「探偵はもう死んでいる(たんもし)」の序盤、教室で昼寝をしていた君塚君彦は、「あんたが名探偵?」という夏凪渚に起こされます。
心臓移植手術を受けた経験がある夏凪は、「自分の心臓の元の持ち主を探して欲しい」と君塚に依頼。
君塚は夏凪を連れて警察に行くと、そこには加瀬風靡という女性警察官がいました。
風靡は、君塚と夏凪を4年前のハイジャック事件の犯人・コウモリのところに連れていきます。
そんな風靡は何やらわけありな警察官で、一筋縄ではいかない様子!?
風靡は一体何者なのでしょう?
今回は小説5巻までの内容を元に、加瀬風靡の正体を解説します。
目次
「探偵はもう死んでいる」加瀬風靡(かせふうび)の基本情報
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二語十×うみぼうず×麦子で贈る『探偵はもう、死んでいる。』コミカライズ第3話がWeb公開開始!! みんな大好き(?)風靡さん登場!
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加瀬風靡のプロフィール
加瀬風靡(かせふうび)は女性警察官。
生まれながら”巻き込まれ体質”を持つ君塚君彦は、小学生の頃から殺人事件など、街で起こる事件の第一発見者に頻繁になっていました。
そんな君塚と事件現場で顔を合わせていたのが加瀬風靡。
君塚が風靡と出会ったのは本編開始の5,6年前。
そのころの加瀬の階級は巡査でしたが、現在は警部補。
28歳にして順調以上の出世を遂げています。
派手とも言える顔立ち、燃えるような紅い髪の毛、ポニーテールが特徴で、葉巻がトレードマーク。
一見すると警察官とは思えません。
実は加瀬風靡にとって警察官とは仮の姿。
本当の姿を解説します。
「たんもし」加瀬風靡の正体は敵か味方か解説
加瀬風靡の正体
結論を書くと、加瀬風靡は世界に12人存在する「調律者」の一人です。
世界には定期的、または同時多発的に危機が発生します。
これらの危機に対応すべく、国際機関により秘密裏に任命されたのが「調律者」。
「調律者」は世界の危機にまつわるさまざまな任務を与えられており、その任務により「調律者」が持つ肩書(コードネーム)も変わります。
世界に12人存在する「調律者」とは?
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調律者はこれまでに核戦争、季節変動、パンデミック、天体衝突など、数多くの問題を解決。
また1999年に来襲するはずだった”恐怖の大王”を阻止したのも「調律者」の一人だったとか!?
なお小説5巻までに登場した調律者は以下の11人。
- 名探偵:シエスタ
- 暗殺者:加瀬風靡
- 吸血鬼:スカーレット
- 巫女:ミア・ウィットロック
- 発明家:スティーブン・ブルーフィールド
- 革命家:フリッツ・スチュワート
- 魔法少女:リローデッド
- 情報屋:ブルーノ
- 黒服:不特定多数の人物
- 怪盗:アルセーヌ
- 発明家:スティーブン・ブルーフィールド
また登場こそないものの、執行者という調律者がいることもわかっています。
調律者は連邦議会という機関が管轄し、12人にはそれぞれ別の任務が割り振られています。
なお調律者については以下の記事で詳しく解説しています。
加瀬風靡は暗殺者
加瀬風靡の調律者としてのコードネームは「暗殺者」。
本人曰く、「警察ってのは仮の姿だ。アタシの調律者としての役職は暗殺者。身を隠し、世を欺き、敵を殺す。それがアタシの仕事だ」。
風靡はこれまでに上から司令を受けて、人を殺してきました。
驚くのは本編開始の6年前、SPES(スペース)の施設を脱走したシエスタの暗殺する司令を受けたこと。
しかしシエスタは暗殺者に殺されることなく、逃げ切ります。
暗殺者から逃げ切ったことで認められたシエスタは、後に名探偵に指名されます。
加瀬風靡は君塚の敵か味方か?
TVアニメ『探偵はもう、死んでいる。』
第3弾ビジュアルを公開!「それでもわたしは、わたしの生きる希望を守りたい。」
女子中学生ながら、老若男女問わず人気の国民的アイドル、斎川唯。
彼女もまた君塚にある依頼を持ちかけるのだが――#たんもし pic.twitter.com/KyGPhDix4v— 『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』公式@TVアニメ7月放送開始&原作&コミックス5月発売! (@tanteiwamou_) March 20, 2021
加瀬風靡は君塚たちの味方ですが、一時敵対することがありました。
なぜならSPES打倒の方法論が異なっていたから。
- 君塚たち:仲間(斎川唯)を犠牲にすることなくSPESを倒す
- 加瀬風靡:斎川唯と殺すことで、間接的にシードを倒す
中学生アイドル・斎川唯はシードが狙っている「器」候補です。
風靡は斎川を殺し、「器」候補をなくすことで、間接的にSPESのシードを地球上で生きていけなくしようと考えます。
一方の君塚たちは、仲間である君塚を犠牲にすることなく、シードを倒そうとしています。
したがって利害が異なる風靡と君塚たちは戦うことになります(小説3巻)。
しかし戦った後の風靡と君塚は協力することになります。
「たんもし」暗殺者の目的を解説
12人の調律者には、それぞれに別の任務が与えられています。
例えば名探偵・シエスタにはSPESのシードを倒すという任務が与えられています。
暗殺者の目的は不明。
ですが犯罪者の抹殺を目的にしていると考えられます。
君塚はシエスタとは異なる方法でシードを倒そうとしていたのも、暗殺者が犯罪者の抹殺を目的にしているからだと推測できます。
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まとめ
【『探偵はもう、死んでいる。』サブキャラ紹介】
・加瀬風靡(かせ・ふうび)
君塚とは腐れ縁の、紅髪の女刑事。・コウモリ(コードネーム)
君塚とシエスタが戦ったかつての敵。・カメレオン(コードネーム)
コウモリと同じ≪組織≫に属する男。特設サイト:https://t.co/a4DP0YCrVZ pic.twitter.com/x8pV6VhlLu
— 『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』公式@TVアニメ7月放送開始&原作&コミックス5月発売! (@tanteiwamou_) November 10, 2019
- 加瀬風靡は警察の警部補だが、仮の姿に過ぎない
- 加瀬風靡は世界に12人存在する調律者の一人
- コードネームは暗殺者で、これまで司令を受けて人を殺してきた
- 暗殺者の目的は犯罪者の抹殺だと考えられる
- 君塚たちと目的は同じだが、方法が異なるため対立することもある
最後まで読んでいただきありがとうございました!