この記事では「プランダラ」の廃棄戦争を取り上げます。
名前を聞くだけで怖くなってしまうワードですが、「プランダラ」では重要な意味があります。
ここでは
- 廃棄戦争とは何か?
- 廃棄戦争とリヒトーや時風ら撃墜王の関係
- 廃棄戦争の結末とその後
を解説します。
目次
「プランダラ」廃棄戦争の名前の由来と原因
廃棄戦争の名前の由来と原因
結論から書くと、廃棄戦争とは300年前に起きた世界大戦です。
廃棄戦争の目的は増えすぎた人口を減らすこと。
そのころの世界の資源や食糧では、世界各国の人々をまかなうことができませんでした。
そのため世界で生産できる食糧に見合った人口になるまで人間を「廃棄」する必要がありました。
この争いが後に「廃棄戦争」と呼ばれるものです。
廃棄戦争が起こるまでの経緯
識撃の撃墜王ナナにより、廃棄戦争前の日本の軍学校に送られたジェイル、陽菜、ペレ、リィンは、当時の世界は資源や食糧が不足していることを知ります。
その原因は核戦争でした。
当時の世界は資源不足、人口増加による食糧難があり、貧しい国は他国から「奪う」しかない状況でした。
そんな中、とある国同士が核戦争を始めます。
核戦争を始めた国は滅びますが、その後地球の気温は低下、食糧難はさらに深刻になり、世界各地で紛争が勃発。
再び核戦争が起きて、世界が滅ぶのは確実と思われていました。
空から落ちてきた「神」
そんな時、空から日本に「神」が落ちてきます。
多数決を取り、議決された議題を絶対的な力で強制的に行使させる機械で、人々はその機械を「議会(アルシング)」と名付けます。
そして人々は議会(アルシング)を使い
- 核の放棄
- すべての戦争行為の禁止
を可決します。
なお議会(アルシング)は超技術(オーバーテクノロジー)の一種ですが、誰がどうやって作ったのかは不明ですが、2人の研究者により使い方が解明されました。
約束された戦争
議会(アルシング)を使い停戦合意はなされたものの、永久に放棄されたのは核の使用のみで、戦争行為の禁止は20✗✗年3月末までという期限付きのもの。
20✗✗年4月には必ず戦争は起こると考えられていました。
当時の日本も必ず起こる戦争のために準備をしており、ジェイルらが入った軍学校も戦争に備えてのものでした。
開戦:だまされていた日本
20✗✗年10月1日、国連軍が極東連邦の各地を奇襲すると、これをきっかけに世界中で戦争が始まります。
これが口減らしのための戦争、いわゆる「廃棄戦争」の始まりです。
翌年の3月末まで戦争行為が禁止されていると考えていた日本は、無防備の状態で国連軍に攻撃されました。
国連で戦争行為の禁止は3月までと合意されましたが、秘密裏に前年の9月までと議決し直しなおしていました。
つまり日本は他国からだまされていたのです。
ナナにより300年前に送られたジェイルらも、10月1日の開戦を経験します。
廃棄戦争とリヒトー・時風ら撃墜王の関係
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第13話「腹いっぱい」
<BS11>にて
この後23:00~放送📺
============軍学校の生活を始めることになった陽菜たちは星型のブローチを受け取る。
互いの星を奪い合うルールはまさに、アルシアの「星奪戦」そのもので…。お楽しみに!#プランダラ #pldr pic.twitter.com/Pgko6aT3L0
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撃墜王計画
リヒトーや坂井時風らが通う軍学校では、教官のシュメルマン、アラン、フィレンダらにより「撃墜王計画」が進められていました。
バロットを使わずに超人的な能力を発揮できるシュメルマンの遺伝子を適合者に注入し、とてつもない能力を発揮できる「撃墜王」を作るという計画でした。
適合者としてリヒトー、時風、道安らが選ばれ、手術を受け、7人の撃墜王が誕生します。
悲惨な英雄
彼らは戦争中活躍し、のちに廃棄戦争の英雄と称えられますが、実情は悲惨なものでした。
例えば戦場で最も多くの敵の兵士を殺したリヒトーは「シュメルマンの殺意」に支配され、次第に正常な意識が保てなくなります。
それでも薬を打たれ戦うことを強要されますが、味方を斬りつけるほど精神異常をきたし、最後には義兄弟の坂井時風を殺してしまいます。
リヒトーは時風を殺したことは300年以上苦しんでおり、その姿は英雄とはかけ離れたものでした。
廃棄戦争の結末とその後
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第14話「7分12秒」
<BS11>にて
この後23:00~放送📺
============ふとしたきっかけで一ノ瀬らから軍人を目指す理由を明かされた離人。
その時、離人たちの前にシュメルマンが現れ――。お楽しみに!#プランダラ #pldr pic.twitter.com/IOcG6t3cW8
— TVアニメ「プランダラ」公式☆好評放送中! (@plundereranime) April 16, 2020
アルシア建国
戦争中、シュメルマンたち軍学校の教官は、撃墜王に「オリジナル」と呼ばれる7つのバロットを集めさせ、戦争最終日に「選民」を可決。
アルシア国を建国します。
詳しく解説すると
様々な国や人種からアルシア国民を選び、地上3,000mにアルシア国を建国。
地上(アビス)からあらゆる資源や食料を奪い、地上からアルシアに侵攻できないようにします。
アルシアではカウントを義務付け、カウントがゼロになったものはアビス送りにして人口増加を防ぎます。
これに逆らうものは軍隊により鎮圧する、という絶対統治を開始します。
教官たちは、ごく限られた人間たちが争いもなく豊かに暮らせるアルシアを理想郷と考えました。
しかし地上(アビス)の人々の犠牲に成り立っているのがアルシア国の現実なのです。
時風はアビスの王に
時風かっけぇな(˙◁˙)#プランダラ pic.twitter.com/6IOGPkR3pU
— あ、おう (@a__o_uu_426) July 8, 2021
「瞬撃の撃墜王」坂井時風は「選民」や「アルシア建国」に反対。
「オリジナル」バロットを1つ奪い、全会一致の可決を防ごうとします。
しかし教官らは「シュメルマンの殺意」に支配され、精神異常をきたしたリヒトーに時風を殺害させます。
時風は後に息を吹き替えし、地上(アビス)で取り残された人々とともに暮らしますが、アルシアに復讐する機会をうかがっていました。
そしてついにリヒトーと陽菜から「オリジナル」のバロット4つを奪い、アルシアに侵攻します(単行本11巻)。
まとめ
この記事では「プランダラ」の廃棄戦争について解説しました。
- 300年前に起きた廃棄戦争とは、人口を減らす目的で行われた戦争
- 廃棄戦争に勝つために、日本で7人の撃墜王が作られた
- シュメルマンら軍学校の教官は、オリジナルバロット7つを集め、選民しアルシア国を建国した
- 時風は地上(アビス)に残り、アルシア侵攻の機会を狙っていた
お色気やふざけた要素もある「プランダラ」ですが、根底にあるテーマは重めです。
それだけに読みごたえがありますし、アニメもおもしろいです!
今後の展開も楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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