「キミ戦」始祖ネビュリスと天帝ユンメルンゲンの正体とは?2人の関係も考察

「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)」は帝国所属の兵士・イスカと、ネビュリス皇庁の第二王女・アリスを中心とした物語です。

作中では帝国とネビュリス皇庁が100年もの間、戦争をしています。

ここで気になるのが

  • 帝国の天帝ユンメルンゲン
  • 皇庁の始祖ネビュリス

の存在です。

両国の象徴的存在ですが、情報が少ないため正体がわかりにくいですね。

そこでここではライトノベル9巻までの内容をもとに、天帝ユンメルンゲンと始祖ネビュリスの正体を解説し、両者の関係についても考察します。

なおこの記事にはネタバレがあります。

「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)」始祖ネビュリスの正体

引用元:「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」2巻

始祖ネビュリスは究極の星霊を宿した星霊使い

始祖ネビュリスは100年以上前、地中奥深くに存在するエネルギー・星霊を宿した少女です。

ネビュリスに宿った星霊は皇庁内で「時空星霊」と呼ばれていますが、通称に過ぎず、その星霊の正体を知るものは誰もいません。

作品開始時、始祖ネビュリスは皇庁王宮の黄金の祭壇に磔(はりつけ)の状態で祀られています

ネビュリスは現在でも生きており、作品中では

黒の石柱に磔になった裸身の大魔女がそこにいた。

赤銅色に日焼けした肌に、ウェーブがかかった真珠色の髪が印象的。

引用元:「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」ライトノベル1巻

と形容されています。

始祖ネビュリスは星霊の力で守られている

始祖ネビュリスは磔(はりつけ)の状態で祀られていると書きましたが、100年前の帝国との戦いで消耗した体を癒やすために眠りについたと言われています。

また始祖の体は星霊の自動防御により守られている、と考えられています。

というのは星霊の中には宿主の人間を守ろうとするものがおり、より強大な星霊ほど宿主の体を守る傾向が顕著と言われているからです。

なお始祖ネビュリスは眠りについて100年も経っているにもかかわらず、13,14歳の少女の姿をしています。

始祖ネビュリスは複数の星霊術を使える?

中立都市エインでイスカとアリスと戦った始祖は炎、氷、土と複数の星霊術を使っています。

通常一人の人間に宿る星霊は1つきりなのですが、始祖ネビュリスは違うようです。

ただライトノベル9巻までで始祖ネビュリスが戦ったのはこれ1回だけなので、彼女の星霊についてはわからないことがまだまだあります。

ネビュリスには双子の妹がいた

引用元:「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」2巻

皇庁の祭壇で眠っている始祖ネビュリスには双子の妹がいました。

その者こそネビュリス一世であり、現在のミラベア女王やアリス王女ら王家の血筋の始まりにあたります。

妹は皇庁の女王になり、子をもうけ、ネビュリス一世となったあと死んでしまいます。

ネビュリス一世が死んだ時、帝国側は「大魔女が消えた」と喜びましたが、姉がいることは知りませんでした。

姉(始祖ネビュリス)は星霊の力で時間の流れを遮断し、帝国に復讐する機会をうかがいながら眠っているのです。

イスカの師匠クロスウェルと始祖ネビュリスの意外な関係

イスカとジンには、使徒聖筆頭かつ帝国最強の剣士だったクロスウェルという師匠がいます。

クロスウェルは5年間イスカとジンを鍛え、一人前の兵士に育て、「星剣こそが世界を再星する唯一の希望」という意味深な言葉をイスカに残して、姿を消します。

実はクロスウェルは始祖ネビュリスの実の弟であることがわかっています。

ただ、ネビュリスの弟のクロスウェルがどのような経緯で帝国側の人間になったのかについては明らかになっていませんし、クロスウェルのその後の消息についてもライトノベル9巻まではわかっていません。

仮面卿が始祖ネビュリスを目覚めさせようとしている

ライトノベル8巻のエピローグ2「この世で最も激しき憤怒」に、ゾア家の仮面卿オンが始祖ネビュリスを目覚めさせようとするシーンがあります。

実はこれ以前に、皇庁のヒュドラ家と帝国が裏で手を組み、帝国がネビュリス皇庁に攻め込むという事件が起きます。

この事件は、ヒュドラ家が自分たちの血筋から女王を出すために起こしたクーデターなのですが、ヒュドラ家に遅れを取ったゾア家の仮面卿が、対抗策として始祖ネビュリスを目覚めさせようとしたと考えられます。

