グレース=フィールドのイザベラは、グレース=フィールドの子どもたちのやさしいママであると同時に、鬼の手下として食用児を管理する監視役でもあります。
物語序盤では食用児の敵として描かれているイザベラですが、彼女の過去が明らかになっていくと、それまでの冷酷な印象が徐々に変わってきます。
ここでは「約ネバ」イザベラがいい人か敵か考察。
また過去やアニメ1期のその後、結末などを解説します。
目次
「約束のネバーランド」イザベラのプロフィールや過去を解説
【公式アカウント開設記念】
アイコンプレゼント第11弾!
本日は、GFハウスのママ・イザベラ。
本物の母親のように優しく、子供たちから慕われているが、上物以上の食用児の育成数は全棟トップを誇り、上層部からも特別視されているほど優秀な飼育監。#約束のネバーランド #アイコン pic.twitter.com/yeP4HtCrMx— 『約束のネバーランド』公式 (@yakuneba_staff) May 8, 2018
イザベラのプロフィール
エマのような孤児が里親が見つかる生活する孤児院グレイス=フィールド(GF)で育ての親を務めるイザベラ。
物語開始時は31歳で身長170cm。
38人の子どもたらから本当の母親のように慕われている心やさしい女性です。
いつも笑顔を絶やすことがないイザベラですが、実はグレース=フィールドは鬼たちに提供される食用児を育てる農園でした。
子どもたちは鬼に食べられるために飼育されており、イザベラは鬼の部下として食用児を育て、教育し、監視する管理人なのです。
物語の中では、そんなイザベラ自身も農園で育った元食用児であることがわかっています。
ママとしての愛情は本物
子どもたちが長くても12年しか生きられないことを知りつつ、やさしい育ての母親を演じているイザベラ。
しかしイザベラが子どもたちに向けていた愛情は偽りのものではありません。
エマたちが脱走した後、ロープを回収したり、「行ってらっしゃい。気をつけてね」「がんばって逃げなさい」などと心の中でエールを送ったりするシーンから、イザベラの子どもたちに対する気持ちがわかります。
「子どもたちはいつか鬼に食べられる運命にある。それならばグレイス=フィールドにいる間は幸せな生活を送らせてあげたい」
これがママとしてのイザベラの本心のようです。
「約束のネバーランド」イザベラはいい人か敵か考察
【㊗#約ネバ 生誕5周年記念!】
出水先生描きおろし壁紙プレゼントWeek!2日目は、イザベラです🌹
明日もどうぞお楽しみに✨ pic.twitter.com/WzpOTJfxUA— 『約束のネバーランド』公式 (@yakuneba_staff) August 2, 2021
アニメ1期(グレース=フィールド脱獄編)ではエマたちの敵として描かれていたイザベラ。
しかしイザベラの過去や心中が明らかになるにつれて、本当はいい人だということがわかっていきます。
イザベラは食用児の敵ではなかったのです。
厳しい飼育監としてのイザベラ
#約束のネバーランド は、ママの怖さ全開の回。こえーよ…。そして、これからどうなるんだ…。ホント、目が離せない展開。しかしこの漫画、脱出するまでで何話かかるんだろうなw そして脱出した先の展開まで考えてあるのだろうか? すげー気になるw pic.twitter.com/gWP9yquh6F
— こばちば(´・ω・`) (@kobachiba01) January 30, 2017
アニメ1期(グレース=フィールド脱獄編)でのイザベラは、38人の子どもたちのやさしいママを演じつつ、鬼の手下として食用児を管理する仕事をしていました。
その仕事ぶりに一切の妥協はなく、時には残忍かつ狡猾な方法も使います。
レイを内通者として利用したり、脱走させないためにエマの足を折ったり。
また必要ないと判断したシスター・クローネを出荷するなどもしました。
脱走を計画するエマたちにとって、イザベラは明らかに敵でした。
でも何も知らない小さい子の前ではやさしいママでいるのですから、やっかいな相手としかいいようがありません。
エマたち脱走直後のイザベラ
#漫画の名シーン
約束のネバーランドの、GFハウス脱獄時のイザベラの心情が描かれるシーン
ママとして送り出す姿も、最高に好きすぎる…。 pic.twitter.com/X0AvBrtKaF— おじじ(カド爺) (@KanjaniLoveOGG) October 20, 2020
しかしエマたちが脱出した直後のイザベラは、それ以前とは少し違った印象の表情を見せます。
アニメ12話、ロープを使い崖を飛び越えようとするエマを見ると、イザベラは「行かないで、エマ。私のかわいい子どもたち」と一言。
最初は自分の管理責任を問われるから、こんなことを言ったのかとも思いましたが、そんなことはありませんでした。
イザベラは子どもたちの食用児としての運命を知りつつも、精一杯愛情を注いでいました。
力強く旅立ったエタたちの姿を見るイザベラは、その成長を喜んでいるようでもありました。
アニメ1期12話(マンガ37話)の「行ってらっしゃい。気をつけてね。願わくばその先に光がありますように」というセリフは、イザベラの子どもたちへの愛情がよく現れたセリフだと言えます。
イザベラの過去
鬼の世界で生きるイザベラは元食用児。
でもイザベラは12歳になっても出荷されることはなく、選ばれて飼育監としての教育を受けます。
特に優秀な女子たちが集められるため、激しい競争にさらされますが、ここでもイザベラは優秀な成績を収め、史上最年少で飼育監に抜擢。
第三飼育場のママとして立派に仕事をこなしてきます。
そんなイザベラがママになるきっかけとなったのはレスリーという少年。
出荷かよ… #yakuneba #fujitv pic.twitter.com/w1g0Xucrxa
— ななりん@2号店 (@NanalynYE) March 28, 2019
イザベラはレスリーのことが好きでしたが、やがてレスリーは里子に出されます。
しかし本当は里子に出されたのではなく、人肉として出荷されたことを知ったイザベラは、レスリーの分まで生きることを決意。
そしてママとして、自分の将来について何も知らない子どもたちが少しでも幸せに生きられるように深い愛情を注ぎます。
本当のイザベラはいい人だったんですね。
最後は食用児の味方に
イザベラは「約ネバ」の終盤に再登場!
