呪術廻戦の伏黒恵のふるべゆらゆらの言霊とは?魔虚羅(まこら)の正体についても

呪術廻戦

「呪術廻戦」に登場する伏黒恵(ふしぐろめぐみ)。

伏黒が唱える「ふるべゆらゆら」の正体については、作品前半からさまざまな考察がなされてきました。

そして本編117話、「ふるべのゆらゆら」を唱えた伏黒は八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)を召喚します。

今回は「布留部由良由良(ふるべゆらゆら)」の術式と「魔虚羅(まこら)」の正体について解説します。

 

「呪術廻戦」ふるべゆらゆらの登場シーンを解説

両面宿儺戦(2巻9話)

「布留部由良由良(ふるべゆらゆら)」が初めて唱えそうになったシーンは、意外にも物語序盤。

両面宿儺(りょうめんすくな)が、虎杖悠仁(いたどりゆうじ)の身体を乗っ取ったときです。

虎杖悠仁の心臓を抉り出して人質にとった両面宿儺と対峙する伏黒恵。

しかし呪術だけでなく膂力(りょりょく)や敏捷性などすべてにおいて、両面宿儺との格の違いを痛感。

ここで伏黒恵は「俺は不平等に人を助ける」と覚悟を決めます。

これに対し両面宿儺は「魅せてみろ!!伏黒恵!!」と謎のハイテンション。

「布留部由良由良(ふるべゆらゆら)八握(やつかの)---」までを唱えます。

しかし虎杖悠仁が正気を取り戻したことに気づいた伏黒恵は、術式を中断するのでした。

八十八橋での特級呪霊戦(7巻58話)

「布留部由良由良(ふるべゆらゆら)」が2回目に唱えられそうになったシーンは八十八橋での特級呪霊戦。

伏黒恵は宿儺の指から生まれた特級呪霊相手に大苦戦。

ここで伏黒恵の脳裏によぎったのは、五条悟の言葉。

「君の奥の手のせいかな。最悪自分が死ねば全て解決できると思ってる」

「死んで勝つと死んでも勝つは全然違うよ、恵」

ここで伏黒恵は「布留部(ふるべ)---」と唱えかけますが、「やめだ」と途中で中断。

不完全ながらも、初めて領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」を発動し特級呪霊を撃退しました。

渋谷事変(14巻117話)

伏黒恵が奥の手「布留部由良由良(ふるべゆらゆら)」を完全に唱えたのは渋谷事変のときです。

特級呪霊・陀艮(だごん)戦で呪力を使い果たし、降霊された伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)に深手を負わされた伏黒恵。

そこへ追い打ちをかけるように呪詛師・重面春太(しげもはるた)と遭遇してしまいます。

この絶体絶命の状況で、伏黒恵はついにとっておきの切り札を使用します。

「布留部由良由良 八握剣異戒神将 魔虚羅(ふるべゆらゆら やつかのつるぎいかいしんしょう まこら)」

歴代の十種陰法術師でも、調伏できた者はいないという強力な式神「魔虚羅」

その調伏の儀式を、伏黒恵と重面春太の2人で強制的に発動させました。

そして伏黒恵は不敵に笑みを浮かべ「先に逝く せいぜい 頑張れ」と重面春太に告げ、魔虚羅にぶん殴られ仮死状態に。

伏黒恵の奥の手とは、強制的に調伏の儀式を発動させ、制御不能な式神「魔虚羅」を召喚。

敵を道連れにし倒すという捨て身の方法だったのでした。

伏黒恵の言霊「ふるべゆらゆら」を解説

結論を書くと、伏黒恵の「ふるべゆらゆら」は、八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)を呼び出す言霊ですね。

次からは「ふるべゆらゆら」について、さらに詳しく解説します。

元ネタは十種神宝(とくさのかんだら)

