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最果てのパラディン/マリーがアンデッドになった過去とは?死亡するかについても

最果てのパラディン

「最果てのパラディン」に登場するマリー。

主人公・ウィルにとって母親的存在です。

まるで実の母親から学ぶように、ウィルはマリーから数多くのことを学んでいます。

さて本編開始時のマリーはアンデッドのミイラですが、200年前は人間でした。

なぜマリーは不死者(アンデッド)になったのでしょう?

今回はマリーの能力など基本情報をご紹介したうえで

  • マリーが不死者(アンデッド)になった過去
  • マリーは死亡するのか

以上2点についてまとめました。

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「最果てのパラディン」マリーの能力など基本情報まとめ

マリーのプロフィール

  • 名前:マリー
  • 種族:人間→ミイラ
  • 本編開始時の年齢:推定200歳以上
  • 二つ名:地母神の愛娘
  • 職業:神官
  • 信仰する神:地母神マーテル

マリーは主人公・ウィルの母親的存在の女性です。

死者の街では、祖父的存在のガスがウィルに勉学を。

父親的存在のブラッドが武術を教えます。

そして野菜やハーブの見分け方、種まき、収穫の仕方など、生活全般についてはマリーがウィルに教えます。

3人の教師を持つウィルですが、マリーから学ぶことが一番多いと感じています。

前世での生活が破綻していたウィルにとって、マリーはそれだけ身近で大きい存在と言えます。

ちなみに人間の頃、マリーはブラッドとは恋人関係でした。

マリーの能力

神官であるマリーは祝祷術(しゅくとうじゅつ)を使うことができます。

祝祷術とは加護、奇跡とも呼ばれ、神の超常的な力を借りる術(すべ)を意味します。

適用範囲は病気やケガを治すヒーリングの効果だけでなく、結界を展開したり、聖餅や神酒などの飲食物を作り出すことも可能。

その能力は神への信仰心が高ければ高いほど強くなります。

信仰の対象は地母神マーテル

マリーの信仰の対象は地母神マーテル。

マーテルとは正義と雷の神ヴォールトの妻であり、不死神スタグネイトとは敵対関係にある神です。

実はウィルが食べているパンは、マーテルの加護により作られたものでした。

しかしマリーはマーテルを裏切り、マーテルと敵対関係にある不死神と契約を結んでしまいます。

それでもマリーは約200年間、火に焼かれながらマーテルに祈りを捧げていました。

結果的に裏切ってしまったとはいえ、マリーのマーテルへの信仰は本物であることがわかります。

 

マリーがアンデッド(不死者)になった過去を解説

マリーが不死者(アンデッド)になった過去・経緯を解説します。

マリーが不死者(アンデッド)になった理由を解説

マリーが不死者になったのは、不死神スタグネイトと契約を交わしたから。

スタグネイトとは、かつて善なる陣営にあったにもかかわらず、悪なる陣営へと鞍替えした神。

マリーが信仰していた地母神マーテルと敵対関係にある存在です。

つまりマリーはマーテルを裏切って、不死神と契約したことになるのです。

これだけではわかりにくいので、順を追って解説します。

世界規模の大戦が勃発

約200年前、それ以前には考えられないほどの強い悪魔がゴロゴロと湧いてきてきます。

やがて無数の悪魔たちは、平和を謳歌(おうか)していたサウスマーク大陸を襲撃。

そして世界規模の大乱が勃発します。

さらに悪魔たちが悪神に対して大儀式を何度も行うと、暴虐の神イルトリートや不死神スタグネイトの眷属は活性化。

それに対して善なる神々も対抗すると、世界はますます混乱していきます。

世界に混乱をもたらした中心にいたのが上王(ハイキング)と呼ばれる悪魔でした。

上王(ハイキング)の強さ

王の中の王という意味で上王(ハイキング)と呼ばれた悪魔は、自分の流した血から兵士級(ソルジャー)デーモンを。

削がれた肉から隊長級(コマンダー)デーモンを無限に生み出すなど、通常では考えられない能力を持つ悪魔でした。

さらに刃物以外で傷つくことがなかったり、”喰らい尽くすもの”という魔剣を愛用したりなど、規格外の強さを持っていました。

”喰らい尽くすもの”とは?
生命ある存在を切ると、切ったぶんだけ使い手の生命力が回復する効果がある魔剣

討伐を試みるも

上王を中心とする悪魔たちは多くの街を破壊し、街同士は連絡が取れなくなります。

こうしてサウスマーク大陸滅亡は目前でした。

そんなとき上王討伐に名乗りを上げたのがガスでした。

彷徨賢者(ワンダリングセイジ)の異名を持ち、大魔法使いだったガスは、マリーやブラッドとともに上王討伐作戦を決行。

しかし上王はガスの予想を上回る怪物だったため、倒すことを断念します。

上王を封印するが単なる時間稼ぎ

それでもガスとマリーはなんとか上王を死者の街の地深くに封印することに成功。

しかしやがて力の強い悪魔たちが街にやってきて、上王の封印を解きにやってくるのは明らかでした。

つまり封印は時間稼ぎに過ぎなかったのです。

そんなとき、不死神スタグネイトの木霊(神の分身)が降臨。

スタグネイトはあらゆる魂を不死化させ、停滞した世界を生むことを望んでいる存在です。

スタグネイトはマリーたちに「不死者となり、自分の味方になれば、この街の悪魔を打ち払う」と提案します。

スタグネイトと手を組み不死者に

マリーたちに選択肢はなく、スタグネイトの提案を受け入れるしかありませんでした。

こうしてスタグネイトと手を組んだマリー、ブラッド、ガスはアンデッドに。

スタグネイトは約束通り、街にいる悪魔を一掃し、マリーたちは上王を封印するための守護者になります。

その後200年間、マリーたちはスタグネイトとの契約に基づき、死者の街で上王の封印を守り続けているのです。

「最果てのパラディン」マリーは死亡するのか解説

マリーは2回死亡します。

  • 1回目の死:人間としての死亡する
  • 2回目の死:不死者(アンデッド)としての死亡する

ただし不死者としての死は”輪廻に還る”と作中で表現されています。

「最果てのパラディン」の世界には、輪廻転生の思想が存在します。

”輪廻に還る”とは成仏した、または天国に行った、などの意味に捉えるのがふさわしいかと思われます。

1回目の死

マリーは人間として死亡します。

約200年前に起こった戦乱で、マリーたちは上王(ハイキング)と呼ばれた悪魔を倒すことができませんでしたが、封印することには成功。

その後現れたスタグネイトと契約を結んだことで、マリーたちは不死者になります。

不死者になったマリーですが、人間としては死んだので、1回目の死と考えることができます。

2回目の死

ウィルがスタグネイトの木霊(神の分身)を倒したことで、マリーたちとスタグネイトの契約は切れます。

しかし契約が切れたことで、マリーたちは不死者として存在できなくなります。

すると200年もの間、死者の街に縛られていたマリーは、灯火の神に導かれて輪廻に還ります。

これは不死者としての死と捉えるができるので、マリーにとって2回目の死と言えるでしょう。

 

まとめ

「最果てのパラディン」に登場するマリーについてまとめました。

  • マリーはウィルの母親代わりである不死者
  • 200年前、上王を倒すことができなかったマリーたちは、不死神スタグネイトと契約を交わすことで不死者になる
  • マリーは人間としても不死者としても死亡する

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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