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「ダンまち」異端児(ゼノス)の正体とは?目的やウラノスの思惑についても

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

「ダンまち」ライトノベル9巻冒頭、冒険者依頼(クエスト)のためにダンジョン19階層に行ったベルは、人の言葉を話す竜女の少女に出会います。

その少女こそ異端児(ゼノス)と呼ばれるモンスターでした。

異端児は「ダンまち」アニメ3期の中心となる存在です。

そこでここでは以下の点について解説していきます!

  • 異端児(ゼノス)の正体
  • 異端児(ゼノス)の目的
  • ウラノスやヘルメスの異端児に対する思惑
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「ダンまち」異端児(ゼノス)の正体を解説

異端児の正体は「しゃべるモンスター」

異端児(ゼノス)とはベルが遭遇したウィーネのように、理性や知恵、感情を持ったモンスターのこと。

人間のように二足歩行するものもいますし、人間の言葉をしゃべる異端児もいます(すべての異端児が言葉を話せるわけではない)。

他のモンスターの魔石を喰らい、能力をアップさせている異端児もいます。

また服を着たり、冒険者が落とした武器で武装するものまでいます。

15,16年前に最初の異端児が発見され、多少の増減はあるものの、現在では40匹ほどの異端児がいることが確認されています。

彼らは「隠れ里」と呼ばれる場所を拠点として、同胞(仲間)を探しながら過ごしています。

なぜ異端児は生まれた?

理知や感情、人間の言葉を持った異端児が生まれた理由は明らかにされていません。

ただアニメ2期最終話が終わる直前のウィーネが生まれるシーンを見ると、ダンジョンの壁から生まれています。

作品中には「モンスターはダンジョンから生まれる」「ダンジョンは人類を脅かすモンスターの母体にほかならない」という描写があります。

蜥蜴人のリドもダンジョンを「母ちゃん。オレっち達を産んだ」と表現しており、異端児も他のモンスターと同じように、ダンジョンを母体としているようです。

 

一方、ギルドの主神ウラノスは、モンスターの魂はダンジョンの中で輪廻転生を何度も繰り返し、その中で「変化」した個体=異端児が現れている、と考えています。

異端児は単なる偶然ではなく、何らかの意味や法則のもとで生まれるのかもしれませんが、なぜ生まれるかについては、まだわかっていません。

モンスターからも冒険者からも攻撃される異端児

異端児は冒険者からも他のモンスターからも攻撃される存在です。

冒険者にとって、言葉が話せようが話せまいが、モンスターは敵であり、倒すべき存在であることに変わりありません。

また異端児はモンスターであるにも関わらず、同じモンスターから攻撃を受けてしまいます。

他のモンスターは異端児を排斥しようと考えているようです。

そのため異端児は他のモンスターとも戦わなけれならず、ダンジョンの中での居場所は限られています。

人間に非好意的な感情を持つ異端児も

この後詳しく解説しますが、多くの異端児は人間に好意的な感情を持っています。

しかし人間に非好意的な感情を持つ異端児も一部います。

それでもヘスティア・ファミリアが異端児のために動く姿を見ているうちに、次第に考えを変えていきます。

 

「ダンまち」異端児(ゼノス)の目的を解説

異端児の目的

異端児の目的(夢)は地上に出て人類と共存すること。

ほとんど異端児は地上に対する強い憧れや、人間たちについて知りたいという欲求を持っており、いつかは地上で人間たちと共存したいと考えています。

現在のところ、他のモンスターから攻撃されるダンジョンに異端児の居場所はありません。

そのため言葉と理性をもって「地上に出たい」「人間たちを知りたい」と訴えています。

ですが異端児の真意を知る冒険者はいないので、攻撃されてしまうのです。

異端児は前世の夢を見ている?

