「約束のネバーランド」ゴールディ・ポンド猟場編に登場するレウウィス大公とバイヨン卿。
どちらも圧倒的な力がある鬼で、エマやオリバーたち食用児を苦しめますが、最後には敗れてしまいます。
ここではレウウィス大公とバイヨン卿は強さや過去など基本情報をご紹介した後、二体の鬼は本当に死亡したのか、生きている可能性はないのかについて考察・解説します!
目次
「約束のネバーランド」バイヨン卿の強さ・過去などプロフィールまとめ
#約束のネバーランド 感想
ここは『農園』ではなくバイヨン郷という一貴族(つまりバイヨンは苗字?)の私設の『庭』。
ローブに書かれているのは鬼の言語でのそれぞれの名前でしょうか?
特権を用いて月一で農園(例外はエマやオジサン等の脱走者)から生きたまま入荷されてくる、と。#wj01 pic.twitter.com/AhjsHoYvxa— ぐんぐにる (@Gungnir3228) December 5, 2017
バイヨン卿のプロフィール
バイヨン卿は五摂家のバイヨン家の出身、つまり上流貴族の鬼です。
年齢は不詳ですが、作中には1,000年前のバイヨンの描写があるため、少なくとも1,000年以上は生きていることがわかります。
話す言葉は丁寧かつ品があり、柔らかい物腰も印象的で、いかにも上流階級の鬼という雰囲気を漂わせています。
しかし狩猟になると話は別。
人間を狩ることへの欲求にあふれており、残忍な方法で食用児を狩っていきます。
食用児狩りへの欲求が抑えきれず、ゴールディ・ポンドに猟場(かりば)を作ってしまったほどです。
狩りへの欲求が抑えきれないバイヨン
1,000年と少し前、それまで争いを続けていた人間と鬼は「人間は鬼を狩らない。だから鬼も人間を狩らない」という内容の約束を交わします。
この約束により、鬼は農園で養殖された人肉を食べることに。
狩りができなくなるためバイヨンは不満でしたが、鬼の王が交わした約束なので従わざるをえません。
時が過ぎて約800年前、バイヨンは24の農園に出資、12の農園を管理、6つの農園の責任者にまでなりますが、狩りへの欲求は抑えきれずにいました。
こっそり狩りをするうちにゴールディ・ポンドに狩猟場を作る
その後も農園から出荷される死んだ肉を食べては味気なさを感じる日が続きますが、約200年前に特別に生きた子どもを出荷してもらったバイヨンは、こっそり自邸の庭で子どもを狩って食べます。
するとそれまで味気なかった人肉が美味しく感じられました。
これ以降、内緒で出荷された生きた人間を自邸の庭で狩っていましたが、15年前にピーター・ラートリーに話が漏れ、ゴールディ・ポンドに猟場を作ることに。
それ以降バイヨンはレウウィスなど他の鬼を「秘密の猟場」に招き、一緒に狩りを楽しむようになったのです。
バイヨン卿の強さを解説
バイヨンはゴールディ・ポンド編に登場する鬼の中ではレウウィスに次ぐ強さがあります。
その戦い方はかなり知的。
最後の戦いでは、食用児側に反乱の首謀者(ルーカス)がいることをいち早く見抜き、ジリアンを人質にして、首謀者がいる場所を聞き出そうとします。
敵が仕掛けてくることを前もって読むことも得意で、敵の攻撃をわざと受けて相手を泳がせ、首謀者のいる場所を特定することもします。
攻撃を受けても簡単にやられない打たれ強さも持っています。
五摂家出身だけに、鬼の中でも上位の強さを持っていると推測できます。
「約ネバ」バイヨンは死亡したのか考察
約ネバで良いなぁと思ったキャラ。
バイヨン卿です!
レウウィスも好きだけど、見た目はこちらが好き。 pic.twitter.com/cmBpwdsXBD— まあや卿 (@maya_kurage) June 8, 2018
ここではバイヨンの最後の戦いを振り返り、バイヨンが本当に死んだのか、解説します。
バイヨン最後の戦い
子どもたちの背後の首謀者(ルーカス)がいると感づいていたバイヨンは、あえて食用児の攻撃を受け、敵を泳がせることで、首謀者がいる本拠地を特定。
木の根元から敵の本拠地に入ったバイヨンは、複数の食用児から攻撃を受けます。
このときバイヨンは、自分が敵を泳がしていたのではなく、おびき寄せられていたことに気が付きます。
バイヨンは食用児のリーダー・オリバーに重症を負わせますが、仮面を割られた上、目の奥の核を撃たれ死亡。
強さが仇になってしまったことがバイヨンの敗因だったようです。
バイヨンは本当に死んだのか考察
バイヨンは死んだと考えて間違いありません。
ネット上では生きている可能性も考察されていますが、死んだと考えられる証拠があるからです。
単行本11巻97話のピーター・ラートリーとラートリーの部下らしき人物との通話に、「バイヨン卿の遺体をようやく見つけました。はい、地下壕近くに埋もれて」という部下の報告があります。
ピーターが自分の部下に食用児の遺体を探させていたようですが、反対に鬼の遺体が見つかったようです。
バイヨンの遺体が発見されたということは、生きている可能性はないことになります。
狩りの欲求を抑えられず、猟場まで作ったバイヨンでしたが、最期は自分の強さが仇になってしまったようです。
レウウィスの強さ・過去などプロフィールまとめ
いま読んでるマンガ
⇒約束のネバーランド 第8巻レウウィスの強敵感が出ていてよかった( ゚Д゚) pic.twitter.com/ien9pysYrJ
