「ダーウィンズゲーム」でハンティングゲームの舞台になったのは、どこからか転送されてきた島でした。
その島には日本邑(ニホンコク)という小さな村があり、モクレンやリク、トワやアラバキらが住んでいました。
モクレンは村にやってきたカナメらに「日本邑をお救いください」と助けを求めます。
ここでは日本邑とはどんな存在なのか、考察します。
またリク、モクレン、アラバキの存在についても考察します。
目次
「ダーウィンズゲーム」日本邑(ニホンコク)の存在を考察
引用元:「ダーウィンズゲーム」11巻
「ダーウィンズゲーム」に日本邑(ニホンコク)が登場したのは第11巻。
孤島で行われたハンティングゲームでした。
ここでは日本邑についてわかることを整理し、どんな存在なのか考察します。
日本邑についてわかること
まずマンガ「ダーウィンズゲーム」を読んで日本邑についてわかることを整理します。
- 日本邑はハンティングゲームで転送されてきた孤島にある
- 住民たちは200年前ドウメに追われ島に逃げ込み、日本邑を作った
- 現代の日本と同じく、日本邑では日本語を使う
- 現在の住民の数は300人ほど
- 島にはかつての渋谷駅や新宿歌舞伎町の廃墟がある
- 日本邑では巫女が夢の中で未来を見通す力を「識希流(シギル)」と呼ぶ
- ドウメが持つ力(シギル)を戦殻(せんかく)と呼ぶ
- 「童子切」という安綱作の刀がある
- 島には5,000頭ものドウメがおり、生存競争で日本邑の住民はドウメに負けている
- 現在の日本より文明はかなり遅れている
- 200年以上前から荒脛巾神社にはアラバキという現人神がいる
次ではこれらの情報から日本邑がどんな存在なのか、考えていきます。
現在の世界と日本邑は同じ時間軸に存在する?
引用元:「ダーウィンズゲーム」11巻
以上の情報から考察すると、日本邑は現在の世界と同じ時間軸に存在すると考えられます。
「ダーウィンズゲーム」の世界では、世界線Oのようないわゆる「異世界」が存在します。
単行本20巻に「この宇宙は未来へと枝を伸ばす樹木のように感得される。それぞれの世界とはその枝葉一つ一つのようなものだ。枝が伸び太い幹となればさらに分かれ、無数の世界へ分岐していく」というククリのセリフがあります。
「無数の世界」というのが「異世界」だと考えることができます。
ただし日本邑は世界線N(現在の世界)と同じ時間軸に存在していると思われます。
- かつての渋谷駅や新宿歌舞伎町の建造物があること
- モクレンが「こんな小さな集落を日本邑だなんて、かつての日本国を知るカナメ様たちには可笑しいでしょうけれど」と言っていること
- 安綱作の「童子切」という刀が邑にある
以上が理由です。
つまり世界線Nにとって日本邑は未来の日本の姿と考えられるわけです。
なぜ日本邑は生まれたのか?
