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ダンまち/シルの正体はフレイヤではない?怪しい黒幕なのかについても

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

「ダンまち」に登場するシル・フローヴァ。

「豊穣の女主人」のウェイトレスとして働くシルは、ちょっとドジだけどかわいくて、ベルを一途に思う姿がとても印象的。

そんなシルの正体についてさまざまな考察がありました。

特に美の女神・フレイヤとの関係についていろいろと考察されてきましたね。

個人的にはシルとフレイヤは全く別の人物と考えていました。

しかし小説16巻で2人の関係が明かされることになります。

そこで今回はシルの正体をフレイヤとの関係から解説します。

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「ダンまち」シル・フローヴァの正体をフレイヤとの関係から解説

シルの正体

さっそく結論を書くと、シル・フローヴァの正体はフレイヤが成り代わった姿です。

この事実は16巻で明らかになりました。

もともとシル・フローヴァは貧民街で飢えていた少女。

孤独な身の上で、自分を守ってくれる人は誰もいなかったようです。

その日も凍てつくような寒さの中、汚い身なりをしたシルは貧民街で惨めな思いをしていました。

そのとき「大丈夫?」というソプラノの声が響きます。

声の主はフレイヤでした。

あなたになりたい

フレイヤは「今から私は貴方を助けようと思うのだけど・・・貴方は何か望むものはある」と尋ねます。

シルは「わたしはあなたになりたい。わたしをやめて、きれいで、あたたかい、あなたになりたい」と返答。

シルに興味を持ったフレイヤは「それじゃ名前をあげる。代わりに貴方の名を私にちょうだい?」と言います。

これは「真名」の交換、つまり取引を意味します。

真名の交換

小説16巻では「真名」の交換について以下のように説明されています。

「シル」という名前を返上して「ヘルン」という神の名を頂戴したのだ。

そして、あの方の眷属になった瞬間。

引用元:「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか」16巻

もともとシルという名の少女は「ヘルン」という名を与えられ、フレイヤの眷属(付き人)に。

またヘルンは「変神魔法」というフレイヤになる秘術を与えられます。

「変神魔法」を発動中、ヘルンは「神の力」を使えないことを除けばフレイヤと五感を共有し、フレイヤの想いも一方的に受信することができるようになります。

シル(フレイヤ)の警護は完璧

「豊穣の女主人」で働くシルはフレイヤであることがわかりました。

「豊穣の女主人」を経営するミアは元フレイヤ・ファミリア団長なので、シル=フレイヤであることはわかっていたはず。

よって身辺警護は完璧だったと思われますし、シルの正体がばれないようにする対策も万全だったでしょう。

ちなみに16巻の冒頭でヘスティアが「ボクはそのシルって娘と一度もあったことがないぞ」と言ってます。

神であるヘスティアがシルに成り代わったフレイヤに会ったら、シルの正体がヘスティアにばれてしまうため、「豊穣の女主人」側で会わせないようにしていたと考えられます。

ヘルンも「豊穣の女主人」で働いていた可能性

16巻にヘルンの「私の方が早くベルを見つけていれば殺していたのに」というセリフから判断すると、ときどきはヘルンもシルとして「豊穣の女主人」で働いていたのではないでしょうか。

でもベルと出会ったのはシルに成り代わったフレイヤの方が先でした。

フレイヤはベルに興味を持ち、自分のものにしようとベルに弁当を差し入れたり、魔道具を貸し与えたり。

戦争遊戯(ウォーゲーム)の前にお守りを渡すなどして、ベルの成長を支えたり、窮地を脱する手伝いをしていたと考えられます。

 

