「ゴールデンカムイ」に登場する海賊房太郎(かいぞくぼうたろう)。
印象的なビジュアルとキャラクターで、物語後半を大きく引っ張ります。
実在の囚人がモデルになっている房太郎。
この記事では海賊房太郎の過去や正体、最後は死亡するのかについて解説します。
目次
「ゴールデンカムイ」モデル・元ネタなど海賊房太郎の基本情報まとめ
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海賊房太郎の初登場は、砂金堀り師の松田と一緒に支笏湖の砂金を探すシーンでした。
のっぺらぼうが第七師団に追い詰められ、丸木舟で逃げようとして転覆した支笏湖。
深い湖でのっぺらぼうが落とした砂金を探す房太郎は、ギネスブック級の潜水能力があります。
ここでは海賊房太郎の本名や誕生日、モデルなど、基本情報を解説します。
本名・誕生日など海賊房太郎のプロフィール
海賊房太郎(かいぞくぼうたろう)の本名は大沢房太郎(ふさたろう)、8月13日生まれです。
170㎝と当時では長身で、ひざまでのびた長髪。
足は36cm、指の間には水かきがあり、30分以上の潜水が可能な能力は、現代の世界記録24分より上。
現代ならオリンピックの水泳選手として活躍しそうな房太郎ですが、残念ながらその能力で犯罪を重ねます。
モデル・元ネタは海賊房次郎
房太郎のモデルは実在の囚人「大沢房次郎」です。
水泳が巧みで、舟を使って逃げることから「海賊房次郎」と呼ばれるようになりました。
1910年、強盗犯として15年の刑期で樺戸監獄に収監。
樺戸監獄の囚人は、北海道の開拓労働をしていました。
房次郎は川で運ばれてきた木を水揚げする仕事を任され、仲間に指示して手際よく作業を仕切っていたとか。
監獄に来たときは反抗的だった房次郎ですが、難しい仕事を任され、認められるうち模範囚になったそうです。
身長や水泳の能力、仲間を仕切るリーダーシップが、そのまま房太郎のキャラクターに生かされています。
海賊房太郎の正体・過去を解説
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房太郎は子供のころから木材を川で運ぶ人夫として働いていた、という設定。
そこからどんな犯罪者になったのか、海賊房太郎の正体・過去について解説します。
正体は24人の刺青囚人の一人
海賊房太郎も網走監獄の刺青囚人の1人です。
房太郎は、網走で白石達に夢を語っています。
それは、東南アジアの小さな島に自分の王国を作ること。
自分の顔を刻印した通貨を作ろうと妄想しています。
脱獄後、夢の実現のため、独自に金塊探しを始める房太郎。
房太郎が「国作り」にこだわるのは、幼い頃家族を亡くしたつらい経験からでした。
幼い頃に家族14人を疱瘡で亡くす
疱瘡は天然痘ともいわれ、致死率20~50%の恐ろしい病気。
感染力も高く、房太郎以外の家族は全員疱瘡で死亡します。
家族を亡くしただけでなく、伝染病にかかった家の子として生まれ故郷の人々から嫌がられ、居場所を亡くした房太郎。
子供心に「俺の国を作れば、誰も俺を追い出せない」と思います。
房太郎が自分の国を作ることにこだわるのは、この経験があるからなのです。
前科は55犯の罪で網走監獄へ
材木を運ぶ人夫だった房太郎。
いつしか、潜水能力を生かして相手をおぼれさせ、金品を奪う強盗になります。
捕まった時は55犯!
