ラピュタ/ドーラ一家は義賊なのかを考察!飛行船タイガーモス号についても

天空の城ラピュタ

スタジオジブリのアニメ映画「天空の城ラピュタ」登場する海賊・ドーラ一家。

物語開始当初は、ヒロイン・シータを追いかけてくる敵役でしたが、途中からはシータとパズーに協力して、一緒にラピュタを目指します。

「ラピュタ」の物語を彩る名脇役といえる登場人物ですね。

ここでは、ドーラ一家は単なる海賊ではなく、義賊と呼ばれるような存在なのか、考察します。

また、ドーラ一家の誇る飛行船・タイガーモス号についても説明していきますね。

ぜひ最後までお付き合いください!

 

「天空の城ラピュタ」ドーラ一家について解説

シータをさらおうとする海賊たち

ドーラ一家は、物語のオープニングで飛行船を襲撃し、その後もパズーの家にいるシータをさらうためにやってきました。

最初は、完全に悪役だったのです。

パズーは、ドーラ一家からシータを守ろうとして、一緒に逃げ出します。

その後、シータは軍隊に保護されるのですが、パズーはこれ以上関わるなと言われて、家に帰宅。

すると、パズーの自宅にはなぜかドーラ一家がいたのです。

おそらく、パズーとシータが一緒に帰ってくる可能性を考えたのでしょうね。

そして、軍隊に悪印象を持っていたパズーは、ドーラ一家と協力してシータの救出に向かうことに。

シータ救出後は、ドーラ一家の飛行船・タイガーモス号でラピュタを目指して旅立ちました。

ラピュタの財宝を求めている

シータをさらおうとし、ラピュタを追い求めるドーラ一家の目的は、ラピュタにあるという財宝です。

ドーラ一家がラピュタの情報を知ったのは、軍隊の無線を盗聴した結果。

軍隊の無線で、「天空の島・ラピュタが実在し、そこに財宝がある」というやり取りをしているのを傍受して、横取りしようとしたわけです。

シータについても、「ラピュタの情報を知っている重要人物」として無線で語られていたのでしょうね。

ドーラ一家の構成員

ドーラ一家の構成員は、全部で十人が確認されています。

まず、頭首のマ・ドーラ。

威勢が良くて度胸もあり、まさに豪放磊落(ごうほうらいらく)といった女性です。

 

そして、ドーラの三人の息子たち。

長男のシャルルは、体格がよくて力自慢。

鉱山の親方と殴り合いをした人物ですね。

次男ルイは、ちょび髭の優男。

一番熱心にシータを口説こうとしていた人です。

三男アンリは、作中ではあまり目立っていませんでしたが、甘えん坊のお坊ちゃんっぽいですね。

機関士のハラ・モトロは、機械いじりが好きな頑固なおっちゃんで、パズーのことを気に入っているようでした。

他には、「その他」の部下といった感じの人物が五人登場します。

この五人は、小説版にのみ、一人一文字で「カ・キ・ク・ケ・コ」という名前が登場します。

あまりにも適当な名前なので、ちょっと可愛そうですが、名前があるだけマシなのでしょうか。

ドーラの若い頃がシータにそっくり?

作中でドーラが、「シータは若いころの自分にそっくりだ」と言っていましたが、それを裏付けるシーンがあります。

シータとパズーがタイガーモス号に乗り込んだ時、シータはドーラのおさがりの服を借りています。

その時にドーラの部屋に入るのですが、壁にはシータによく似た女の子の写真(絵?)が。

おそらく、ドーラの若いころの物でしょう。

一瞬なので、気になる方はコマ送りか静止画で確認してみてくださいね。

ドーラって、若いころは本当に美人だったんですね。

シータは将来ああなってしまうのでしょうか・・・

「ラピュタ」ドーラ一家は義賊なのか?

「海賊」と呼ばれている

ドーラ一家は、世間から「海賊」と呼ばれています。

海賊というと、無法な荒くれ者で、略奪をしているような人たち、という印象を受けますね。

ドーラ一家のイメージとはそぐわない名称です。

どちらかというと、ドーラ一家は「義賊」と呼ばれるような存在に近いのではないでしょうか。

 

