今回は「呪術廻戦」に登場する伏黒津美紀(ふしぐろつみき)について取りあげます。
呪術廻戦には数多くの人物が登場しますが、伏黒津美紀は、非術師かつ本来であれば呪いに全く関係しない稀有な存在でありました。
しかしながら、「謎の呪い」を受けたことによって、昏睡状態になり、呪術の世界に巻き込まれることに。
伏黒恵にとっては、全く血のつながっていない1歳上の義姉です。
津美紀は、自身の義父でありながら恵の実父である伏黒甚爾のことは、しっかりと覚えているようで、単行本の20巻末では、二人が会話をする描写が描かれています。
そんな伏黒津美紀について、彼女の呪いや、本誌で判明した現在に至るまでもを解説していきます。
目次
「呪術廻戦」伏黒津美紀の呪いの正体は万(よろず)?
呪術廻戦の伏黒津美紀の展開おもろい
伏黒と虎杖は手出せないだろうし
来栖華と高羽は様子見するだろうけど
真希だけは容赦なくボコボコにしそうだよね。五条悟が邪魔で封印した作者的にはなんとか真希をこの場から退場させときたかったんじゃないかな?笑 pic.twitter.com/t4RKFXxGFF
— ❀.ChanJona (@Chan_Jona00) January 30, 2023
原因不明の謎の呪いを受けて、昏睡状態に陥っていた津美紀。
死滅回遊のはじまりとともに目を覚ましました。
死滅回遊は、羂索が仕組んだ「呪術を与えられた者たちの殺し合い」です。
なぜ、非術師である津美紀が巻き込まれてしまったのでしょうか。
高校1年の時に謎の呪いにより昏睡状態に
津美紀が、昏睡状態に陥ったのは高校1年生のとき。
1個下の恵は、浦見東中学の3年生でした。
現代最強呪術師・五条悟とすでに面識のあった恵は、津美紀の被術にあたって、五条にも相談。
しかし原因が分からない以上祓えない、と最強呪術師・五条でもお手上げ状態でした。
この正体不明・出自不明の呪いは、全国で同じような被呪者がいることが7巻59話で判明しています。
羂索の呪力に当てられ寝たきりになったと考えられていた
五条でもお手上げだった津美紀の呪い。
死滅回遊のはじまりとともに、目を覚ましたことで、津美紀の呪いには羂索が関わっていたことが分かります。
羂索の発言を信じるならば、死滅回遊は「天元との同化のための慣らし」です。
これを実行すべく、事前にマーキングを施していた人間を、呪霊操術で取り込んだ真人の「無為転変」によって封印を解いて目覚めさせました。
マーキングの際には「自分の呪力にあてられて寝たきりになった者も出た」と羂索は語っており、津美紀もその一人だったと思われます。
こうして津美紀は、死滅回遊の強制泳者となりました。
津美紀は羂索により呪物を取り込まされた受肉タイプの泳者だった
というか死滅回游開幕時の「頼む虎杖 オマエの力が必要だ」で既に不穏な空気醸し出してたよね津美紀の姉ちゃん。 これで順風満帆に行くわけが無かろうて……
(呪術廻戦16巻 143話より)#呪術本誌#wj09 pic.twitter.com/auYeK8uDXg— 隠居仙人@呪術本誌 (@sennindesuzo) January 29, 2023
死滅回遊の泳者には、いくつかパターンがあります。
- 目的のために、自ら参加を宣誓する者
- 羂索によって、マーキングを施されていた者
- 人生のやり直しを図って自らを呪物化し、現代の誰かに受肉した者
津美紀は、マーキングを施された者に当てはまります。
しかし、このマーキングされた人間にも、さらに2種類のタイプが存在していました。
呪物を取り込ませた者と、術式を所持していながら脳の構造が非術師の者(覚醒タイプ)です。
術式は生まれながらに持っているものであり、術式所持している場合は、真人の「無為転変」によって、脳の構造を整えられただけにすぎません。
ところが、津美紀は呪物を取り込まされた泳者でした。
つまり、津美紀の記憶を持ち、津美紀の見た目を持ちながら、中身は受肉した過去の術師であるということです。
受肉した過去の術師はその過程で、「故意にしろ無意識にしろ、器の自我を殺し沈めている」と語る天使。
さらに、199話では、天使の術式(あらゆる術式を無効化するもの)を用いたとしても、受肉した泳者を受肉前の状態に戻すことは「無理とは断言できないが九割九分死ぬ」ということが分かり、受肉された津美紀は、元に戻れないとみていいでしょう。