しかも食用児の味方としてです。
アニメ1期のその後については次で解説します。
「約ネバ」イザベラのその後(再登場)解説
ただ普通に愛せたら良かった
──願わくばその先に光がありますように。約束のネバーランド/イザベラ pic.twitter.com/bIzklYgYWz
— ☪︎.°kei@〆切の為低浮上 (@handomeido0630) November 15, 2018
単行本5巻37話(アニメ1期12話に相当)を最後にしばらく姿を消すイザベラですが、物語終盤で再登場します。
ここではイザベラのその後についてまとめました!
再登場は第162話
エマたちに脱走され、しばらく作品に登場していなかったイザベラが再登場するのは第162話(単行本19巻)。
女王レグラヴァリマが死んだことで、鬼の世界を支配ようとするピーター・ラートリーがグレース=フィールドに到着すると、門が上がり、鬼を従えたイザベラが現れます。
イザベラはいかにも悪役という表情だったので、捕らえられた食用児たちは驚きの表情を浮かべます。
グランマになっていたイザベラ
約ネバ実写化イザベラ北川景子( ͡° ͜ʖ ͡° )北川景子ならってあたしは思うけどまた原作厨がうるさそう。 pic.twitter.com/4KxCEafztO
— 峰 うに子💜✘✘✘【A型】✺ (@UNI_sann) February 26, 2020
エマたちが脱走した後、ママの職を解任されると思っていたイザベラでしたが、グランマ(飼育監長)の任を命じられます。
すべての責任は前のグランマ・サラに押し付けられ、イザベラはさらに重い仕事を任されることに。
なぜならイザベラの方がサラより農園の将来に有益だったから。
ママの座を解任され、自由になりたいと思っていましたイザベラでしたが、思い通りになりませんでした。
グランマに任命されたイザベラは、持ち前の優秀さを発揮して、その後もすばらしい飼育成績を残していきます。
そして第162話に再登場します。
最後に農園を裏切るイザベラ
このときグレース=フィールドには取り残された子どもたちを救うために、エマたちがやってきていました。
そして食用児vsラートリー&鬼の戦いが始まります。
一進一退の攻防になりますが、最後にイザベラは農園を裏切り、食用児の味方に。
イザベラはグランマになって1年と10ヶ月、農園を裏切る機会を密かにうかがっていました。
狭い農園の中で支配者側にしがみ続けることが自分が生きる道、と考えていたイザベラでしたが、前任のサラがあっさり出荷されたのを見たとき、自分も単なる家畜に過ぎないと実感。
農園で働くことに未来がないと感じたため、他のママやシスターたちとともに、農園とピーター・ラートリーを裏切ることにします。
食用児の味方に
イザベラの裏切り行為は、結果として食用児を味方することになります。
負けを確信したピーターは自害。
同時に現政権は解体され、農園はすべて廃止。
食用児が解放されることになり、ムジカが新女王に就任も決定します。
エマたちと人間の世界に行くことをしたイザベラには明るい未来が待っているはずでした。
イザベラの泣ける結末を解説
約束のネバーランド面白くて一気見してしまった~続きがすごく気になりすぎていたら来年二期だそうで楽しみが増えましたヤッター
イザベラさんクソ美人で好きなんだけど自分が描くと理想のイザベラさんにならん件 pic.twitter.com/ejctiJJ1lM— マキナ(お仕事募集中) (@makinaa00) November 2, 2020
エマを守って鬼の餌食に
農園とピーター・ラートリーを裏切り、食用児の味方をしたイザベラ。
ようやく自由になれるはずでしたが、落とし穴が待っていました。
農園が廃止されることに怒った一匹の鬼が暴走し、子どもたちを襲います。
鬼の爪がエマに迫り、間に合わない!?と思った瞬間、イザベラが飛び出し、エマの身代わりに。
「子供達には指一本触れさせない」というイザベラの表情には、鬼気迫るものがありました。
子どもたちに見守られ旅立っていくイザベラ
鬼の爪に刺され倒れたイザベラは「誰もケガはない?」と、最後まで子どもたちのことを心配していました。
そして子どもたちに見守られながら最期の時を迎えます。
子どもたちはみんなイザベラのことが大好きで、イザベラは子どもたちのことを愛していました。
最後に実の子であるレイに母親として何もできなかったことをわびた後、イザベラは静かに息を引き取ります。
まとめ
ここでは「約束のネバーランド」イザベラについてまとめました。
- イザベラは食用児を育てる農園のママ
- 最初はエマたちの敵役として描かれていたが、本当は子どもたちに愛情を注ぐやさしい育ての母
- かつて愛していたレスリーのためにも、長く生きようと農園のママになった
- エマたちが脱走後、グランマになっており、物語の終盤で再登場
- 農園とピーター・ラートリーを裏切り、食用児の味方になる
- 最後は鬼から子どもを守るために犠牲になり、子どもたちに見守られながり息を引き取る
最後まで読んでいただきありがとうございました!