「ダンまち」シルがフレイヤであることを示す伏線をご紹介

ここまで解説したとおり、「豊穣の女主人」で働くシルはフレイヤであることが16巻で判明します。

ここでシルがフレイヤであることを示す伏線を振り返ってみましょう。

ベルが怪物祭(モンスターフィリア)に行くきっかけを作った

ベルがモンスターフィリアに行くきっかけを作ったのがシル(フレイヤ)でした。

この日、ベルはダンジョンに行くつもりでした。

でも「豊穣の女主人」のアーニャとリューから、シルが財布を忘れたから届けてほしいと頼まれて、ベルはモンスターフィリアの会場に行くことになります。

でもベルがシルに財布を届けなければ、モンスターフィリアの会場に行くことはありませんでしたし、モンスターと戦うこともありませんでした。

その後フレイヤは檻からモンスターを出し、ベルと戦わせます。

ベルに試練を与え成長を促すためだと考えられます。

ベルを怪物祭の会場に向かわせるために、シルは意図的に財布を忘れたのではないでしょうか。

ベルに魔導書を渡した

シル(フレイヤ)はベルが魔法が使えるようにするために、1冊の魔導書を「豊穣の女主人」に用意。

主人のミア・グランドは魔導書を忘れ物として扱うように指示しますが、シルは「気晴らしに読書してみたら」とベルの魔導書を貸与。

魔導書を読んだベルは魔法ファイア・ボルトを獲得。

シル(フレイヤ)の思惑通りの結果になります。

ヘスティア・ナイフを盗んだリリの正体を見破る

ソーマの酒を手に入れたいリリは、ベルからヘスティア・ナイフを奪い逃走しますが、街で出会ったリューがリリからナイフを取り返します。

このときリューと一緒にいたシルは、ベルの耳元で「あんまりおいたしちゃダメよ」とささやきます。

まるでリリがナイフを盗んだ一部始終を見ていたよう。

しかもマンガ版では、このときのシルの表情が怖く描かれています。

シルがフレイヤであることの伏線です。

瞳を見るだけで相手の思考が読める

フレイヤは瞳を見るだけで相手の考えや思考を読むことができます。

「ファミリアクロニクルepisodeフレイヤ」では、奴隷にされた子どもの瞳を見て、彼らの灰色に汚れた心を読みました。

「豊穣の女主人」で働くシルも、瞳を見るだけで相手の考えや思考を読み取ることができます。

「ファミリアクロニクルepisodeリュー」のポーカー対決では、敵の瞳を見て手役を見透かし、相手のチップをすべて奪いました。

本人は「人間観察をしているうちに、その人が何を考えているのか、わかるようになった」と説明していますが、通常の人間観察とは明らかに違います。

店の同僚たちも人の心が読めるシルのことを「魔女」と言っているほど。

これもシルがフレイヤであることの伏線とだったわけです。

ヘスティアはシルに会ったことがない

小説16巻の冒頭、ヘスティアはシルという娘に会ったことがないと言っています。

「豊穣の女主人」側、あるいはフレイヤ・ファミリア側で、シル(フレイヤ)とヘスティアが顔を合わせないようにしていたと考えられます。

ヘスティアがシルと会ったら、シル=フレイヤであることがバレてしまいますからね。

これも伏線でした。

フレイヤ・ファミリアの団員から警護されていた

シルはフレイヤ・ファミリアの団員から警護されていましたね。

しかも「シル様」と呼ばれていました。

これもシル=フレイヤの伏線でした。

シルは怪しい黒幕なのか考察

16巻を読むまではシルは何らかの黒幕ではないか、と個人的には考えていました。

でも16巻で「豊穣の女主人」で働くシルはフレイヤが成り代わった少女であることが判明。

よって黒幕という表現は当てはまらなくなりました。

正体がわかりましたからね!

なお16巻終盤で、フレイヤはオッタルに「準備をして。あの子(ベル)を盗りに行く」と言います。

続けて「娘(シル)の時間はもう終わり。最初からこうすればよかった」「ベル、貴方は女神(わたし)のものにする」とも。

フレイヤはシルに成り代わらずに、ベルをものにするつもりのようです。

となるとシルは今後登場しない可能性も!?

17巻以降もフレイヤに注目していきましょう!

 

まとめ

まとめると

  • 小説16巻でシルはフレイヤが成り代わった少女であることが判明する
  • フレイヤは貧民街で孤独な少女だったシルと取引をして、シルに成り代わり、シルは「ヘルン」という名と「変神魔法」というフレイヤになる秘術を与えられる
  • 小説15巻以前にはシルがフレイヤである伏線がいたるところにあった
  • 小説16巻終盤、フレイヤは本気でベルをものにすることを決意する

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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