「探偵はもう死んでいる」の作品冒頭、ハイジャック犯として登場するコウモリ。
コウモリは秘密結社SPES(スペース)に作られた半人造人間という存在です。
作中には他にもカメレオン、ケルベロスなど、SPESに作られた人造人間が登場します。
ちなみにSPESの親玉はシード。
ある目的のために地球で行動しているシードは、君塚や夏凪たちと戦うことになります。
ただし作品前半はSPESやシードについての情報が少ないので、どんな存在なのかわかりにくいです。
そこでこの記事ではSPESやシードについて詳しく解説します!
またコウモリやカメレオンなどの人造人間の正体もご紹介します。
目次
「探偵はもう死んでいる」秘密結社SPES(スペース)とは何か解説
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SPES(スペース)とは”Surface of the Planet Exploding Seeds”の頭文字を取った略称のこと。
ラテン語で「希望」を意味します。
SPESは宇宙から地球にやってきたシードが親玉を務める秘密結社で、コウモリのような半人造人間や、カメレオン、ケルベロスなどの人造人間が所属しています。
ハイジャック犯・コウモリの説明によると、SPESの目的は「救済を与えること」。
SPESの親玉・シードの正体と目的については、次でさらに詳しく解説します。
シード(原初の種)の正体と目的を解説
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シード(原初の種)の正体
SPES(スペース)とは、シードがトップを務める秘密結社という説明はすでにしました。
シードの正体は宇宙から地球にやってきた植物の種。
人間でもなければ怪物や宇宙人でもありません。
数十年前、シードは宇宙から種として地球に飛来。
それ以来、地球に住み着いています。
シードは人間やケルベロス、コウモリなどの人造人間の姿に自在に擬態できる変身能力をもっています。
作中でも加瀬風靡の姿になって、君塚やシエスタの前に現れました。
また体の一部から触手のような植物の根を出すこともできます。
しかし植物でありながら、シードは地球の環境に適合する体を持っていませんでした。
シードの目的
シードの目的は以下の2つ。
- 地球で生き残ること
- 子孫を残すこ
地球の環境に適合する体を持っていないシードは、自分自身が生き残るために、自分の体の一部を切り離しクローンを作り、地表にまくことで、自分の種を地上で繁栄させようとしています。
自分の種が反映するためなら、何のためらいもなく、平気で罪のない人間を殺します。
シードは「子孫を残す」という、生物の根源的な欲求に基づき行動しているのです。
しかし地球の環境に適応できないシードは、このまま地球で生存していくことは不可能。
そこでシードは、自分が地球で生存することを可能にするための人間の「器」を探すこともしています。
自分の体に適合する人間の体を乗っ取るつもりでいるのです。
とある海域の島の施設
ただし「器」といっても、どんな人間でもいいというわけではありません。
<種>に適合する体でなければ、シードはその身を宿すことができないからです。
シードは自分の体質に合う人間を探すために、とある海域の島に孤児院を建設。
夏凪渚やシエスタ、アリシアたちも幼い頃を過ごした孤児院では、子どもたちに対して人体実験が行われ、シードに適合する「器」を作ろうとしていました。
またシードは有力な「器」候補のヘルとシエスタを戦わせ、間引きすることで、強い方を自分の「器」にしようとしていました。
しかしこれらの策はうまくいかず、小説4巻終了時点でもシードは「器」を見つけられずにいます。
シードの弱点
実はシードには弱点があります。
それは太陽の光。
君塚や夏凪も太陽がシードの弱点であると仮設を立てていましたが、小説4巻の終盤で仮説が間違いでなかったことがわかります。
しかし地球上で生きていくためには、太陽の光を避けることはできません。
シードはいつか太陽を克服するために、施設で人体実験を繰り返し、自分が奪う人間の器を育てていたと考えられます。
「たんもし」コウモリ・カメレオンなど人造人間とは何か解説
人造人間とは何か?
人造人間とは、シード(原初の種)の能力により作り出された特殊な生物のこと。
正確には
- 人造人間
- 半人造人間
分けることができます。
人造人間
人造人間とは、シード(原初の種)の挿し木によって生まれた人工的な生物のこと。
挿し木とは、植物の一部を切り取って植物を増やす方法のことですが、植物であるシードも自分の体の一部を切り取り、人工的に生物を作り出すことができます。
SPESの構成員はみなシードの挿し木により生まれた人造人間で、シードはその能力で無数に人造人間を作ることができるようです。
カメレオンとケルベロスはシードにより作られた人造人間です。
半人造人間
半人造人間とは、<種>を無理やり体に定着させ、SPESの能力を得た元人間のこと。
作品冒頭でハイジャックを起こしたコウモリは、実験により<種>を体に埋め込まれた半人造人間です。
<種>を埋め込まれた人間は特殊な能力を得ますが、副作用が起こるケースもあります。
例えばコウモリは人並み外れた聴力を得る代わりに視力を喪失。
また<種>を埋め込む実験に失敗すると、死亡する場合もあります。
アリシアは<種>に適合しなかったため、命を落としてしまいました。
シードが半人造人間を作る目的は「器」を見つけるため。
自分の体に合った人間を見つけ、体を乗っ取るために、シードは人間に<種>を埋め込み、「器」としての適性を測っていると考えられます。
シエスタや君塚も半人造人間?
SPESの孤児院で幼少期を過ごしたシエスタは、<種>を持ち出して施設を逃げ出しました。
そして自分の意志で<種>を自分の心臓に埋め込み、特殊な能力を得たと考えられます。
また小説3巻で、君塚はカメレオンの<種>を取り込み、透明化能力を手に入れたことが描写されています。
シエスタも君塚も強制的ではなく、自らの意志で<種>を体に植え付けましたが、<種>を宿すことでSPESの能力得た、という意味では半人造人間と言えるかもしれません。
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まとめ
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— 『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』公式@TVアニメ7月放送開始&原作&コミックス5月発売予定! (@tanteiwamou_) April 17, 2021
「たんもし」に登場するSPESやシード、人造人間について解説しました。
- SPESとはシードが親玉を務める秘密結社
- シードは宇宙からやってきた植物で、地球で生き残ることを目的にしている
- 地球の環境に適応できないシードは、自分の体に合った人間を「器」にして、体を乗っ取ろうとしている
- 人造人間とは、シードの体の一部を切り落とし作られた人工的な生物のこと
- 半人造人間とは、無理やり<種>を埋め込まれ、SPESの能力を得た元人間のこと
最後まで読んでいただきありがとうございました!