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水星の魔女エアリアルの正体はエリクト?人格(自我)があるのかについても考察

機動戦士ガンダム水星の魔女

「機動戦士ガンダム水星の魔女」の主人公スレッタ・マーキュリーがアスティカシア学園に持ち込んだガンダム・エアリアル。

スレッタにとって、エアエリアルは水星で長い間いっしょに過ごした家族のような存在です。

「小説ゆりかごの星」ではエアリアルが自我(人格)を持っている様子が描写されていますね。

 

そんなエアリアルにはプロローグで登場したエリクト・サマヤの生体データが取り込まれている、という考察があります。

本当なのでしょうか?

今回はガンダム・エアリアルの正体はエリクトなのかについて考察します。

またエアリアルに自我(人格)がある理由についても考えていきます。

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エアリアルにエリクトの生体データが取り込まれているとする3つの理由

まず最初に、エアリアルにエリクトの生体データが取り込まれていると考える3つの理由を取り上げます。

子どものような形をした光と声

アニメ6話「鬱陶しい歌」、スレッタはホルダーの称号とエアリアルを賭けて、エラン・ケレスと決闘。

勝敗が決まる直前、エランはエアリアルの中から子どものような形をした光(影?)のが出るのを目撃。

同時に女の子の声も聞こえてきました。

子どもの形をした光を見たエランは、「君は?」と呟きます。

まるで子どものことを知っているかのように。

子どもの形をした光(影?)はエリクトだと考察する声があります。

「エアリアルは勝つわ。私のかわいい娘だもの」というプロスペラの発言

アニメ6話「鬱陶しい歌」に、「エアリアルは勝つわ。私のかわいい娘だもの」というプロスペラのセリフがあります。

プロスペラはエアリアルのことを”私のかわいい娘”と表現していましたが、エアリアルの中にエリクトがいるので、このような言い回しを使った可能性があります。

 

本来であれば決闘するのはスレッタなので、「スレッタは勝つわ。私のかわいい娘だもの」となるのが一般的。

でもエアリアルの中にエリクトの生体データが組み込まれていると仮定すると、「エアリアルは勝つわ。私のかわいい娘だもの」という表現はしっくりきます。

エアリアルのOSバージョンがE.S

アニメ3話「グエルのプライド」に、エアリアルのOSが”SYS Ver.E.S”と表示されるシーンがあります。

E.S.がエリクト・サマヤの頭文字を意味するのならば・・・。

エリクトの生体データがGUND技術によりエアリアルに取り込まれていると考えることができます。

さらに言えば、Aerial(エアリアル)の中にエリクトの愛称のEri(エリ)の文字が入っていることも見逃せません。

 

もっともE.Sが別の何かを意味するのならば、話は違ってきますが。

参考までに、プロローグでのルブリスのOSはSYS Ver.2.0でした。

 

「水星の魔女」エアリアルの正体はエリクトなのか

ここからエアリアルの正体はエリクトなのか・・・つまりエリクトの生体データがエアリアルに取り込まれているかについて考察します。

エアリアルの正体はエリクトなのか?

アニメ12話まででは、エアリアルの中にエリクトの生体データが組み込まれているかどうかは不明。

ですが前で解説した3つの理由を踏まえると、何らかの形でエリクトのデータがエアリアルに組み込まれた可能性はあります。

 

小説「ゆりかごの星」のなかで、エアリアルがスレッタやエルノラにいろいろと語りかけていますが、その正体がエリクトだと考えれば辻褄が合います。

またプロスペラがエアリアルのことを”私のかわいい娘”と表現するのも、エアリアルの中にエリクトがいると考えれば矛盾しません。

プロスペラの涙の理由

アニメ9話「あと一歩、キミに踏み出せたなら」、戦うエアリアルの姿を見たプロスペラは涙を流します。

スレッタまたはエアリアルの成長を喜んで、プロスペラは涙を流したと考えるのが一般的でしょう。

 

でも決闘中にスレッタが「いたんだ」と呟くと、普段は赤く発行しているパーツが青色に変化。

まるでスレッタの声にに呼応するかのように。

スレッタが”いた”と感じたのがエリクトだとしたら・・・。

プロスペラはエリクトの成長に感動して、涙を流したと考えることができます。

エアリアルの正体がエリクトならばエリクトはすでに死んだのか?

エリクトの生体データがエアリアルの中に組み込まれたと仮定すると、エリクトは死んだのでしょうか?

