すずめの戸締まり/環(たまき)さんは毒叔母?子離れすることは可能か考察

すずめの戸締まり

新海誠監督制作の映画「すずめの戸締まり」。

女子高生の岩戸鈴芽(いわとすずめ)が閉じ師の宗像草太と一緒に旅をしながら、各地に点在する後ろ戸を閉じていきます。

ユニークなキャラクターが多数登場するこの作品ですが、今回注目するのは鈴芽の叔母・岩戸環(いわとたまき)。

すずめに過剰とも思える愛情を向ける環さんですが、同時に複雑な思いも抱えています。

今回は環さんのプロフィールをご紹介したうえで、環さんは毒叔母(どくおば)なのか考察します。

また環さんが鈴芽から子離れできるのかについても考えてきます。

 

「すずめの戸締まり」岩戸環(いわとたまき)のプロフィール

環さんのプロフィール

登場回数が少なく、情報が少ない環さんですが、わかる範囲でプロフィールをご紹介します。

  • 名前:岩戸環(いわとたまき)
  • 年齢:40歳
  • 出身地:岩手県
  • 職業:漁協勤務
  • 声優:深津絵里

環さんは、鈴芽の母・椿芽(つばめ)の妹。

岩手県で生まれ育ちましたが、学校を卒業すると地元を離れて宮崎県へ。

なぜ故郷から遠く離れた九州に行ったかは、作中では明かされませんでした。

宮崎での生活が長いせいか、言葉はすっかり宮崎弁で、岩手訛りは微塵もなし。

 

ちなみに小説を読んだときはわかりませんでしたが、環さんはかなりの美人(笑。

深津絵里さんが声優を務めたのもうれしいポイントです!

4歳のすずめを引き取り育てている

すずめが4歳の時、東日本大震災が発生。

すずめは小学校に避難して無事でしたが、病院で看護師として働いていたすずめの母親は亡くなってしまいます。

環さんはすぐさま岩手県へ行き、すずめを引き取り育てることに。

このとき環さんは28歳で、人生でいちばん自由な時期だったとのこと。

それから12年間、環さんとすずめはずっと一緒に暮らしてきました。

岡部稔に片思いされている

そんな環さんは、同じ漁協に勤務する岡部稔から好意を寄せられています。

しかもかなり熱烈な好意を(笑。

岡部の想いに気が付かないはずはありませんが、環さんは適当に岡部のことをあしらっている様子。

 

狭い職場の中で、同僚からあからさまな好意を寄せられていては、環さんも仕事がやりづらいはずですが、そこは四十路なので、うまくかわしているのかもしれません。

岡部の恋愛が成就する可能性はなさそうです。

 

環さんは毒親ならぬ毒叔母(どくおば)なのか考察

毒親(どくおや)とは?

”毒親”とは、自分の価値感を押し付けたり、子どもを支配したり傷つけたりして、子どもに悪い影響を与える親のこと。

環さんは姪の鈴芽に過保護とも言えるほど、深い愛情を注いでいます。

その一方で作中での環さんは、すずめに対して複雑な心境を明かしていました。

 

個人的には”毒親”のように、やたらと”毒”を付けたがる傾向は好きではありません。

それでも、ここではあえて環さんが”毒親”ならぬ、”毒叔母(どくおば)”なのかについて考察!

環さんは、姪のすずめに悪い影響を与えているのでしょうか?

環さんの毒叔母エピソードまとめ

まず最初に、環さんが毒叔母と思われるエピソードをいくつかご紹介します。

Lサイズのランチボックスはずしりと重い

環さんは、学校に行く鈴芽にLサイズのランチボックスを持たせます。

中身は雀のキャラのおにぎり、にっこりと笑う目や口が付いたウインナーや卵焼き、エビフライなど。

そのため友達から「おばさん弁当!」とからかわれていますが、叔母さんが作ったからおばさん弁当なのか?

それともおばさんのセンスが溢れているからなのかは不明。

いずれにしても、環さんはかなりの時間をかけてお弁当を作っているはず。

姪への愛が深いですね。

一緒に撮った写真が家のあちこちに

鈴芽の家には、鈴芽と環さんが一緒に写った写真があちこちに飾られています。

学芸会、運動会、卒業式、入学式など、あらゆるイベントで、環さんはすずめと一緒に写真を撮っているようです。

写真の中の環さんは満面の笑み。

一方のすずめは微かな笑みしか浮かべていません。

鈴芽は環さんの過度な愛情に押されているようです。

家を出たすずめに山ほどのLINEを送る

ダイジンを追って、すずめと草太は東へ向かいます。

すると、心配した環さんから山ほどのLINEが!?