— とあるナナシ@फीनिक्स (@7740nanashi) April 30, 2018
レウウィスのプロフィール
レウウィスはゴールディ・ポンドの猟場で食用児狩りを楽しむ鬼の一人。
五摂家出身のバイヨンは上流階級の鬼ですが、レウウィスはそれを上回る家の出身です。
なぜならレウウィスは王家の出身だからです。
”レウウィス大公”と呼ばれているのはそのためです。
しかし政治や民の苦しみには何の興味もなく、「狩りは互いに命を懸けるから面白い」という考えに基づき、狩りなどに勤しんでいるタイプの鬼。
狩りでは強い敵意を持っている相手、殺す気でかかってくる強い人間ほど燃えるようです。
パルウゥスという小さい猿のような鬼を常に肩に乗せているのも特徴で、王家出身らしい品格も持ち合わせています。
レウウィスの過去
バイヨン同様、レウウィスの年齢はわかっていません。
しかし人間と鬼が狩りあっている頃から生きているため、1,000年以上生きていることは間違いありません。
鬼は長い年月を生きることはわかっていますが、その中でもレウウィスは高齢の鬼であると推測できます。
というのは最後の戦いのときに、身体の再生限界が遅くなっていることを自覚しているためです。
13年前にはミネルヴァに会うためにB06-32地点のシェルターからやってきたユウゴたちを狩っており、ルーカスの右腕はこのときレウウィスに切断されました。
レウウィスの強さ
レウウィスはゴールディ・ポンドで狩りをする5体の鬼の中では最も強く、鬼全体の中でもトップクラスの強さがあると考えられます。
最後の戦いはエマが放った大量の弾丸のほとんどを手で止めたり、閃光で目を塞がれた状態でも耳を頼りに相手を攻撃したり。
食用児が予想していた以上の強さを持っていました。
敵の先を読むのも得意で、相手の立てた作戦をすべて読んで動く賢さも持っています。
ただし最後の戦いでは、先を読んだゆえに食用児の攻撃を受けてしまうことになります。
レウウィスが死亡せず生きてる可能性を考察
約束のネバーランド:レウウィス パルウゥス pic.twitter.com/5JzTNBYECt
— 犬川 (@_inugawa_) October 8, 2020
レウウィス最後の戦い
食用児たちはルーチェ、ノウス&ノウマ、バイヨンを倒し、最後に全員でレウウィスと戦う計画を立てていましたが、戦いの中で6人が負傷してしまい、エマ、ナイジェル、ペペ、ヴァイオレットの4人だけでレウウィスと戦うことになります。
当初の計画は崩れてしまいましたが、途中からレイとユウゴが参戦し、レウウィスの仮面を壊すことに成功。
それでもレウウィスは強く、閃光弾で目を塞いでも、耳を頼りに攻撃してくるなど、食用児にダメージを与えます。
万策尽き果てたと思われましたが、レウウィスの身体の再生スピードが遅いことに気が付いたエマの提案により、子どもたちはレウウィスに一斉攻撃を開始。
エマの予想通り、再生に限界があるレウウィスは次第に追い詰められて行き、最後はユウゴの銃弾で核を破壊され絶命。
食用児はゴールディ・ポンドの猟場を崩壊させることに成功します。
レウウィスは本当に死んだのか考察
「約束のネバーランド」
いや~、本質を見事に突いているストーリーで、メチャメチャ面白かったです✨🤗
レウウィス大公の「全ての農園を廃止しよう」は、「緊急放送📢」のことかな?😅 pic.twitter.com/REdnQAbb5I
— 《∞の錬金術師😲 Dr.もふれお。。》《∞理論:善悪がわかるソロモンの知恵❗》 (@pepottu) October 6, 2020
ゴールディ・ポンドで死んだと思われていたレウウィスですが、本当は生きており、物語終盤で再登場します!
鬼が持っている核は通常1つと決まっていますが、王族の中にはまれに核を2つ持って生まれてくる鬼がいます。
現女王のレグラヴァリマがこれに当たりますが、レウウィスも核を2つ持って生まれてたため、目の奥の核を壊されても死ぬことはなかったのです。
復活し再登場
レウウィスは自分が2つ核を持っていることを知らず、意図せずして復活。
そのためゴールディ・ポンドでは遺体が見つからず、行方不明とも考えられていました。
なおレウウィスは単行本19巻171話で再登場し、全食用児が自由になる行動を取ります。
ゴールディ・ポンドで負けて、人間のよさを知ったために食用児を解放する行動をとったのかもしれません。
まとめ
ここでは「約ネバ」レウウィス大公とバイヨン卿についてまとめました。
バイヨンについては
- バイヨンは五摂家出身の鬼で、狩りへの欲求を抑えきれずゴールディ・ポンドに秘密の狩猟場を作った
- 鬼の中では上位の強さを持つバイヨンだが、食用児の隠れ家に誘い込まれ、攻撃を受け死亡
- 遺体が見つかったので間違いなく死んでいる
レウウィスについては
- 王家出身の鬼だが政治には興味がなく、狩りなど遊びに勤しんでいた
- 鬼の中ではトップクラスの強さがあるが、食用児に再生が遅くなったことを見抜かれ、最後は目の奥の核を攻撃され死亡
- 死んだと思われていたレウウィスだが、核をもう一つ持っていたために復活し、最後には食用児が解放される行動を取る
最後まで読んでいただきありがとうございました!