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すずめの戸締まりダイジンはかわいそう?切ないと言われる理由についても

すずめの戸締まり

映画「すずめの戸締まり」に登場するダイジン。

要石としてミミズの尻尾を押さえていたダイジンは、主人公・岩戸鈴芽(すずめ)に抜かれたことで、猫の姿に変身。

後ろ戸が開く場所に現れては、鈴芽や草太を翻弄します。

でも最後は「すずめのてで もとにもどして」と言い、再び要石になります。

そんなダイジンを見た方からは「かわいそう」「切ない」という声が寄せられています。

今回はダイジンの正体を考察したうえで、ダイジンがかわいそうで切ないと言われる理由を解説します。

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「すずめの戸締まり」ダイジンの正体を考察

ダイジンがかわいそうと言われる理由を解説する前に、ダイジンの正体を考察します。

正体をはっきりさせることで、ダイジンがかわいそう、切ないと言われる理由がより明らかになるからです。

ダイジンは元人間?

ダイジンは元々は人間だったと考察します。

その理由は宗像羊朗の話にあります。

宗像羊朗は草太の祖父であり、閉じ師としての師匠でもある人物。

作品中盤、病室で羊朗は「草太はこれから何十年もかけ、神を宿した要石になっていく」。

さらに続けて「あなたには分らんだろうが、それは人の身には望みえぬほどの誉れ」と鈴芽に説明しています。

「人の身には望みえぬほどの誉れ」ということは、生身の人間が要石になる、ということを意味していると考えられます。

鈴芽に引き抜かれて猫の姿になったダイジンも、元は人間で、何らかの理由で要石になったのではないでしょうか。

ダイジンは元は閉じ師?

ダイジンは元々は閉じ師だったと考えられます。

鈴芽が病室から出ていったあと、病室の窓の外にサダイジンが現れます。

サダイジンを見た宗像羊朗は「お久しゅうございます」とあいさつ。

続けて「あの子(鈴芽)についていかれますかな。よろしくお頼み申します」と話しかけます。

このシーンから、羊朗はサダイジンと面識があることがわかります。

 

以上のことから、サダイジンは元々は羊朗の知り合い、または身内の閉じ師であり、何らかの理由で要石になったのでは、と考察できます。

ということは、ダイジンも元々は羊朗の知り合いの閉じ師、または羊朗より年長の身内(親族)の閉じ師だった可能性があります。

なおサダイジンの正体・目的については、以下の記事で詳しく解説しています。

疑問は残る

ただしダイジンについて、以下の疑問は残ったままですが。

  • どのような経緯を経て、ダイジンは要石になったのか?
  • いつ要石になったのか?

なおサダイジンが羊朗の病室に現れるシーンは、小説にはありませんでした。

なぜダイジンは猫の姿になったのか

要石の状態のダイジンは、逆三角形の顔に糸状の目を持つ石像のような姿をしています。

まるで猫をモデルにした石像です。

なぜダイジンは猫の姿になったのか?

個人的な考察ですが、元人間のダイジンは、猫の神様を宿して要石になっていったのではないでしょうか。

宗像羊朗の話の中に「神を宿した要石」という表現があります。

神を宿すことで、長い時間をかけて人間は要石になっていくと解釈することができます。

ダイジンは猫の神様を宿したので、猫の姿になった、と個人的には考えています。

 

ダイジンがかわいそう・切ないと言われる3つの理由

「ダイジンがかわいそう」「切ない」という声が多くあります。

ダイジンがかわいそうと言われる3つの理由を解説します。

鈴芽に好きになってもらえなかったダイジンはかわいそう

1つ目は、鈴芽に好きになってもらえなかったダイジンはかわいそうというもの。

鈴芽の部屋に現れたダイジンは、鈴芽から「うちの子になる?」と尋ねられると、「うん!」とうれしそうに返事。

そしてやせ細っていた体は、いつの間にかふっくらしてきます。

「すずめ やさしい すき」と言っているように、ダイジンは鈴芽のことが大好き!

 

でもダイジンはずっと鈴芽に好きになってもらうことはできませんでした。

しかも皇居では鈴芽に「大っ嫌い!どっか行って。二度と話しかけないで」と言われる始末。

すると、ふっくらとしていたダイジンの体はみるみるとやせ細り、年老いた猫のようになってしまいます。

そして「すずめはダイジンのこと すきじゃなかった」と言い残し、とぼとぼと歩いてどこかに消えていきます。

ダイジンは鈴芽のことが大好きで、ずっと一緒にいたかったのに・・・。

鈴芽に好きになってもらえなかったダイジンは、とてもかわいそうでした。

後ろ戸まで案内していたのに気づかれずにかわいそう

ダイジンは、鈴芽と草太を後ろ戸が開く場所に案内していました。

でもダイジンの振る舞いを見た鈴芽と草太は、ダイジンが後ろ戸を開いて、災害を引き起こそうとしていると勘違い。

好きな鈴芽から悪者扱いされてしまったダイジンはかわいそう。

最初からダイジンが本当のことを言えばよかったのかもしれませんが、あえて何も言わないところが猫の健気さかもしれません。

要石に戻ったダイジンはかわいそうで切ない

鈴芽の生家近くの後ろ戸から常世に入った鈴芽たち。

要石になった草太を発見した鈴芽は、懸命に草太を引き抜こうとします。

このとき鈴芽が「私が要石になる!」と言うと、ダイジンははっとなり、鈴芽の肩から飛び降ります。

そして小さい口を大きく広げて、椅子の脚をくわえて、鈴芽を手伝います。

 

ダイジンは、鈴芽が要石になるなら、自分が要石の姿に戻り、ミミズを押さえようと考えたのだと思われます。

草太が人間の姿に戻ると、ダイジンは「だいじんはね、すずめの子にはなれなかった」「すずめのてで、もとにもどして」と鈴芽に言い、石像に姿になります。

 

宗像羊朗は「(要石になることは)人の身には望みえぬほどの誉れ」と言っていました。

でも草太の様子を見る限り、要石になることはとてもつらく、苦しいことのはず。

きっとダイジンは大きな覚悟を持って、要石に戻ったと考えられます。

そんなダイジンを見て、「かわいそう」「切ない」と感じた方は多いでしょう。

ダイジンが「かわいそう」「切ない」という声まとめ

最後にダイジンがかわいそう、切ないという声をご紹介します。

新海誠監督作品には猫がしばしば登場し、作品に彩を添えてくれます。

そんな中でも、「すずめの戸締まり」のダイジンは主役級のインパクトがありましたね。

 

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まとめ

「すずめの戸締まり」のダイジンの正体や、かわいそう、切ないと言われる理由を解説しました。

ダイジンの正体は

  • 元人間の閉じ師であったと考察

かわいそう、切ないと言われるのは

  • 鈴芽に好きになってもらえなかったダイジンはかわいそう
  • 後ろ戸まで案内していたのに気づかれずにかわいそう
  • 要石に戻ったダイジンはかわいそうで切ない

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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