アニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」12話のCパート、スレッタ・マーキュリーはミオリネ・レンブランを助けるために、敵兵を殺害。
しかも殺害後のミオリネはヘラヘラと笑っていたのです。
このシーンに衝撃を受けた方は多いはず。
なぜミオリネは”はえたたき”をするように人を殺して笑っていられたのでしょうか?
ミオリネはサイコパスなのでしょうか?
今回はスレッタが人殺しを犯して笑顔だった理由を考察します。
目次
「水星の魔女」スレッタがはえたたきで人を殺すまで
◆◆いよいよ本日放送‼◆◆
『機動戦士ガンダム #水星の魔女』第1話
MBS/TBS系全国28局ネットにて
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— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) October 2, 2022
最初にスレッタがはえたたきをするかのように人を殺すまでに経緯を解説します。
デリング暗殺計画開始
ベネリットグループ内では、デリング総裁の暗殺計画が実行されようとしていました。
グループの開発拠点であるプラント・クエタには、デリングやプロスペラ、エアリアルを受け取りに来たスレッタやミオリネたちが終結。
そこにシャディク・ゼネリが雇った反スペーシアン組織・フォルドの夜明けが攻撃を仕掛けます。
シャディクはデリングだけでなくヴィム・ジェタークも殺害し、ベネリットグループを解体しようとしていました。
プロスペラがスレッタに戦うよう説得
フォルドの夜明けのメンバーに見つかりそうになったスレッタでしたが、プロスペラに助けられます。
プロスペラが敵を殺したことに驚愕したスレッタでしたが、プロスペラから「エアリアルといっしょに戦ってほしい」「あなたは進める子」と説得されると、立ち上がって戦うことを決意。
こうしてスレッタは改修されたエアリアルを駆り、フォルドの夜明けのソフィたちを撃退します。
はえたたきするかのように敵を殺害
改めて振り返るとミオリネにとって一番クリティカルなのここだよな…
人殺しも血まみれの手を差し出したのも「極限状態でとっさに」という逃げ道があったけど、ここで普段と変わらないスレッタを見せられたら「平常で人殺し」としか見えないわ pic.twitter.com/qYlWH5mCLX— ぽん酢@推しが生きている喜び (@Ponzu_SHT) January 9, 2023
デリングとミオリネはフォルドの夜明けのメンバーに見つかり、銃を向けられていました。
そこにエアリアルと共にスレッタが現れます。
スレッタはまるではえたたきで虫を退治するかのように、敵兵をエアリアルの手で叩き潰し殺害。
人を殺してヘラヘラ笑うスレッタに恐怖心を抱いたミオリネは、「人殺し」という言葉をスレッタに投げかけます。
こうしてアニメ12話は終了するのでした。
人を殺したスレッタが笑顔の理由はなぜ?
ダブスタクソオヤジもグエルパパもどっちもクソ親って思っててごめんな…お前らどっちも娘、息子大事にしてたよ…
現時点でクソ親はスレッタママンだよ…スレッタママンの言葉でスイッチ入った結果ハエ叩き感覚で人殺しちゃったやんけ。スレッタママンと合流した時人の死に怯えてたスレッタはどこ… pic.twitter.com/5OyG0j6wN2— 天魔銀 (@tenmagin) January 8, 2023
アニメ12話、人を殺したにもかかわらず、ヘラヘラと笑っていたスレッタ。
なぜ笑顔でいられたのでしょう?