津美紀の肉体を乗っ取ったのは万(よろず)
津美紀の記憶を使って、恵ら高専側についたと見せかけたのは「万(よろず)」という術師です。
「昔の連中にならまだ通じるかもね」・「千年ぶりの戦いよ」という言葉から、1000年前に生きていた術師であることが推測できます。
なお、それ以外の情報は現在分かっていません。
万はポイントを使いコロニーの出入りを可能にするルールを追加
万は、津美紀の記憶を読み取り、覚醒後は高専に従順な姿勢をみせていました。
しかし、死滅回遊の結界内で恵らに合流。
その後、離脱のためのポイントの説明と、ポイントの譲渡を済ませると、「泳者の結界の出入りを可能にしてちょうだい」と追加予定ではないルールを追加します。
当初、このルールは高専生らの情報共有のため、追加される予定ではありました。
しかし、結界内の呪霊や悪質な呪詛師が出入りできてしまう点・死滅回遊の結界とは別に羂索が結界を用いている可能性が浮上し、追加は見送りに。
とにかく津美紀を死滅回遊から離脱させたかった恵は、補助監督の伊地知の同意を得て「新規泳者を結界外から身代わりとし連れ、100点を消費することで死滅回遊から離脱できる」というルールを追加するはずだったのです。
「呪術廻戦」万(よろず)の術式・目的を考察
今週の呪術廻戦
津美紀、忘れ去られる
本命のスクナはどっか行ったぞ…#呪術本誌#呪術廻戦 pic.twitter.com/W4QOfwz4BI— ヨウヤットルヒラタカミムシ (@yoyattoru7) March 5, 2023
「泳者の結界の出入り」を追加した万。
津美紀の記憶を読み取ってまで、ポイントを得てルールを追加した彼女の目的は何なのでしょうか。
術式は不明だが羽で空を飛ぶことが可能
前述の通り、万に関して分かっている情報はとても少ないです。
本人が語った名前、千年前というワードから1000年前を生きていた術師なのでしょう。
術式についても、何もわかっていませんが、212話の描写より、背中から虫のような羽が4枚生え、空飛ぶことがわかっています。
また、空を飛ぶ速度は、かなりのものかもしれません。
目的は宿儺と戦うこと?
「千年ぶりの戦いよ 場所も相手も好きに選びたいわ」と話す万。
さらに、「初めてはやっぱりスクナ」と続けており、宿儺と戦うことが目的であったと考えられます。
ここで少し気になるのは、「スクナ」という表記。
宿儺がわざわざカタカナで表記されていることを考えると、もしかしたら「スクナ」と呼ばれている人物は、「両面宿儺」とは別にいるのかもしれませんね。
万と同じく、受肉タイプの泳者である鹿紫雲(かしも)も、宿儺と戦いたがっていましたが、その時は「宿儺」と表記されていました(21巻187話)。
強さは不明だが1,000年前は有名な術師だったと考察
「スクナ」と戦いたがっている様子から、万はそれなりの実力を持った術師だと考えられます。
また、本人も「昔の連中にならまだ通じるかもね」と話しているため、1000年前はかなり有名な術師だったのではないでしょうか。
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まとめ
誰かを呪う暇があったら
大切な人のことを
考えていたいの📚️ 呪術廻戦
by 伏黒 津美紀https://t.co/egKA2A7jy7 pic.twitter.com/i95XaT2tmF— mazun (@mazun87041592) February 16, 2022
- 伏黒津美紀は、伏黒恵の1歳上の義姉
- 謎の呪いによって昏睡状態に
- 謎の呪いの正体は羂索によるもの
- 死滅回遊で復活、泳者(プレイヤー)
- 津美紀は受肉タイプの泳者
- 受肉したのは万(よろず)であり、1000年前に有名だった、空を飛べる術師
今回は、伏黒津美紀についてフォーカスを当てました。
非術師でありながら、呪いの世界に巻き込まれてしまった津美紀。
残念ながら、彼女自身の生存は、ほぼゼロに近いと考えられますが、受肉した万については、まだ何も分かっておらず、今後の活躍にとても期待ができますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!