なおライトノベル9巻までではその後の詳細は不明です。

「キミ戦」天帝ユンメルンゲンの正体

ここでは帝国の天帝ユンメルンゲンの正体を9巻まで内容から解説します。

天帝ユンメルンゲンの正体

天帝ユンメルンゲンは帝国の首長であり、帝国を象徴する存在です。

天帝は現在で9代目とされていますが、表に登場するのは天帝の影武者で、本当のユンメルンゲンは100年前から一度も変わっていません。

なお天帝ユンメルンゲンを護衛する帝国最強の戦力が使徒聖です。

作中では使徒聖は11人おり、主人公のイスカもかつては使徒聖に選ばれていました。

天帝ユンメルンゲンは獣の姿をしている

「キミ戦」ライトノベルには天帝ユンメルンゲンは獣の姿をしている、と描写されています。

具体的には7巻プロローグ「天帝ユンメルンゲン」、天帝の影武者のセリフに

一番街での噂です。

ある日の夜、少女が奇妙な獣を見たと警務部に通報したそうです。銀色の狐のような獣が二足歩行していたと。

引用元:「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」ライトノベル7巻

「銀色の狐のような獣」が本物の天帝ユンメルンゲンです。

さらに天帝ユンメルンゲンについての描写は続き、

クスクスと笑う、銀色の獣人がいた。

藺草を編んだ畳の床に、器用にあぐら座りで座している。

両手の指は人間のように分かれているが、二足歩行となる両足は狐の足のまま。

しかし完全に狐というわけではない。狐の身体なのに、顔はまるで人間のようだ。

すなわち獣人。

引用元:「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」ライトノベル7巻

さらに9巻にも同様の記述があります。

ユンメルンゲンがもともと獣のような姿をしているのか、後天的な原因で獣の姿になったのかはわかっていません。

なお天帝が夜に外出するのは常に退屈しているためで、ときどき外出しては天帝の参謀である璃洒を慌てさせています。

イスカの前に姿を表すのは9巻

引用元:「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」ライトノベル9巻

ライトノベル9巻7章で、天帝ユンメルンゲンがイスカやミスミス隊長、シスベルらの前に姿を現します。

参謀の使徒聖第5席・璃洒を伴った天帝ユンメルンゲンは、アリスのメイド・燐を拉致し、シスベルンに帝都に来るよう言い残し、去っていきます。

この後イスカやシスベルらは帝都に行くことにしますが、獣の姿をした天帝を見たイスカは動揺を隠せませんでした。

10巻以降ではさらに登場回数が増えると思われます。

始祖ネビュリスと天帝ユンメルンゲンの関係を考察

引用元:「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」4巻

ここでは皇庁の始祖ネビュリスと帝国の天帝ユンメルンゲンの関係を考察します。

ネビュリスとユンメルンゲンの共通点

始祖ネビュリスと天帝ユンメルンゲンは、自力で「人と星霊の統合」に至ったという点で共通しています。

この星で「人と星霊の統合」に到達したのはネビュリスとユンメルンゲンの2人だけで、サリンジャーはこの2人を「いずれも正真正銘の化け物」と形容しています。

「人と星霊の統合」に至ったのなら、ユンメルンゲンも星霊を宿していることになります。

始祖ネビュリスが星霊を宿した星霊使いであることはわかりますが、帝国のユンメルンゲンが星霊を宿しているというのは理解に苦しみます。

帝国は星霊使いを迫害・弾圧し、星霊使いの楽園・ネビュリス皇庁と戦争をしているからです。

天帝ユンメルンゲンが星霊を宿した理由が、100年前に起きたことを知る理由になるかもしれません。

 

なお皇庁の第二王女・シスベルは、ユンメルンゲンと星霊について以下のように推測しています。

この世界で、最初に星霊が噴出したのは帝都だったのではありませんか

天帝ユンメルンゲンも百年前に星霊エネルギーを浴びていたらどうでしょう

引用元:「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」ライトノベル9巻

ネビュリスとユンメルンゲンの100年前の関係を考察

現在の皇庁と帝国は戦争状態にあるので、始祖ネビュリスと天帝ユンメルンゲンも対立関係にあると考えるのが一般的です。

特に始祖ネビュリスは帝国に対して強い恨みを持っており、復讐の機会をうかがっています。

では戦争が起きる前のネビュリスとユンメルンゲンの関係はどうだったのでしょう?

ここからは個人的な推測ですが、ネビュリスとユンメルンゲンは星霊を宿す前から知り合いだったと考えています。

単なる知り合いではなく、例えば恋人のような、親密な関係であったのかもしれません。

しかし2人とも星霊を宿したことがきっかけで関係に亀裂が生じ、別の道を歩むようになったのではないでしょうか。

情報が少ないため根拠が弱いのですが、始祖、天帝とも100年以上生きており、両者とも星霊を宿し、自力で「人と星霊の統合」に至ったとなると、100年前も何らかの関係があったと考察します。

まとめ

ここでは「キミ戦」に登場する始祖ネビュリスと天帝ユンメルンゲンについて解説しました。

始祖ネビュリスについては

  • 始祖ネビュリスは「時空星霊」という星霊を宿した星霊使いで、現在は眠った状態で皇庁に祀られている
  • 始祖ネビュリスには皇庁を建国した双子の妹がいた
  • 始祖ネビュリスはイスカの師匠クロスウェルと姉弟の関係
  • ゾア家の仮面卿オンが始祖ネビュリスを目覚めさせようとしている

天帝ユンメルンゲンについては

  • 表に姿を表すのは影武者で、本当のユンメルンゲンは100年前から一度も変わっていない
  • 天帝ユンメルンゲンは人獣の姿をしている

始祖ネビュリスと天帝ユンメルンゲンの関係は

  • どちらも自力で「人と星霊の統合」に至っている
  • 始祖ネビュリスと天帝ユンメルンゲンは100年以上前から深い関係にあったと考えられる

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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