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水星の魔女クワイエットゼロとは?パーメットスコア6についても考察

機動戦士ガンダム水星の魔女

アニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」11話、クワイエットゼロなるワードが登場します。

突然降って湧いたように登場した言葉に驚いたファンも多いはず

しかもデリング・レンブランとプロスペラ・マーキュリー(エルノラ・サマヤ)が通じていたことも判明。

ストーリーがどのように展開していくのか、まったく予想がつかなくなりました。

今回はクワイエットゼロとはどんな計画なのか、考察します。

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「水星の魔女」クワイエットゼロが初登場したシーン

最初にクワイエットゼロという用語が初登場したシーンを振り返ります。

クワイエットゼロが初登場したシーン

アニメ11話「地球の魔女」前半、ベネリットグループの開発拠点プラント・クエタに、デリングとプロスペラの姿がありました。

プロスペラは「クワイエットゼロ、順調のようですね」とデリングに話しかけます。

さらにプロスペラは続けて「エアリアルはパーメットスコア6に到達した。株式会社ガンダムもいいカムフラージュになっている」と言い、デリングにエアリアルのデータが入ったメディアを手渡します。

クワイエットゼロは最終段階に進めるとのこと。

最後にデリングが「今は私の計画だ」と、自分の計画であることを強調。

わずかな会話でしたが、デリングとプロスペラは何が重要な計画を進めていることがわかります。

デリングとプロスペラ(エルノラ)がつながっていたことも判明

アニメ11話では、デリングとプロスペラが以前から繋がっていたことも判明します。

プロスペラがデリングに「エルノラ・サマヤで構いませんよ」と言っていたことから、2人はプロローグのフォールクヴァング襲撃事件以前から何らかの繋がりがあった可能性も出てきました。

 

となるとフォールクヴァング襲撃事件にもエルノラが関わっている可能性もありますし、プロスペラの21年前の復讐の内容についても再び考察が必要になってきます。

 

パーメットスコア6とは?

グレスレーとの決闘でパーメットスコア6に到達

アニメ11話前半で、プロスペラは「エアリアルはパーメットスコア6に到達した」と言います。

エアリアルがパーメットスコア6に到達したのは、アニメ9話での決闘でのこと。

エアリアルの頭部や目が青く発光したことが、パーメットスコア6に到達したことを表しています。

 

このときスレッタは何者かと対話するような形でエアリアルの能力を引き出します。

「いたんだ」というセリフからも、スレッタがエアリアルの中にいる何かと対話していることがわかります。

スレッタは誰と対話していたのでしょう?

やはりエリクト?

プロスペラは感極まって涙を流す

アニメ9話でエアリアルがパーメットスコア6に到達したとき、プロスペラは涙を流します。

感動の涙と考えて間違いありません。

個人的には、エアリアルにはエリクト・サマヤの生体データが何らかの形で組み込まれていると考えています。

プロスペラはエリクトの成長を実感して、涙を流したのではないでしょうか。

パーメットスコアをスコア別に解説

パーメットとは、水星や月で採掘される新種の鉱物に含まれる架空の元素のこと。

「水星の魔女」の世界では、モビルスーツや艦船などのシステムに用いられています。

 

パーメットスコアが大きいほどガンダムの機体性能は上昇しますが、一方でスコアが基準を大きく超えると、データストームにより搭乗者の体には大きな負担がかかります。

スコア別に解説すると以下の通り。

  • パーメットスコア2:パイロットの視野や四肢操作が機体と同調。このスコアでも操縦者の体にはかなりの負荷がかかる
  • パーメットスコア3:ガンビットの遠隔機器の遠隔操作が可能になるが、操縦者は命を落とす危険性もある
  • パーメットスコア4:モビルスーツの潜在性能を限界領域まで引き出すことが可能になるが、操縦者への負荷はさらに大きくなる。プロローグでは、ナディム・サマヤの眼球に赤い模様が浮かび上がり、呼吸は激しくなり、さらにナディムは目の前に幻覚のようなものを見ていた
  • パーメットスコア5:アニメ1期には描写なし
  • パーメットスコア6:アニメ9話の集団戦でこの状態に達する。このときスレッタは何者かと対話するようにエアリアルの能力を引き出したが、本人はスコア6に到達したとは意識していなかった

こうしてみると、スレッタがエアリアルをスコア6に到達させたのは驚異的ですね。

クワイエットゼロの意味や目的を考察

ここからクワイエットゼロやパーメットスコアの意味や内容を考察していきます。

なおクワイエットゼロ(quiet zero)という単語をそのままの意味で解釈すると、静かで何もない状態のこと。

何がない状態なのかについては、この後考察します。

クワイエットゼロとは何か?2つの可能性を考察

クワイエットゼロとはどんな計画なのか?