ミオリネを助けられてうれしかったから
スレッタは、ミオリネを助けられてうれしかったから笑っていたと考えられます。
エアリアルから降りたときに、すべって尻もちをついたことに対する照れ隠しの意味もあったと思われますが、ミオリネを救えたという気持ちの方が強かったでしょう。
そこに良心の呵責はなし。
スレッタにとってミオリネは大切な人。
そんなミオリネが敵兵に殺されそうになっていたので、スレッタは人殺しを躊躇することはありませんでした。
プロスペラにマインドコントロールされた
スレッタはプロスペラにマインドコントロールされたのです。
幼いころからスレッタは、母の「逃げたら一つ、進めば二つ」という言葉を繰り返し聞かされてきました。
「逃げたら一つ、進めば二つ」
それはスレッタが、お母さんからもらった言葉だ。
スレッタが5歳のとき。注射から逃げようとしたスレッタにお母さんが言った。
引用元:https://g-witch.net/music/novel/
注射をしたくないスレッタでしたが、プロスペラの言葉に背中を押され、注射を克服。
そしてアニメ12話でも、プロスペラの魔法の言葉に動かされ、フォルドの夜明けの兵を殺害。
自分の大切な人を守るためなら、人を殺してもいい・・・スレッタはこう考えるようになってしまったのです。
なお洗脳とは恐怖心を与えて相手を追い込み、そこから逃れる手段として相手の心を変えていくこと。
マインドコントロールは、言葉や行動により自分を信頼させ、徐々に相手の心を変えていくこと。
スレッタの場合、洗脳よりもマインドコントロールの方が適していると考えたので、この記事ではマインドコントロールという言葉を使っています。
スレッタはもともと人殺し否定派
スレッタはもともとは人殺し否定派(当たり前ですが)。
でも一歩進んで自分がやりたくないことをすれば、周囲は認めてくれるし、自分のレベルも上がる。
大切な人を守ることもできる。
人殺しも注射も、スレッタにとっては本当はやりたくないもの。
でも、進めば2つ以上のことが手に入るとプロスペラにマインドコントロールされたために、スレッタは敵兵を殺害。
大切な人を守ることができたので、屈託もなく笑っていられたわけです。
この結果、ミオリネから「人殺し」と罵られてしまうわけですが・・・。
スレッタはサイコたぬき(サイコパス)なのか
この先のスレッタ、ミオリネの「人殺し」呼びも気が動転してたんだと切り替えて励ましのメールを一日三回送るんだろう
花婿としての約束だもんな、ミオリネ
これは、お前が始めた物語だぞミオリネ#水星の魔女 pic.twitter.com/aduDrmTTua— フタツキ ◆4lkHH76lHg (@madowasareruna) January 8, 2023
サイコたぬきとは?
サイコたぬきとは、プロスペラのマインドコントロールにより人を殺し、屈託もなく笑っているスレッタを表現した作られた言葉。
水星たぬきにサイコパスを足した造語ですね。
何ともうまい表現ですが、笑ってばかりもいられません。
スレッタはサイコパスになってしまったのでしょうか?
スレッタはサイコパスなのか?
プロスペラからマインドコントロールされたスレッタは、サイコパスになったと考えて間違いないでしょう。
大切な人を助けるためとはいえ、まるで夏の羽虫をはえたたきで叩くようにエアリアルの手のひらで敵兵を殺害し、血まみれになっても笑顔でいられるなんて、まさにサイコパスそのもの。
そんなスレッタを見たミオリネは恐怖におののき、振り絞るように「なんで笑ってるの・・・人殺し」と発しますが、ミオリネの反応はごく自然なものと言えるでしょう。
一方のプロスペラの立場になって考えてみましょう。
内容はまだはっきりしていませんが、プロスペラが過去の復讐を計画していることは確実。
復讐を達成するために、プロスペラはスレッタを道具として利用しようとしていると思われます。
であるなら12話でスレッタが敵兵を殺したのは、プロスペラにとって大きな成果。
スレッタを自分の思い通りに動かすことができたのですから。
スレッタとミオリネの関係はどうなる?
ミオリネとスレッタにガンドの真髄を見せてくれるプロスペラ pic.twitter.com/ugiHVMm0QY
— クロヒト (@kuroida_00) December 1, 2022
気になるのはスレッタとミオリネの今後の関係です。
ミオリネがスレッタを拒否することは確実だと考えられます。
スレッタにとって、ミオリネを倒すために敵兵を殺すことは当然のこと。
ですがミオリネにとっては受け入れられるものではなく、すでにミオリネとスレッタの間には距離ができてしまいました。
11話以前でも、スレッタとミオリネは何度かすれ違ってきましたが、12話の人殺しはこれまでにはない軋轢(あつれき)を生むはず。
- スレッタ:ミオリネさんを守るためだったのに、なんでミオリネさんは私を受け入れてくれないの?
- ミオリネ:私を守るためだとはいえ、どうして人殺しなんでできるの?しかもわらっていられるなんて・・・?
13話以降でこのような状況が生まれてしまい、2人が再び距離を縮めるのはむずかしいと予想できます。
株式会社ガンダムの行方にも、暗雲が垂れ込めそうですね。
まとめ
「機動戦士ガンダム水星の魔女」のスレッタが人殺しをして笑顔でいた理由や、スレッタがサイコパスなのかについて考察しました。
- スレッタがフォルドの夜明けの兵を殺したのはミオリネを救うため
- 大切な人を救えたので、スレッタは笑っていた
- スレッタはプロスペラにマインドコントロールされたことで、人殺しをしてしまった
- はえたたきをしてヘラヘラ笑っているスレッタはサイコパスと言っていい
- ミオリネはスレッタを拒否するようになると考えられる
最後までご覧いただきありがとうございました!