引用元:「ダーウィンズゲーム」11巻
日本邑がどのようにして生まれたかについて、個人的な考察をします。
考えられることは、世界がドウメやカイギュウ、グリードなどに支配されて、人類が生存できなくなり、生存していたごく少数の人々が島にたどり着き、日本邑を作ったということです。
なぜかつての東京が島になってしまったかについてはわかりません。
しかし「外の人間はドウメに滅ぼされた」というリクの言葉が正しいなら、人類は滅びつつあるのは間違いのないことでしょう。
もしかするとDゲームのゲームマスターが16巻で言っていた「それぞれの人類種の存続」の意味とは、ドウメなどの新種の動物に人類が滅ぼされないために戦うことを意味しているのかもしれません。
日本邑についてはまだわからないことが多いので、新たな情報が入り次第考察をしていきます。
日本邑のモクレン・リク・アラバキの存在を考察
ここからは日本村のモクレン、リク、アラバキについて考察します。
リク
引用元:「ダーウィンズゲーム」10巻
リクは日本邑の侍と名乗っていました。
シギルのような特殊な能力は持っていませんが、刀、槍、弓矢の腕前はかなりのもので、侍と名乗るだけのことはあります。
ただ日本邑が現在の世界より未来に存在するのであれば、「侍」と名乗るのは不自然に感じます。
侍(武士)は明治時代の廃刀令以降いなくなったからです。
なぜ現在の日本より少なくとも200年未来に存在する日本邑に「侍」と名乗る人物がいるのは謎です。
新しい情報がわかり次第追記します。
モクレン
引用元:「ダーウィンズゲーム」16巻
モクレンと見習いの巫女トワは「自分の命に危機が迫っている時」、または「大きな運命の分岐点」において予知夢を見る識希流(シギル)を持っています。
モクレンはハンティングゲームの直前、自分たちの命に危機が迫っているため、カナメ達5人がやってきて日本邑を救う予知夢を見ました。
また海賊王の決闘ゲーム直前には、船上でカナメとシュカが殺される夢を見ましたが、これはモクレンにとって「大きな運命の分岐点」であると考えられます。
識希流(シギル)はDゲームプレーヤーに与えられるシギルと同じように感じられますが、決定的な違いが1つあります。
それはシギルは自らの意思で使うことができるのに、モクレン達の識希流(シギル)は自分の意思で使うことができないという違いです。
自ら予知夢を見ようと思っても条件が整わないと見ることはできないのです。
また識希流(シギル)は日本邑の巫女が生まれ持つものであり、Dゲームのシギルのようにゲームマスターから与えられるものではない、と考えられます。
同じシギルという言葉を使いますが、Dゲームの「シギル」とモクレン達の「識希流(シギル)」では実は異なるものであることがわかります。
アラバキ
引用元:「ダーウィンズゲーム」13巻
アラバキの存在について考察します。
アラバキは日本邑の荒脛巾神社の現人神を200年以上前からやっている人物です。
アラバキはカナメに「君たちの世界流に言うならばダーウィンズゲームのゲームマスターだった人間」と話しますが、「君たちの世界のダーウィズゲームを作ったわけではない」とも言います。
また島民たちには、地震や気候変動、島外の人間たちが起こした争い、米軍の参戦などは自分が導いたもの、と話します。
さらにDゲームのゲームマスターはアラバキに「政治闘争に巻き込まれたこと」「自分自身を過信したこと」という2点が失敗だったと言います。
これらのことからアラバキの存在を考えます。
アラバキは「人類存亡の危機」に立ち向かったものの結果として敗れ、現在の姿になったものを考えられます。
「人類存亡の危機」とはドウメやカイギュウのような存在かもしれませんし、別の存在かもしれません。
そして日本邑はこれ以上存続できなくなったので、Dゲームのゲームマスターと手を組み、最初から村人を現在の日本に転送する目的でハンティングゲームを開催したと考えられます。
つまり村人を安住の地に送ることが、敗者になったアラバキができる最後の仕事だったわけです。
アラバキがどのように「人類存亡の危機」に立ち向かったか、どんな危機に立ち向かったかは今後明らかになると思われます。
わかり次第追記していきます。
まとめ
引用元:「ダーウィズゲーム」11巻
この記事では日本邑について考察しました。
- 日本邑は世界線Nと同じ時間軸に存在している考えられる
- ドウメやカイギュウに追い詰められたため日本邑を作った
またリク、モクレン、アラバキについても考察しました。
- なぜリクのような侍が日本邑にいるかは不明
- モクレンの識希流(シギル)はDゲームのしギルと違い、自らコントロールはできない
- アラバキは人類存続の危機に立ち向かい負けたと考えられる
- アラバキはDゲームのゲームマステーを手を組み、村人を安住の地に送り届ける目的でハンティングゲームを開催した?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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