2つの可能性を考察します。

データストーム無効化による安全なガンダムの大量生産

1つ目の考察は、データーストームを無効化にして、人体に安全なガンダムを大量生産するというもの。

本編開始時点では、GUND技術が搭載されたモビルスーツを動かすと、操縦者には大きな負荷がかかり、最悪の場合は操縦者が死亡してしまう場合があります。

そのためGUND技術は禁忌(きんき)の技術とされてきました。

しかしデータストームが無効化できれば、安全かつ高性能のガンダムを量産・販売することが可能。

またGUNDフォーマットの危険がなくなれば、デリングがガンダムを排除する理由がなくなります。

デリングは、人体に安全なガンダムを兵器として製造・販売しようとしているのではないでしょうか。

 

作中にもあるように、他の企業がモバイルスーツのシェアを伸ばしているため、ベネリットグループの業績は決して安泰ではありません。

ですがデータストームを無効化したガンダムを量産できれば、企業業績の大きな起爆剤になるはず。

この状況に目を付けたプロスペラが、クワイエットゼロ計画をデリングに提案し、エアリアルのデータを提供したのではないでしょうか。

エリクトの復活

2つ目の考察はエリクトの復活。

ただしこの場合はプロスペラにとっての目的になりますが。

個人的には、エアリアルには何らかの形でエリクトのデータが入っていると考えています。

プロスペラ(エルノラ・サマヤ)にとって、エリクトは最愛の娘。

しかし水星にやってきた後、エリクトは何らかの理由で死亡の危機に瀕してしまいます。

そこでプロスペラはエリクトをエアリアルの中に入れます。

おそらくエアリアルの中にはエリクトの生体データが入っているのではないでしょうか。

プロスペラはクワイエットゼロ計画を進めることで、エリクトを蘇らせようとしていると考察します。

なぜプロスペラはデリングと手を組んだのか?

プロスペラにとって、ヴァナディースを襲撃したデリングは仇(かたき)。

ドミニコス隊に襲撃されたことで、夫も仲間もカルド・ナボを失いましたから。

でもプロスペラはデリングと手を組んでいます。

しかもかなり前から手を組んでいた可能性があります。

プロスペラがデリングと手を組んだのは、エリクト復活のための資金が必要だからではないでしょうか。

プロスペラはエアリアルのデータをデリングに渡すことで、エリクト復活に必要な資金を得ている可能性があります。

 

ただしプロスペラにとってデリングは仇ですから、何らかの形で復讐することは考えているはず。

復讐も含めて、プロスペラにとってはクワイエットゼロ計画だと思われます。。

「今は私の計画だ」の意味を考察

アニメ11話、プロスペラからエアリアルのデータを受け取ったデリングは「今は私の計画だ」と言います。

とりわけ”私の”が強調されているように感じました。

もともと計画はプロスペラ(エルノラ)のものだったが、現段階では計画はデリングのもの、と解釈するのが一般的でしょう。

ですが見方を変えると、デリングはヴァナディース機関、あるいはカルド・ナボから計画を引き継いだ、と考えることができます。

 

カルド・ナボはGUNDフォーマット理論を提唱した研究者で、頭部の一部や目などがGUNDになっています。

プロローグでは、人間の宇宙への適応を視野に入れた身体拡張の医療技術を研究しており、GUNDフォーマットの安全性を証明しようとしていました。

GUNDフォーマットの安全性を証明するとは、データストームをゼロにすること。

これこそがクワイエットゼロ計画だとすれば、デリングはヴァナディース機関、またはカルド・ナボから計画を引き継いだ可能性があります。

クワイエットゼロのついてはアニメ1期でほんの少ししか描写されていません。

2期で全貌が明らかになるのが楽しみです!

 

まとめ

「機動戦士ガンダム水星の魔女」アニメ11話に初登場したクワイエットゼロについて考察しました。

  • プロスペラがエアリアルのデータをデリングに提供することで、クワイエットゼロは最終段階に進んだ
  • 現在はデリングにより計画が進められている
  • クワイエットゼロはデータストームの無効化により、ガンダムの安全性を証明し、兵器として生産・販売することではないか
  • プロスペラ(エルノラ)にとってはエリクト復活の意味もあるのではないか
  • デリングはヴァナディース機関、あるいはカルド・ナボからクワイエットゼロ計画を引き継いだ可能性もある

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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