「東京リベンジャーズ」204話、マイキー(佐野万次郎)と握手した形になったタケミチ(花垣武道)は、10年前の2008年にタイムリープ。
その世界の東京では、以下の3チームがしのぎを削る「三天時代」になっていました。
- 佐野万次郎が総長を務める関東卍會
- 瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)が首領を務める梵(ブラフマン)
- 寺野南が総代を務める六波羅単代(ろくはらたんだい)
今回はこの中から梵(ブラフマン)を取り上げ、主力メンバーをまとめました。
目的やチーム名の由来、2008年の梵と2018年の梵天との関係も考察します。
目次
「東京リベンジャーズ」の梵(ブラフマン)主要メンバーまとめ
東京リベンジャーズ最新刊面白すぎる!!本誌読んでて最新話まで読んでるのに戻ってもわくわくする!!
瓦城千咒好き!! pic.twitter.com/079QqYffoo— スタバじょし (@sutaba_0815) September 17, 2021
梵(ブラフマン)とは?
梵(ブラフマン)とは新宿区を拠点とし、「最強」を謳う(うたう)ナゾの愚連隊。
フード付きで、背中に「BRAHMAN」という文字(刺繍?)が入った黒の特攻服が特徴。
212話までで明らかになった主力メンバーは2名でしたが、213話でさらに2名の幹部が判明。
また214話で龍宮寺堅も梵のメンバーであることが判明し、215話では花垣武道(タケミチ)が加入。
主力メンバーを表にまとめると
名前 | 役職・階級 | その他 |
瓦城千咒 | 首領 | マイキーに並ぶカリスマの1人で「無比」の異名をとる |
明石武臣 | №2 | 明石三兄弟の長男。初代黒龍副総長 |
荒師慶三 | 大幹部 | 初代黒龍親衛隊長。通称ベンケイ |
今牛若狭 | 大幹部 | 初代黒龍特攻隊長。通称ワカ |
龍宮寺堅 | 元東京卍會副総長 | |
花垣武道 | 梵首領雑用係 | 元東京卍會壱番隊隊長、元十一代目黒龍総長 |
このうち3名が黒龍(ブラックドラゴン)立ち上げメンバー、つまり佐野真一郎と志を共にしていたということですね。
首領:瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)
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27巻のカバーの色校を公開します!!キャラは千咒でした!! pic.twitter.com/QnBXoI9wMV
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梵(ブラフマン)の首領は瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)。
本名は明司千壽(あかしせんじゅ)で、明石三兄弟の長女。
明石三兄弟は以下の3人のこと。
- 長男:明石武臣(梵№2)
- 次男:三途春千代(関東卍會副長)
- 長女:瓦城千咒(梵首領)
次男の三途春千代は、千咒が梵の首領になったことに反発し、千咒や武臣とは兄弟の縁を切り、関東卍會に加入したという経緯があります。
圧倒的なカリスマ性と強さを持つ瓦城千咒は、「無比」という異名があります。
戦いでは足蹴りや踵落としといったキック攻撃を多用。
初登場時には、身長2mを超える寺野サウスに踵落としをお見舞いしました。
そんな千咒は実はタケミチと同い年の女子高生。
25巻216話では、タケミチと原宿で買い物デート(?)を楽しむ千咒の様子が描かれています。
No.2:明石武臣(あかしたけおみ)
東京リベンジャーズの梵天幹部ほとんど知ってるんだけど、相談役の明司武臣ってやつだけ誰?ってなる
てか、全体的に二番煎じ?みたいなの多くね?
九井といい三途といい、鶴蝶も。
もっちーと灰谷兄弟は違うけど。
あと灰谷竜胆なんやかんやでずっとかっこいい。好きではないけど。 pic.twitter.com/TycaxU66Oj— IQの向こう側 (@kiki__AxB) April 16, 2021
梵(ブラフマン)のNo.2は明石武臣。
明石三兄弟の長男であり、軍神という異名を持っています。
明石武臣と言えば、9回目タイムリープ後の2018年で、日本最大の犯罪組織「梵天」の相談役を務めている人物。
初代黒龍(ブラックドラゴン)副総長でもあります。
そんな明石武臣は、マイキーが最初に創設した東京卍會には志があると感じていました。
しかし関東卍會には志がないと感じており、マイキーが悪い大人になるなら、その前に潰そうと考ええています。
大幹部:荒師慶三(あらしけいぞう)
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213話に初登場した荒師慶三。
初代黒龍親衛隊長で、通称は「ベンケイ」
年齢は不詳ですが、2008年時点では20代後半だと思われます。
黒龍以前は、西東京を仕切っていた螺愚那六(ラグナロク)の総長として、東関東を仕切っていた煌道連合の総大将・今牛若狭と争っていました。
その後、佐野真一郎が螺愚那六(ラグナロク)と煌道連合をまとめ上げたという歴史があります。
なお、荒師慶三が九代目黒龍総長だった斑目獅音(まだらめしおん)に「黒龍のツラヨゴシ!」が叫ぶシーンがあります(213話)。
斑目は八代目黒龍総長・黒川イザナの意志を引き継ぎ、黒龍でゆすり、薬、強盗などの犯罪行為を行っていました。
荒師慶三が斑目を批判しているということは、荒師慶三は今でも佐野真一郎の志を持ち続けている可能性があります。