エルノラにとってエリクトは大切な娘。

21年前のフォールクヴァング襲撃事件のときにも、夫のナディムからエリクトのことを託されています。

実験のために、エルノラ(プロスペラ)がエリクトのデータをエアリアルに組み込むことはありえないでしょう。

 

あくまで仮定の話ですが、エルノラと一緒に水星に逃げたエリクトは、その磁場に耐えられなかったのではないでしょうか。

そもそも水星はヒトが生きるにはとても厳しい環境であり、食料や物資なども十分ではない可能性があります。

ましてや子どもなら、大人以上に体に大きな負担がかかるはず。

そんな環境下で、エリクトは次第に弱っていったのかもしれません。

そしてエルノラはエリクトを守るために、やむを得ずエリクトの生体データを保存して、エアリアルに組み込んだと考えれば話は合います。

少し話が飛躍するするところもありますが、可能性としてはあり得るのではないでしょうか。

エアリアルに人格(自我)があるのか考察

ここまでエアリアルの正体がエレクトなのかについて考察してきました。

ここからエアリアルに人格(自我)があるかについて考察します。

人格(自我)があることが示唆されている

結論を書くと、エアリアルには人格があることは作中で示唆されています。

スレッタの成長をエアリアルの視点で描ている小説「ゆりかごの星」を読めば、エアリアルに自我があることがわかります。

例えば、エアリアルが「ライブラリを見る?」とスレッタにメニューを表示するシーン。

スレッタがエアリアルを操作せずにメニューが表示されたのなら、エアリアルが自分でスレッタのためにメニューを出したと考えることができます。

 

またアニメ9話の「いたんだ」のセリフなど、作中でのスレッタの言動からもエアリアルには人格があると考えて間違いないでしょう。

ミオリネをまるで拒否するかのよう

アニメ1話、ミオリネ・レンブランはスレッタの許可を得ず、エアリアルを持ち出してグエルとの決闘へ。

しかしエアリアルはまるでミオリネを受け入れていないようでした。

ミオリネは専門のパイロットではないので、技量がないのは当たり前ですが、それを考慮に入れてもミオリネの搭乗はお粗末なもの。

歩行もおぼつかないものでしたし、ライフル射撃程度の反動で転倒するなど、見るも無残なものでした。

その様子を見た視聴者は、ミオリネはエアリアルに拒否されたのではと推測するほど。

このシーンからも、エアリアルの人格を感じることができます。

双方向のコミュニケーションはできない

自我(人格)があると考えられるエアリアルですが、スレッタをもってしても双方向のコミュニケーションを取ることはできません。

スレッタはエアリアルの中に人格のようなものがあることは感じ取っている様子。

アニメ6話で「今日はいつもより声聞こえた気がする」と言っていましたしね。

 

でもアニメ12話までで、スレッタとエアリアルが会話を交わすシーンは1度もありません。

ただエアリアルはスレッタの声を聞いたり、感情を読み取ることはできています。

小説「ゆりかごの水星」でも、エアリアルはスレッタやプロスペラの言動をすべて理解していますからね。

エアリアルの人格はエリクトなのか?

エアリアルの人格がエリクトのものであるかどうかは不明。

アニメ12話までの内容を総合的に判断すると、エリクトのものである可能性は十分にあります。

むしろエリクトの情報が組み込まれていると考えると、すべて辻褄が合うんですよね。

ただし疑問も残ります。

エリクト以外の人格が宿っている可能性も

エアリアルにはエリクト以外の複数の人格(自我)が宿っている可能性があります。

  1. アニメ6話の決闘シーンで、エアリアルから複数の子どもの影と声が発生した
  2. スレッタがエアリアルに”みんな”と呼びかけるシーンがある

エアリアルの中に何が存在しているのか、スレッタが知っているかどうかは不明ですが、複数の人格が備わっていると仮定すると、1,2ともに説明が付きます。

小説「ゆりかごの星」のエアリアルの人格は1人

ただし小説「ゆりかごの星」のエアリアルの一人称は「僕」。

よって男子の人格の可能性が高く、複数の人格があるとは思えません。

エアリアルの正体についてはまだ謎が多く残っているので、今後も考察を続けていきます。

 

まとめ

  • 子どものような形をした光と声が発生したことや、プロスペラが「私のかわいい娘だもの」と発言していることなどから、エアリアルの中には何らかの形でエリクトが組み込まれている可能性がある
  • エアリアルには自我(人格)があると考えられる
  • エリクトの人格だと考えられるが、複数の子どもの人格も入っている可能性も考えられる

アニメ12話終了時点では、エアリアルの正体や人格については謎が残っていますね。

ストーリーが進むにつれて、新しい情報を追記・修正していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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