単独犯だけでなく、強盗団を結成して海賊行為もしていました。
仲間は樺戸監獄に収監されています。
若山輝一郎の刺青を狙うが金塊探しへ作戦変更
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網走脱獄後、アイヌの金塊を手に入れるため、房太郎も刺青を集めようとしました。
若山の刺青を狙って近づきますが「刺青暗号は解けない」と言われ、あきらめます。
ヒグマに食われたり、海に落ちたりする者もいるから、24人全員の刺青は手に入らないだろう、というのが若山の考え。
房太郎も若山の考えに納得し、作戦を変更します。
- 支笏湖に沈んでいる「のっぺらぼうの砂金」を見つけ、産地を特定する
- 砂金の産地周辺で、昔の埋蔵金の隠し場所を知っているアイヌを探して聞き出す
- 最初の隠し場所に行き、のっぺらぼうが移動させた場所を探し当てる
白石もこの作戦を考え付きますが、「難しすぎる」と杉元とアシリパは却下。
しかし房太郎は自分の潜水能力を生かし、これを実行するのです。
松田平太と砂金のサンプルを収集
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網走監獄の囚人同士だった松田と房太郎。
房太郎が松田に砂金の鑑別を依頼し、2人は支笏湖に向かいます。
水深200mで見つけた砂金から産地を突き止め、房太郎はアイヌを探しに行きます。
一方、松田は見つけた砂金に産地と「海賊さん」と書いたメモをつけ、煙草入れにしまっていました。
それを手に入れた白石達は、海賊房太郎の刺青を手に入れるため、砂金産地へ向かいます。
樺戸監獄の側近たちを解放
支笏湖の後、房太郎は樺戸監獄に囚われていた側近たちを脱獄させました。
産地の川をめぐってアイヌから情報を集めるときには、部下を引き連れています。
情報を得るためにお金をばらまいたため、隠し場所がわかったときにはスッカラカン。
仲間とともに、現金書留の輸送船を襲う計画を立てます。
杉元一行と鉢合わせる
杉元達が乗る船を襲った房太郎。
アシリパのそばで銃を撃つ房太郎に杉元は怒り心頭、房太郎が得意な水中で戦うことに。
杉元はおぼれそうになりますが、チョウザメの群れに救われます。
長い髪が船の外輪に絡まった房太郎を助けた杉元。
刺青を集めたらアイヌの情報を教えてもらうことを条件に、房太郎と協力することにします。
海賊房太郎は最後に死亡するのか
自分の夢のために、時には杉元たちを裏切る房太郎ですが、最後は仲間をかばって撃たれ死亡します。
房太郎がどんな最後を迎えたのか、解説します。
裏切ってアシリパをさらう
アシリパが刺青の暗号を解くカギであることを隠そうとする杉元たちですが、鋭い房太郎はそれを見破ります。
杉元とともに土方一派に合流した房太郎でしたが、土方の理想には興味がなく、金塊を独り占めする機会をうかがっていました。
刺青の囚人、切り裂きジャックと上エ地を追って札幌ビール工場に集まった、土方一派と第七師団。
囚人の追跡と戦闘、そして火事の混乱の中、房太郎は杉元をなぐり、アシリパを誘拐します。
逃げようとした房太郎は鯉登に切りつけられ、アシリパは鶴見中尉の手におち、馬車で連れ出されてしまうのです。
白石をかばって死亡
エディー・ダンに運転を習ったという房太郎は、ビールの宣伝カーに乗り、白石、杉元とともに馬車を追います。
馬車の横に並んだ時、鶴見中尉の銃弾が房太郎の腹に命中。
受けた傷が致命傷であることを悟った房太郎は、菊田曹長の銃弾から白石をかばい、倒れます。
「かばうなんてらしくないぞ」という白石に、房太郎は「俺のことを忘れるなよ」と、アイヌの情報を伝えて死亡。
白石は「あいつは失った家族と帰る故郷を取り戻したかっただけなんじゃないか」と杉元に語ります。
病気で家族と故郷を失った、似た者同士の杉元と、命を助けられた白石の2人に、強い印象を残した死でした。
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まとめ
ゴールデンカムイ単行本最終31巻、明日7月19日発売です。約8年間続いた作品の完結を見届けてください。そしてこれからもゴールデンカムイをよろしくお願いします。#ゴールデンカムイ pic.twitter.com/F9gpL7ZPFa
— 野田サトル (@satorunoda) July 18, 2022
海賊房太郎の過去や正体、最後は死亡するのかについて解説しました。
- 海賊房太郎は、幼いころ疱瘡で家族14人と故郷での居場所を失った過去をもつ
- 正体は潜水能力を生かして強盗や海賊行為をしていた、網走の刺青囚人の1人
- アシリパをめぐって第七師団と戦う中で、白石をかばって死亡した
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!