「シャドーハウス」に登場するバーバラとバービー。
誰に対しても怒りっぽいバーバラと、反抗するものにはすぐに暴力を奮ってしまうバービーは、作品前半では悪い印象しか残らないキャラクターです。
そんなバーバラとバービーは過去につらい体験をしており、そのことが現在の彼女らに大きな影を落としていることが後にわかります。
この記事ではバーバラとバービーの過去を解説します。
バーバラとバービーが大人になれない理由もご紹介します。
目次
「シャドーハウス」バーバラとバービーの基本情報
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バーバラのプロフィール
バーバラはこども達の棟で星つきのリーダーを務める女性のシャドー。
丁寧な言葉づかいと公平な判断ができる人物で、小柄な体型と豊富なボリュームの髪の毛が特徴。
暴力を振るうことはありませんが、怒りっぽい性格のために、星つき以外のシャドーや生き人形からは敬遠されています。
すす量はとても多く、シャドーハウスが排出する”すす”の6割はバーバラのもの。
ただしときどき激しい勢いで”すす”を出す「発作」に見舞われることも。
「発作」のときは体に大きな負担がかかるため、会話もできなくなります。
星つきのリーダーを務めることにも大きな責任を感じています。
バービーのプロフィール
バービーはバーバラの生き人形。
こども達の棟で生き人形たちをまとめるリーダーでもあります。
衣装の襟元についた星の飾りが、バービーが生き人形のリーダーであることを証明しています。
ギザギザの歯、そばかす、鋭い眼光、いつも不機嫌そうな表情が印象的。
言葉遣いが荒く、口答えするものにはすぐに蹴りを浴びせるなど、暴力的な性格をしているため、他の生き人形からは怖れられています。
一方でリーダーとしての能力は高く、2度の亡霊騒ぎの後は適切な指導をします。
主のバーバラと同じく小柄な体型で、指導する際は踏み台をするのも特徴です。
バーバラ&バービーとマリーローズ&ローズマリーは同期
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バーバラ&バービーとマリーローズ&ローズマリーは同期。
お披露目に受かったばかりのころのバーバラとマリーローズの関係は良好そのもの。
体が弱く、同期の中で一番劣っていたバーバラは自分に自信がありませんでしたが、マリーローズはバーバラに積極的に話しかけ、すす量が多いことを高く評価します。
最初はからかわれていると感じたバーバラでしたが、やがてマリーローズに心を開き、マリーローズを姉のように思うようになります。
しかしバーバラとマリーローズは後に決別。
それには次にご紹介する過去の事件が大きく関わっています。
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クリストファーの存在
バーバラとマリーローズがお披露目に受かった頃、こども達の棟にはクリストファーという男性のシャドーがいました。
エドワードや、アイリーン、ジェラルドと同期に当たるクリストファーはすぐれたシャドーで、他のものから一目置かれる存在でした。
「お披露目」で脱落者を出さないためには新人シャドーへの教育が不可欠、と考えていたクリストファーは、星つきのリーダーになるとすぐに教育改革に乗り出します。
バーバラ&バービーも教育改革を担当する一員として、クリストファーに協力することになります。
こうしてクリストファーがリーダーを務めた時代は「最高の世代」と呼ばれるようになり、こども達の棟のみんなは幸せに暮らせるようになります。
クリストファーのお呼ばれによりすべてが変わる
しかしクリストファーの「お呼ばれ」が決まったことで、すべてが変わってしまいます。
みながやる気を失い、「教師の集い」や「お話会」に誰も来なくなったり。
ローズマリーが部屋に閉じこもりきりになったり。
バーバラも「クリストファーがいなければ自分は何もできない」ということを悟ります。
バーバラがローズマリーと決別したのもこのときでした。
バーバラの発作により顔に大ケガを負うバービー
クリストファーがいなくなったことで精神のバランスをくずしたバーバラは、突然「発作」に見舞われます。
このとき体から”すす”が猛烈な勢いであふれ出したことにより、側にいたバービーは額に大きなケガを負ってしまいます。
バーバラに悪意はなく、あふれ出た感情が引き起こした不運な事故でした。
しかしこの出来事が後のバービーに大きな影響を与えることになります。
バーバラ&バービーが大人になれない理由を解説
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大人になれない理由
バーバラはこども達の棟で最年長のシャドーですが、大人になることができません。
なぜならバービーの顔に大きなケガがあるから。
本来なら処分されるはずですが、2つの条件付きでチャンスを与えられることになります。
- 子どもたちに秩序を守らせること
- 一体化をするために、顔のキズを治すこと
この2つの条件はクリストファーが出したことになっていますが、本当はクリストファーは大人になってはいませんでした。
ただしこども達の棟では、クリストファーは大人になり「おじい様と共にある棟」に行ったことになっています。
信じるクリストファーのために管理に没頭
子どもたちに秩序を守らせるという条件を出されたバーバラは星つきのリーダーに。
バービーも生き人形たちのリーダーになります。
そして秩序を守らせるために、子どもたちを厳しく管理するようになります。
最初は穏やかでかわいらしかったバービーの表情はきびしくなり、言葉も荒くなり、逆らうものにはすぐに暴力を振るうようになります。
すべては信じるクリストファーのために。
いずれ傷を治し、大人になり、クリストファーに再会することを願っているのです。
まとめ
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「シャドーハウス」のバーバラとバービーの過去を解説しました。
- バーバラはこども達の棟で星つきのリーダーを務める女性のシャドー
- バービーはバーバラの生き人形で、生き人形のリーダーを務める
- バーバラはマリーローズと同期で、マリーローズを姉のように慕っていた
- クリストファーという優れたリーダーのもので、バーバラ&バービーは教育改革の手伝いをしていた
- クリストファーがお呼ばれによりいなくなったことで、バーバラは「発作」を起こし、バービーはケガを負ってしまう
- 大人のなれない理由は顔にケガを負ってしまったから
- バーバラ&バービーは信じるクリストファーのために、子どもたちの棟の管理に没頭するようになる
最後まで読んでいただきありがとうございました!