多くの異端児は前世の夢を見ている、と考えられます。

例えばウィーネは人を襲い、誰かに斬り付けられ、最後には自分が死んでいく夢。

また蜥蜴人のリドは夕日の夢。

どうやら異端児は地上で生きていた頃のことを夢で見ているようなのです。

異端児は前世では地上で生きており、再び地上で生きたいという憧れを、夢を通して見ている可能性があります。

ウラノスの異端児(ゼノス)に対する思惑を解説

ここではギルドの主神ウラノスの異端児に対する思惑を解説します。

また異端児を支援する(味方になる)ファミリアと敵となるファミリアについてもまとめました。

ウラノスの異端児に対する思惑

ウラノスは異端児の存在を観測し、接触して以降、「保護」という名目で異端児を支援しています。

ウラノスは独断としながらも、人類とモンスターの共存を模索中。

そのためには、現在は人類の敵であるモンスターの存在意義を問いただし、証明しなければなりません。

ウラノスは異端児を通してモンスターの存在意義を証明しようとしており、そのために異端児を保護しているのです。

異端児を支援するファミリア

ここでは異端児を支援するファミリアをご紹介します。

ヘスティア・ファミリア

ベルがウィーネを連れて帰ってきたとき、隊員たちはウィーネを警戒し、ウィーネとともに生活することに慎重な姿勢を見せていました。

しかしギルドからの強制任務でダンジョン20階層に行き、異端児らと接する中で考えを変え、異端児に理解を示すようになります。

そして地上に取り残されたウィーネを含む5匹の異端児をダンジョンに戻す計画を実行。

異端児たちをダンジョンに返すことに成功します。

なお神ヘスティアと親交があるヘファイストス・ファミリア、ミアハ・ファミリア、タケミカヅチ・ファミリアもヘスティア・ファミリアに協力したので、結果として異端児を支援したことになります。

ガネーシャ・ファミリア

アニメ1期で開催されたモンスターフィリア(怪物祭)を主催するガネーシャ・ファミリア。

調教したモンスターを見世物とするイベントです。

実は怪物祭は神々の酔狂から始まったものではなく、ギルドの主神ウラノスが直々に手を回し行われていました。

その目的はモンスターへの脅威の意識を軟化させ、少しでもその存在を身近に感じさせること。

つまりウラノスの「人類とモンスターの共存」という理想に近づけるために開催されていたのです。

ガネーシャ・ファミリアの神ガネーシャは、ウラノスから直接話を聞かされた上で怪物祭を催しています。

よってガネーシャは異端児を支援する側と考えていいでしょう。

ただし団員のほとんどは本当の目的を知らされてはいません。

異端児の敵となるファミリア

ロキ・ファミリア

オラリオで最強クラスの戦力を誇るロキ・ファミリアは、異端児の敵となるファミリアです。

オラリオの治安を守ることを期待されているロキ・ファミリアは、地上に現れたモンスターを見逃すわけにはいきません。

そのため、地上に取り残された異端児を無事にダンジョンに戻そうとするヘスティア・ファミリアと対立することになります。

イケロス・ファミリア

男神イケロスが運営するイケロス・ファミリアは、異端児の敵です。

イケロス・ファミリアは、第一冒険者ディックスが中心となり、ダンジョンで異端児を捕獲し、好事家に売り飛ばしているからです。

またディックスはウィーネを捕まえるために、24階層で多数の異端児を殺害。

他の異端児を暴走させ、リヴィラの街を壊滅状態にします。

異端児にとって最も悪質な存在がディックスと言えるでしょう。

 

まとめ

ここでは「ダンまち」の異端児(ゼノス)についてまとめました。

異端児の正体は

  • 理知や言葉を持ち、地上への憧れを持つモンスター
  • なぜ生まれたかは不明だが、ウラノスはモンスターの魂が輪廻転生を繰り返すことで、変化した個体が現れていると考えている

異端児の目的(夢)は

  • 地上に出て、人類と共存すること

ウラノスの異端児に対する思惑は

  • 人類とモンスターの共存を理想とするウラノスは「保護」という名目で異端児を支援している

異端児を支援するファミリアは

  • ヘスティア・ファミリアとガネーシャ・ファミリア

異端児と敵対するファミリアは

  • ロキ・ファミリアとイケロス・ファミリア

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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