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キミ戦/シスベルの行き先を仮面卿に教えたのは誰?目撃した怪物の正体についても

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦(キミ戦)」で、女王ミラベアの命を受けたシスベルが独立国家アルサミラに行くと、隊員たちとバカンスを楽しむイスカとばったり再会。

明くる日、またも顔を合わせたシスベルとイスカは原油採掘場で話し始めますが、ゾア家の仮面卿オンと星霊部隊が突然現れ、シスベルを皇庁に連れ戻そうとします。

 

さらに帝国の殲滅物体(オブジェクト)が出現し、シスベルを拘束しようとします。

そこでここでは以下の2点について解説します!

  • シスベルの行き先を仮面卿に教えたのは誰?
  • シスベルが目撃したネビュリス皇庁に潜む怪物とは?
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「キミ戦」シスベルの行き先を仮面卿に教えたのは誰?

シスベルの行き先を仮面卿の伝えたのは?

早速結論ですが、シスベルがアルサミラに行ったことを仮面卿オンに伝えたのは、ネビュリス第三王女のイリーティア、つまりシスベルの姉です。

シスベルの母・ミラべア女王は、独立国家アルサミラが帝国の人間を積極的に受け入れている、という情報を耳にします。

そのため中立を宣言していても、いつ帝国の属国になってもおかしくありません。

 

そこで女王はシスベルにアルサミラについて調査するよう依頼。

シスベルは「灯」の星霊を用いて、その国で行われた会議などを再現し、アルサミラが帝国に寝返るつもりがあるのか、調査することが仕事でした。

そしてシスベルがアルサミラに行くと、1年ぶりに自分を脱獄させてくれたイスカと再会。

皇庁内に自分を守ってくれる部下がいないシスベルは、イスカに自分と一緒に皇庁に来るよう依頼するのでした。

シスベルの行き先を仮面卿に教えた理由を考察

イリーティアがシスベルの行き先を仮面卿に教えた理由はシスベルを苦境に追い込むためと考えられます。

イリーティアはシスベルがアルサミラに行くことを知っていました。

またイリーティアは帝国ともつながっていたことが後に判明しますが、帝国からの情報をもとに、アルサミラにイスカたちが行っていることも知っていました。

そこでイリーティアは「アルサミラでシスベルとイスカが接触する可能性がある」と考えます。

その現場を仮面卿が押さえれば、シスベルが帝国とつながっていた証拠になり、シスベルを裏切り者として追い込むことができるわけです。

イリ-ティアはネビュリス皇庁をめちゃくちゃにしたかった

イリーティアは、力ある星霊を宿した者だけが尊ばれる「魔女の楽園」ネビュリス皇庁をめちゃくちゃにしたいと思っていました。

なぜならイリーティアは美貌や知性には恵まれたものの、星霊には恵まれず、弱い星霊しか持っていなかったから。

そこでまずはシスベルを苦境に追い込み、その結果として女王の立場も悪くし、皇庁を壊滅させるきっかけにしようと考えたと思われます。

仮面卿がシスベルを皇庁に連れて帰る目的

仮面卿はシスベルが帝国のイスカと会っている場面を押さえることで、シスベルを裏切り者として皇庁に連れ帰ろうとしていました。

シスベルが裏切り者であると印象付けられれば、ミラベア女王を苦境に追い込み、自分たちゾア家が女王聖別儀礼(コンクラーヴェ)で優位に立つことができるから。

コンクラーヴェでルゥ家に遅れを取ってきたゾア家にとって、これはまたとない絶好のチャンス。

以上の理由から仮面卿はシスベルを皇庁に連れ帰ろうとします。

帝国にシスベルの居場所を教えたのは誰か考察

シスベル、イスカ、仮面卿らが話をしていると、帝国の殲滅物体(オブジェクト)が現れ、シスベルを拘束しようとします。

だれが帝国にシスベルの居場所を教えたのでしょうか?

ライトノベル9巻までには明確な答えはありませんが、イリーティアが帝国に知らせたと考えられます。

イリーティアが帝国とつながっていたことは作品中で明らかになっていますが、イリーティアは仮面卿がシスベルを裏切り者として皇庁に連れ帰れなくても、帝国がシスベルの身柄を押さえればいいと考えたのでしょう。

シスベルは格好の実験素材

実はライトノベル8,9巻で、帝国ではネビュリスの純血種を使った人体実験が行われていることが判明。

帝国にとって純血種のシスベルは格好の実験素材。

そのためイリーティアから連絡を受けた帝国側、おそらく八大使徒が殲滅物体(オブジェクト)をアルサミラに送ったものと考えられます。

 

「キミ戦」シスベルが目撃したネビュリス皇庁の怪物を解説

「キミ戦」ライトノベル4巻3章「星に祈る魔女シスベル」に、シスベルが「灯の星霊」を使ったとき、皇庁の王家に潜む怪物を見たと書かれています。

その時点でシスベルは怪物の正体を知りませんでした。

ここでは怪物の正体をネタバレします。

ネビュリス皇庁に潜む怪物とは?

結論を書くと、シスベルが目撃したネビュリス皇庁に潜む怪物とはイリーティアです。

「キミ戦」ライトノベル4巻にこんな表現があります。

そこに含まれていたのは、十五歳の無垢な少女が背負うにはあまりに邪悪すぎる陰謀と、想像を絶する「怪物」の存在だった。

もはやアレは人間ではない。

ネビュリス皇庁の王家に潜む怪物。今はまだ人間の仮面を被っているが、時が来れば、その下面を外して正体をさらけ出すことだろう。

「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」4巻

イリーティアは自分の体を帝国の差し出し、人体実験を受けることで怪物になっていきます。

純血種「E被検体」

ライトノベル4巻Intermission「力の対価」およびIntermission『「女王暗殺計画」そして「女王捕獲計画」』に

  • 純血種「E被検体」

また7巻Epilogue1に

  • 適合型・神星変異「■リー■■■」(通称、被検体「E」)

という言葉が出てきますが、「E被検体」や「被検体E」とはイリーティア(Elletear)のことです。

イリーティアは知性と美貌に恵まれたものの、強い星霊には恵まれず、ネビュリス第一王女でありながら早い段階から女王候補から除外されてきました。

「星霊の楽園」を謳った(うたった)ネビュリス皇庁も、イリーティアにとっては楽園ではなく、逆に差別されていると感じており、いつかは皇庁を壊滅しようと決意。

そして自ら帝国の人体実験に身を差し、移植や投薬などを受け、怪物のような姿になっていきます。

圧倒的な力を手に入れたイリーティア

イリーティアは帝国で人体実験を受けることで圧倒的な力を手に入れます。

使徒聖第一席のヨハイムの刃で斬られても、しばらくするとケガは治ってしまいますし、ネームレスを退けたゾア家の当主・グロウリィさえも拘束してしまいます。

強さを手に入れたイリーティアが何をしようとしているのかは不明ですが、今後のストーリーに大きな影響を及ぼすことは間違いありません。

 

まとめ

まとめると

  • シスベルの行き先を仮面卿オンに教えたのはイリーティア
  • 仮面卿はシスベルを裏切り者として帝国に連れて帰ることを目的としていた
  • シスベルの行き先を帝国に伝えたのもイリーティアと考えられる

シスベルが皇庁でみた「怪物」については

  • 怪物=イリーティア
  • イリーティアは自ら望んで帝国の被検体となり、「E被検体(または被検体E)」として様々な人体実験を受ける

なおイリーティアが以上の行動を取ったのは、皇庁をぶっ壊すためです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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