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呪術廻戦の羂索(けんじゃく)の正体・目的は?宿儺との関係についても

呪術廻戦

「呪術廻戦」に登場する羂索(けんじゃく)。

現時点で本作品における全ての黒幕である呪詛師であり、時代を超えて暗躍し様々な策を巡らせています。

今回は羂索の正体や目的、両面宿儺との関係について解説・考察します。

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「呪術廻戦」羂索(けんじゃく)の正体や過去を解説

1,000年以上前から存在する呪詛師

羂索(けんじゃく)は少なくとも1,000年以上前から存在する呪詛師。

過去の天元や両面宿儺とも関わりがあると考えられます。

1,000年以上も人間の身体を乗っ取って生き続けている羂索は、六眼の術師に過去2度敗れた経験があり、五条家とは因縁の関係となっていました。

過去2度の敗北の経験から六眼の術師を倒すことは諦め、自分に害が及ばないように封印することを模索。

そして3度目である現代、獄門疆(ごくもんきょう)を使い、六眼の術師・五条悟の封印に成功。

時代を超えて暗躍しつつも人間の可能性を追求し、人類進化の強制という目的のための条件を揃えていったのでした。

羂索の術式

羂索(けんじゃく)の術式は、脳を入れ替えることで肉体を乗っ取ることができるというもの。

乗っ取った人間の肉体の身体能力、呪術や術式も使用可能となり、記憶も受け継がれます。

また反転術式の使い手ですが、額の縫い目のような傷跡は「縛り」であるため残しています。

様々な人間の体を転々と

羂索(けんじゃく)は脳を入れ替える術式を用いて、様々な人間の身体を転々としています。

作中では3人の体を乗っ取ったことがほぼ明らかになっています。

加茂憲倫(かものりとし)

明治時代に史上最悪の術師とされた加茂憲倫。

母は呪霊の子を孕む人間の女、父は呪霊とし、加茂憲倫の血も混ぜるといった非道な人体実験により呪胎九相図(じゅたいくそうず)を作成します。

呪胎九相図を作成した目的は不明ですが、宿儺の器として作った可能性が考えられます。

虎杖悠仁の母親

17巻143話にて登場した虎杖悠仁の母親と考えられる女性。

額の縫い目の傷が目立たない形で処置された女性であり、虎杖の父・仁(じん)との間に子を産んだ人物でした。

その外見から察せられる通り、正体は羂索であり「宿儺の器」として虎杖悠仁という人間を意図的に作り上げたものと考えられます。

ただし女性が香織であるかどうかについては不明。

夏油傑

現在では夏油傑の身体を乗っ取っており、天元を呪霊操術の対象としています。

このように羂索は、目的達成のためならば手段を選ばない狡猾さを持ち合わせているといえるでしょう。

六眼の術師に2度負けた過去

前述した通り、羂索は過去に2度、六眼の術師に敗北。

この経験から羂索は六眼を持つ五条悟を倒すことをあきらめ、獄門疆で封印することを計画。

この作戦がうまくいき、2007年10月31日の渋谷事変で五条を封印することに成功するのでした。

羂索という名前の由来を解説

羂索の名前の由来は仏教用語の羂索(けんさく、またはけんじゃく)だと考えられます。

個人的には羂索というと、東大寺法華堂に安置されている不空絹索観音像が思い浮かびます。

仏教上で羂索とは悪を縛り上げ、また煩悩から抜け出せない人々を縛り吊り上げて救い出すための投げ縄のようなもの。

つまり衆生を救うのが羂索なんですね。

羂索はすべての人類の救済のために、人間の可能性を追求し人類進化の強制を目的としているという皮肉の効いた考察も可能でしょう。

 

羂索(けんじゃく)の目的を考察

目的:人間の可能性を追求

本編では人間の可能性を追求するような発言をする羂索の姿が描かれています。(16巻136話)

羂索は明治時代、加茂憲倫として非人道的な実験を行い呪胎九相図を作成。

また虎杖の母親として「宿儺の器」となる虎杖悠仁を意図的に生み出したりと、その目的は一貫して人間の可能性の追求にあるといえるでしょう。

しかし羂索は「私から生まれるモノは私の可能性の域を出ない」「私が創るべきは私の手を離れた混沌だったんだ」と悟るように語っています(136話)。

そして呪霊操術で取り込んだ特級呪霊・真人(まひと)の無為転変を発動。

マーキング済の非術師に遠隔で無為転変を施し、脳の形を術師のカタチに変形させ、対象者を死滅回游(しめつかいゆう)へと強制参加させます。

羂索がスタートさせた死滅回游とは、呪力を持たせて殺し合わせるというゲーム。

死滅回游を日本の人類進化を強制させるための慣らしである、と天元は説明しています。

天元と人類の同化は目的達成のための手段

羂索(けんじゃく)の目的は人間の可能性を追求であり、日本全土を対象とした人類進化の強制。

過去2回の六眼の術師への敗北を経て、3度目の現代。

伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)が星漿体を殺害したことで、ようやく天元・星漿体・六眼の因果を崩すことに成功します。

そして羂索にとって下記の3つの条件が揃うという状態になります。

  • 五条悟(六眼の術師)を獄門疆へ封印
  • 夏油傑の呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)の術式
  • 星漿体の殺害(天元の進化)

星漿体が伏黒甚爾に殺されてしまったため、天元は独自の進化を遂げ星漿体以外との同化が可能になっている状態です。

さらに天元が進化したことで人類よりも呪霊に近い存在となり、夏油傑の呪霊操術の対象となっています。

夏油の身体を乗っ取っている羂索は人間の可能性を追求し、人類進化の強制を達成するために天元を狙っていること間違いないでしょう。

「呪術廻戦」羂索と両面宿儺の関係を考察

ここでは羂索と両面宿儺の関係を考察します。

1,000年前につながりがあった

羂索と宿儺は、呪術全盛だった1,000年前からつながり(面識?)があったと思われます。

ただし敵だったのか、それとも味方だったのかについてはまだ不明。

その後、宿儺は術師たちにより倒され、全20本の指として特級呪物として現代まで残り続けます。

一方の羂索は脳を入れ替える術式を使い、何人もの人間の体を転々とし、現代まで生存。

その間、羂索は加茂憲倫の体を使い九相図を作ったり、虎杖の母親の体を奪い、「宿儺の器」としての虎杖悠仁を作ります。

つまり羂索は宿儺を復活させたいと思っていることは確かです。

宿儺を復活させる目的とは?

羂索が宿儺を復活させる目的は何なのか?

死滅回游開始時点での羂索の考えは不明。

ですが羂索の目的が人間の可能性を追求することにあるならば、羂索を復活させることも人間の可能性の追求に関係しているのではないかと考えられます。

 

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まとめ

  • 羂索は1,000年以上前から存在する呪詛師であり、天元や両面宿儺とも関わりがある
  • 脳を入れ替えることで肉体を乗っ取る術式を持つ
  • 羂索の目的は、人間の可能性を追求し、人類進化の強制を実現すること
  • 宿儺とも関係があると考えれるが、復活させる理由については不明

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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