大幹部:今牛若狭(いまうしわかさ)
同じく213話に初登場した今牛若狭。
初代黒龍特攻隊長であり、通称は「ワカ」。
黒龍以前は、煌道連合の総大将として、荒師慶三が総長を務める螺愚那六(ラグナロク)と覇権争いをしていました。
黒龍以降の荒師慶三と今牛若狭は、最強コンビ「ワカとベンケイ」と呼ばれています。
ワカとベンケイは、ケンカが弱い佐野真一郎を守る役割を担っていたのかもしれません。
気性の激しいベンケイに対して、ワカは冷静なタイプ。
「オレは千咒の命令に従うだけ」という言葉から、首領の瓦城千咒に忠誠を誓っている様子が伺えます。
荒師慶三と同様に、佐野真一郎の志を受け継いでいる可能性はありますが、今牛若狭が梵で何を目的にしているのかは不明。
龍宮寺堅
元東京卍會副総長のドラケンこと龍宮寺堅も、梵のメンバーの一人。
ドラケンが梵(ブラフマン)のメンバーであることが判明したのは漫画214話。
ドラケンが梵に加入した目的は「マイキーを連れ戻すため」。
闇落ちして、旧東卍メンバーたちと距離を置いてしまったマイキーを、ドラケンは救いたいのだと考えられます。
ただし瓦城千咒と明司武臣がタケミチを梵に勧誘したときは、ドラケンは激昂。
タケミチを危険な目にあわせたくなかったのでしょう。
ドラケンらしいやさしさが感じられますね。
花垣武道
9回目タイムリープの2018年に、自殺を図ったマイキーと握手をしたことで、10回目のタイムリープをしたタケミチ。
総長の瓦城千咒に勧誘され、梵に加入します(215話)。
タケミチが梵に加入した目的は「マイキーをぶっ飛ばすため」。
2018年のタケミチは、凶悪犯罪集団・梵天の首領になってしまったマイキーを助けたいと思っていました。
10回目のタイムリープの2008年でも、マイキーへの思いは変わることはありません。
言葉は乱暴ですが、マイキーをぶっ飛ばして、かつてのマイキーに戻ってほしいという気持ちがあるのだと考えられます。
「東リベ」梵(ブラフマン)の目的とチーム名の由来を考察
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梵の目的:マイキー率いる関東卍會を潰すこと
梵の目的はマイキー率いる関東卍會を潰すこと。
漫画215話、瓦城千咒が「梵はマイキー率いる関東卍會を潰したい」とはっきり語っていますしね。
同じく215話で、明石武臣は「不良の時代を作るっていう、東京卍會の志が好きだった」と話します。
しかし今の関東卍會には志がない、と感じている明石は、「マイキーがこのまま悪い大人になろうとしてるなら、悪い大人がぶっ潰す」と、梵の目的を明確に説明しています。
マイキーをぶっ飛ばしたい(救いたい)というタケミチは、利害が一致したため、梵に加入することに決めたのです。
梵のチーム名の由来を考察
梵(ブラフマン)というチーム名は、ヒンドゥー教またはインド哲学の「Brahman」が由来になっていると考えられます。
サンスクリット語の「Brahman」が中国に入った時、かつての中国人は音写して「梵」という文字を当てたんですね。
「Brahman」については大別すると
- ヒンドゥー教またはインド哲学における宇宙の最高原理
- ヒンドゥー教の神の一柱
以上2つの意味があるようです。
いずれにしてもインドに起源があることは間違いありません。
梵(ブラフマン)と梵天との関係を考察
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最後に2008年の梵(ブラフマン)と2018年の梵天の関係を考察します。
- どちらの組織名にも「梵」が入っている
- どちらの組織にも佐野万次郎と明石武臣がいる
以上2つの理由から、梵(ブラフマン)と梵天は何らかの関係があるのでは、と思われるからです。
三天戦争で関東卍會が勝利
2008年7月7日、梵(ブラフマン)vs関東卍會vs六破羅単代(ろくはらたんだい)の三天戦争が勃発。
結果は関東卍會の勝利。
関東卍會は六波羅単代を吸収し、瓦城千咒は梵の解散を宣言します。
また梵の解散後、今牛若狭や荒師慶三は関東卍會に加入。
こうして鶴蝶、灰谷兄弟、望月莞爾(モッチー)、今牛若狭、荒師慶三らを取り込んだ関東卍會は、強力なチームになります。
関東卍會が発展的に梵天になったと考察
2018年の梵天がどのような経緯で作られたかは不明。
ですが三天戦争で関東卍會が独り勝ちしたことを考えると、関東卍會が発展的に梵天になった、と考えるのが妥当でしょう。
ワカやベンケイ、鶴蝶、灰谷兄弟、モッチーら、強力なメンバーを取り込んだのですから、関東卍會は裏社会ではやりたい放題だったのではないでしょうか。
なぜ”梵”の字が使われているかは不明
ただし、梵天になぜ”梵”の字が使われているかは不明。
2008年の梵は「マイキーを潰す」という目的がありましたが、2018年の梵天にはそんなことは考えておらず、裏社会を支配することが目的だと考えられます。
たまたま”梵”の字が共通しているだけで、梵と梵天には直接のつながりはないと考察します。
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まとめ
梵(ブラフマン)について解説・考察しました。
- 梵(ブラフマン)の主要メンバーは瓦城千咒、明石武臣、荒師慶三、今牛若狭、龍宮寺堅、花垣武道
- 梵の目的はマイキー率いる関東卍會を潰すこと
- 2008年の梵(ブラフマン)と2018年の梵天は、”梵”の字が共通しているだけで、直接のつながりはないと考えられる
最後まで読んでいただきありがとうございました!