義賊とは、「法律を破り、政府や軍とは敵対しているが、一般民衆の味方で、民衆から搾取しているような悪人だけを狙う賊」のこと。

日本では、江戸時代の「鼠小僧次郎吉」が有名ですね。

金持ちからお金を盗み、庶民にばらまいたという、伝説の義賊です。

ドーラ一家も、義賊と呼ばれるような存在なのではないでしょうか。

軍隊と敵対している

ドーラ一家が義賊なのではないかと考察する根拠の一つが、軍隊と敵対していること。

作品中の軍人たちの会話から、ドーラ一家がしばしば軍や政府の邪魔をしていることがうかがえます。

あれだけ恨まれているのですから、ただ逃げ回っているのではなく、積極的に軍隊にちょっかいをかけているのでしょう。

ただの海賊ならば普通はしない行動ですね。

一般人を傷つけないように行動したから義賊だと考えられる

さらに、スラッグ渓谷でパズー達を追いかけているときの行動も、一般人を傷つけないように配慮していると考察できます。

例えば、パズーの親方とは、武器を使わずに素手で殴り合いをしていましたね。

銃や爆弾を持っているのですから、それらを使った方が格段に楽でしょう。

そのあとに手榴弾(しゅりゅうだん)を使った時も、相手が逃げられるように配慮しています。

手榴弾は、ふつうはピンを抜いてから時間を数えて、落下と同時に爆発するように投げるもの。

ドーラ一家を追いかけていた人たちは、手榴弾が落ちてきたのを見てから逃げ出しているのですから、けが人もいなかったのではないでしょうか。

これらの行動から、ドーラ一家が義賊と呼ばれるような存在だと考察できます。

ドーラ一家の飛行船・タイガーモス号とは?

ドーラ一家の象徴といえば、パズーたちとラピュタを目指すときに使った飛行船・タイガーモス号ですよね。

次はタイガーモス号について解説します。

設計者はドーラの亡き夫

タイガーモス号は、すでに亡くなったドーラの夫が設計したそうです。

作品中では語られていませんが、天才というべき技術者だったのは間違いありません。

だからこそ、現実世界では実現しなかったタイガーモス号のような巨大飛行船を設計できたのでしょうね。

フラップターの母船として機能している

さらに、タイガーモス号はフラップターの母船としての機能も備えています。

フラップターとは、作中でパズーがシータを軍隊の砦から救出したときに乗っていた、羽ばたき型の飛行機のこと。

フラップターの設計者もドーラの亡き夫で、現実には実用化されなかった技術です。

タイガーモス号は、フラップターの離発着機能を備えた、空中空母のような飛行船というわけですね。

ラピュタのがれきと共に海中に落下

ドーラ一家の飛行船として大活躍したタイガーモス号ですが、作中では竜の巣の中で航行不能になり、軍の飛行戦艦ゴリアテに曳航されてラピュタにたどり着きました。

その後、ラピュタ崩壊時に、がれきとともに海中に落下していくシーンが描かれています。

ドーラ一家の面々は、落下前にフラップターで脱出に成功しているのですが、タイガーモス号は航行不可能状態だったのでしょうね。

ドーラ一家はその後どうなったのか考察

「天空の城ラピュタ」の物語が終わっても、登場人物の人生が終わったわけではありません。

最後に、ドーラ一家のその後を考察してみました。

ラピュタの財宝はそれなりの値が付いたのでは?

ドーラ一家の面々は、ラピュタを脱出したときに(ちゃっかりと)ラピュタの財宝を持ち出しています。

当人たちは、「何しろ時間がなくて、ちょっとしか持ち出せなかった」と語っていましたが、ぎりぎりの状況でよくもまあ持ち出せたものです。

ドーラ一家のしたたかさを感じますね。

この時の財宝は、見たところ金銀宝石の類ですし、それなりの値段で売れるのではないでしょうか。

もしも歴史的・考古学的な価値まで認められれば、それなりどころか天文学的な値段になる可能性も。

実際に、考古学的に有名な「ツタンカーメンの黄金のマスク」は、300兆円以上の価値があると言われています。

二代目タイガーモス号で海賊生活を続けていると考察

さらに、あの抜け目ないドーラなら、いざという時のための隠し財産もありそうです。

もしもタイガーモス号を失っても、海賊家業を続けるのに支障がないくらいの準備はしていたでしょうね。

きっと、ラピュタの物語が終わった後も、新たに造った二代目のタイガーモス号で、元気に海賊家業を続けているのではないでしょうか。

ラピュタのエンディングで、タイガーモス号を失ったことを嘆いている機関士のモトロに、「次はもっといい船を作ればいいじゃないか」と言っていましたし。

まとめ

ここでは、ドーラ一家は単なる海賊ではなく、義賊と呼ばれるような存在なのではないかの考察と飛行船・タイガーモス号の説明をしましたが、いかがでしたでしょうか。

ドーラ一家は、ラピュタの物語にコミカルな彩を与えてくれた、素晴らしいキャラクター達です。

脇役が素晴らしいからこそ、ラピュタの物語が輝いているのですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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