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すずめの戸締まり黄色い蝶々(ちょうちょ)の意味は?鈴芽の両親なのか考察

すずめの戸締まり

2022年11月公開の映画「すずめの戸締まり」。

主人公・岩戸鈴芽(いわとすずめ)の成長と恋愛を描くロードムービーです。

さて映画「すずめの戸締まり」には、蝶々(ちょうちょ)が登場するシーンがしばしば描かれています。

特に気になるのは、鈴芽の側に飛んでいる2頭(蝶々は1羽、2羽ではなく、1頭、2頭と数えるのが正しいとのこと)の黄色い蝶々。

キアゲハという種類の蝶々のように見えますが、どんな意味があるのでしょうか?

何かの象徴なのでしょうか?

今回は「すずめの戸締まり」に描かれている2頭の黄色い蝶の意味について考察します。

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「すずめの戸締まり」2頭の黄色い蝶々はどこに登場する?

まず最初に、2頭の黄色い蝶々(キアゲハ?)が登場したシーンを振り返ります。

4歳の鈴芽の前に17歳の鈴芽が現れたシーン

映画の冒頭、母親を探すうちに偶然にも後ろ戸を通り、常世(とこよ)に入り込んだ4歳の鈴芽の姿が描かれています。

4歳のすずめの前に17歳の鈴芽が姿を現しますが、鈴芽のそばには2頭の蝶々が。

このとき4歳のすずめが「おかあさん」と呟いた瞬間、、夢から目覚めます。

なお小説のみに説明されていますが、鈴芽はこの夢を何度も見ています。

鈴芽の部屋でのシーン

夢から目覚めた鈴芽のすぐそばで、2体の蝶々が舞っています。

夢の中にいた蝶々と同じだと考察

「鈴芽、起きたー?」という1階からの環さんの声に対して、鈴芽は「起きたー」と大声で返答。

すると夢の余韻はすっかり消えているのでした。

芹澤の車が道路わきに落ちたシーン

映画終盤、目的地(鈴芽の故郷)まであと20㎞まで来たところで、サダイジンがしゃべったことに驚いた芹澤は、ハンドル操作をミス。

車は道路わきにゆっくりと転落していきます。

このときも外れた車のドアのそばで、2頭のチョウが舞っていましたね。

17歳の鈴芽が4歳の自分を見つけ対話するシーン

映画の終盤、鈴芽と草太は常世でミミズに要石を刺すことに成功。

その後、鈴芽は4歳の自分を発見し、近づいていきます。

このとき鈴芽のそばには、黄色の蝶が2体舞っていました。

映画序盤の常世のシーンを再現しているかのようでした。

 

「すずめの戸締まり」作中の多くのシーンで蝶が登場

前で解説した4つのシーン以外に、「すずめの戸締まり」には蝶が描かれている場面がいくつもあります。

鈴芽の愛媛滞在中にも描かれていましたし、東京で2つ目の要石が抜けた瞬間にも蝶が描写されていましたね。

 

参考までに、私が記憶する限り「小説版すずめの戸締まり」には蝶についての描写はありません。

では、映画で描かれている蝶にはどんな意味があるのでしょうか?

意味がなく、漠然と描かれていることはないはず。

次で考察します。

2頭の黄色い蝶々の意味は鈴芽の両親なのか考察

2体の黄色い蝶々について、映画では特に説明はありません。

そこで、ここで正体・意味について考察します。

個人的には、2羽の蝶々には以下のことを意味しているのではと考えています。

  1. 鈴芽の両親
  2. 生と死
  3. 現世と常世

それぞれ考察します。

鈴芽の両親

2頭の蝶々は、鈴芽の両親を意味しているという説。

作中には鈴芽の両親は登場しません。

看護師として病院で働いていた鈴芽の母親は、2011年3月11日の震災で死亡。

鈴芽が4歳の時でした。

母親は津波で亡くなったと推測できます。

鈴芽の父親については、作品でまったく描かれていません。

小説に「ずっと母子家庭だった」「父親がいないことを寂しく思ったことはない」という情報があるだけです。

 

でも父親も死んでいると仮定すると、両親は蝶の姿になり、鈴芽を見守っていると考えられます。

スピリチュアルな観点からみると、蝶は魂の象徴なんだとか!?

もしかすると鈴芽の両親は蝶の姿になり、鈴芽のことを見守っているのかもしれません。

生と死

2体の蝶々は、生と死を表現していると考えることもできます。

「すずめの戸締まり」には、生と死に関する描写がいくつも登場します。

大震災を扱った映画ですし、閉じ師という仕事は命をかけた仕事だからです。

草太や草太の祖父が「君は死ぬのが怖くないのか?」と鈴芽に尋ねるシーンもありますし、草太が常世で「死は常に隣り合わせであると分かっています」と言う場面もありますし。

 

人の命を扱った映画だけに、生と死という対極にある2つのものを表現する意味で、2体の蝶をえがいたのかもしれません。

それでもやはり「鈴芽の両親」説の方が強いと考えられますが・・・。

現世と常世

生と死に関連しますが、2体の蝶々は現世(げんせ)と常世(とこよ)を表現していると考えることもできます。

  • 現世:この世
  • 常世:この世界の裏側。死者の赴く世界

人がいなくなってしまった場所には後ろ戸が開くことがあり、後ろ戸の向こうに広がるのが常世。

すべての時間が同時に存在する場所とも説明されていましたね。

現世と常世という、対極にある2つのものを2体の蝶々は表していると捉えることができます。

「すずめの戸締まり」の蝶々についてのネットの声

蝶について気になっている方は多いですが、はっきりをした意味をつかめている方はいないようですね。

 

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まとめ

  • 「すずめの戸締まり」には蝶が登場する場面がいくつもある
  • 2匹の黄色い蝶々は鈴芽の両親ではないか
  • 2匹の黄色い蝶々は生と死を表しているのではないか
  • 2匹の黄色い蝶々は現世と蝶々を表しているのではないか

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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