しかも環さんは、当てもないのに東京まで鈴芽を探しに来てしまいます。

ただ、これは仕方がないかもしれません。

親代わりですからね。

環さんは毒親ならぬ毒叔母なのか?

個人的には、環さんはすずめに悪い影響を与えてはいない・・・つまり毒叔母ではないと考えています。

確かに鈴芽に対して過保護であったり、干渉したりするところはあるかもしれません。

監視するまではいきませんが、環さんは鈴芽のことをよく見ていますし、長い時間かけてお弁当を作ってもいますし、すこし過剰に鈴芽のことを心配もしていますからね。

 

これらの環さんの振る舞いは、すずめにとって確かに”重い”もの。

ですが環さんの行動は、すずめに自分の価値観を押し付けるものではありませんし、悪い影響をを与えるものではないと考えられます。

自分を押さえて母親を亡くした姪を気遣っている

すずめの生家があった場所に行く途中の道の駅で、環さんはサダイジンに体を乗っ取られてしまいます(憑依?)。

そして「もう私、しんどいわ」「こげんな人生、お姉ちゃんのお金があったってぜんぜん割にあわんのよ」「私の人生返しんさい!」と、これまで語ったことがない本音を鈴芽にぶつけます。

 

でも過剰ともいえる環さんの鈴芽への愛情は、母親(環さんにとっては姉)を亡くした姪への気遣い。

悪気もなかったし、すずめを支配するつもりもなかったんですね。

口論したことで理解を深めた環さんと鈴芽

道の駅で口論をしたことで、すずめは初めて環さんの気持ちを知ります。

環さんも鈴芽の心情を理解し、拾った自転車に鈴芽を乗せて、後ろ戸のある場所へと向かいます。

 

結果として、環さんとすずめは理解を深めたことになりますね。

今後、2人の関係はさらによくなっていくのではないでしょうか!?

環さんは鈴芽から子離れすることは可能か考察

”子離れ”という表現が正しいかどうかはわかりませんが、凝りに凝ったお弁当を作るなど、すずめにたいして過保護とも言える愛情を向けてきた環さん。

環さんは、すずめから子離れすることはできるのでしょうか?

子離れできると考察

結論を書くと、環さんは鈴芽から子離れできると考察します。

小説の最後を読むと、すずめは環さんと口論することが増えたとのこと。

それでも鈴芽にとっては「どこか気持ちの良い思考の交換作業」なんだとか。

おそらく環さんも鈴芽と同じように感じていると考えられます。

道の駅で本音をぶつけ合ったことがよかったのではないでしょうか。

環さんも成長している

作品終盤、環さんは鈴芽が後ろ戸をくぐる瞬間を見ていました。

すずめが消えてしまったことが理解できませんでしたが、環さんは「お願い、鈴芽を守って」と姉に祈ります。

短い期間ですが、この度の間に環さん自身も成長(変化)したことは間違いありません。

過保護な一面は変わらないと思いますが、鈴芽とはさらにいい関係になっていくのではないでしょうか!?

環さんは芹澤朋也を付き合う?

芹澤朋也(せりざわともや)は宗像草太の大学の同級生で、鈴芽と環さんを岩手県まで送っていたキャラクター。

外見はチャラ男ですが、岩手県までの道中、微妙な関係の鈴芽と環さんを気遣うなど、やさしい一面も持ち合わせています。

岩手県までの道中、以外と接触が多かった環さんと芹澤。

果たして2人が付き合うことはあるのでしょうか?

環さんは芹澤と付き合うのか?

環さんと芹澤が付き合う可能性は極めて低いでしょう!

教員採用の二次試験が草太と同じ日だったということは、芹澤は東京都で教師になるつもりだと思われます(草太の部屋に東京都の教員採用試験の過去問集があったため)。

ですが、環さんは宮崎県南部の町在住。

遠すぎますよね。

また20歳近く離れた年齢もネックです。

 

それに岩手までの車の中で、環さんが鈴芽を引き取った経緯などを芹澤に話したのは、あと腐れがないから。

芹澤を信用していたわけではありません。

相性はいいかも?

ただ、環さんと芹澤の相性はいいかもしれません(笑。

時間をかければ、いいカップルになりそうな予感がします。

現実に付き合うことはむずかしいと考えますが、もう少し一緒に時間を過ごしたら!?と想像するのは楽しいですよね!

 

まとめ

「すずめの戸締まり」の岩戸環が毒叔母なのかについて考察しました。

  • 岩戸環は鈴芽の母の妹であり、すずめの叔母
  • 死んだ母親に代わり、すずめを4歳の時から育てている
  • 過保護な一面もあるが、環は毒叔母ではないと考えられる
  • 旅の中で本音をぶつけ合ったことで、環さんと鈴芽は前よりもいい関係を築いていくと考察

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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