命を思うと、悲しさや切なさを感じさせます。

だから、これだけ多くの人に影響を与える言葉になっているのでしょうね。

 

余談ですが、昔の友人が「ひとごみ」という言葉は「人がゴミのようだ」を省略したものだと思っていました。

もちろん間違いです。

「ひとごみ」は漢字で書くと「人混み」で、「人が混みあっている様子」を表した言葉です。

そんな勘違いが生まれるほど、この言葉には影響力があるということですね。

人類の欲の表現「ラピュタは滅びぬ。何度でもよみがえるさ」

「ラピュタは滅びぬ。何度でもよみがえるさ。なぜならラピュタの力こそが人類の夢だからだ」

この言葉は、人類の果てしない欲の表現であると同時に、進歩を求めることが人類の夢であり、前に進むための力なのだと考えさせられる名言です。

典型的な悪役なのに、それだけではない深みを感じさせるのが、ムスカの最大の魅力ですね。

シータとムスカのやり取りは、環境破壊と人類の進歩をはかりにかけている、宮崎駿監督の苦悩の表れだといえるでしょう。

悪役らしい最期「目が!目がァァ!」

「目が!目がァァァ!」

最後は、滅びの言葉の閃光に目を焼かれてのたうち回るムスカのこのセリフ。

それまでずっと、余裕のある素振りを崩さなかったムスカが見せた、単純な悪役らしい姿です。

やっぱり悪役はこうでなくちゃ、というくらいの見事なやられっぷりですよね。

スタジオジブリの設定資料によると、ムスカは先天的に目が弱く、普段からサングラスをかけて目を守っていたそうです。

だから、滅びの言葉の閃光によって、一時的な失明状態になったのだと考えられます。

滅びの言葉の閃光は、ムスカにとっての滅びの光でもあった、という事ですね。

まとめ

ここでは、ムスカ大佐の正体や目的、最期はどうなったのかを解説して、ムスカの印象的な名台詞も紹介しました。

  • ムスカは情報部所属の軍人で、階級は大佐
  • 正体はラピュタの王族の末裔で、本名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
  • ラピュタを復活させることに成功するが、シータに飛行石のペンダントを奪われ、ラピュ タ崩壊に巻き込まれて落下した

ムスカは、ラピュタの物語に深みを与えてくれる、素晴らしい悪役です。

ムスカが魅力的だからこそ、ラピュタの物語が輝いているのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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