伏黒恵の術式である「十種影法術」は「先代旧事本記」に伝わる「十種神宝(とくさかんだから)」に由来しています。

伏黒恵の式神に施されたマークと「十種神宝」の意味を照らし合わせたものが、下記になります。

十種神宝   十種影法術
道返玉(ちかへしのたま) 悪霊を封じることが出来る玉 玉犬(白)
足玉(たるたま) 願いを叶えることが出来る玉 玉犬(黒)
生玉(いくたま) 神と人とを繋ぎ、神の言葉を心で聞くことが出来るとされる光の玉 大蛇
沖津鏡(おきつかがみ) 太陽から分けられたとされる鏡 蝦蟇
沖津鏡(おきつかがみ) 太陽から分けられたとされる鏡 満象
八握剣(やつかのつるぎ) 国家の安泰を祈る神剣。悪霊を祓うことが出来る 魔虚羅
大蛇比礼(おろちのひれ) 魔除けの布。地から這い出してくる邪霊から身を守る 脱兎
蜂比礼(はちのひれ) 魔除けの布。空からくる邪霊から身を守る
死返玉(まかるかえしのたま) 死者を蘇らせることができる玉  未登場
品物之比礼(くさぐさのもののひれ) 物部の比礼。物を置くと品々が清められる  未登場

「ふるべのゆらゆら」は八握剣に相当する魔虚羅(まこら)を呼び出す言霊ですね。

死者蘇生の言霊

前で解説したとおり、伏黒恵が唱える「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」という言霊は、「十種神宝」と深い繋がりがあります。

「十種神宝」の「品々之比礼」の上に死者を寝かせ「布留部由良由良止 布留部(ふるべゆらゆらと ふるべ)」と唱え「死返玉」を振り動かす。

すると「死者が生き返るほどの力が発揮される」という言い伝えがあります。

これを「布留の言(ふるのこと)」または「死者蘇生の言霊」とも言われるとか。

伏黒恵の「布瑠部由良由良」は、この「布留の言」が由来となっていると考えられます。

宿儺が欲しがっている可能性も

両面宿儺は「宝の持ち腐れだな」や「死ぬな お前にはやってもらうことがある」など伏黒恵のことを気にかけている様子。

渋谷事変では「魔虚羅」によって仮死状態になった伏黒恵を回復させてまで、命を繋いでいます。

ここまでして伏黒恵を特別扱いする理由は、「十種神宝」と繋がりの深い「十種陰法術」が、両面宿儺の完全復活に関与している可能性があるからだと考えられます。

「死返玉」「品物之比礼」あるいはそれに準じた式神によって「死者が生き返るほどの力」を得ることができる可能性。

すなわち虎杖悠仁の身体をベースとしない両面宿儺の完全復活が実現されるのではないかと考えられます。

魔虚羅(まこら)の正体と強さを考察

魔虚羅の正体

歴代の十種陰法術師でも、調伏できた者はいないという強力な式神「魔虚羅(まこら)」。

そのモデルは十種神宝の「八握剣(やつかのつるぎ)」と、仏教の守護神である十二神将の「摩虎羅大将(まこらたいしょう)」と考えられます。

十二神将とは?
仏教における天部。薬師如来および薬師経を信仰する者をお守りするとされる十二尊の仏尊。

また十二神将の「摩虎羅大将(まこらたいしょう)」は古代インドの神「摩睺羅伽(まこらが)」がモデルとなっている模様。

その姿は首は大蛇、頭に蛇冠を載せた人間の姿で描かれているとのこと。

「魔虚羅」は頭が蛇で身体が人間なので、外見は「摩睺羅伽(まこらが)」がモチーフとされていると考えられます。

魔虚羅の強さ

魔虚羅の強さの最大の理由は、頭上にある法陣に隠されています。

法陣が回転することで受けた傷が完全に癒え、相手の攻撃に適応し続けることができる能力を持っています。

両面宿儺の攻撃を受けても、なお回復し適応して応戦したのです。

この能力は作中では「あらゆる事象への適応 最強の後出しジャンケン」と表現されています。

宿儺の伏魔御廚子により敗れる

両面宿儺は唯一の魔虚羅の破り方を「初見の技にて適応前に屠る」とその特性を見破ります。

最終的には領域展開「伏魔御廚子(ふくまみづし)」を発動。

両面宿儺の2種類の斬撃「解(かい)」と「捌(はち)」を伏魔御廚子が消えるまで絶え間なく浴びせ、魔虚羅の再生を上回り撃破。

しかしながら、両面宿儺の圧倒的な領域展開を持ってしなければ、魔虚羅を倒すのは至難の業といえるでしょう。

まとめ

  • 「魔虚羅」は、伏黒恵の術式「十種陰法術(とくさのかげぼうじゅつ)」のひとつであり捨て身の切り札
  • 「十種陰法術」のモチーフは「十種神宝(とくさかんだから)」
  • 「十種神宝」と繋がりの深い「十種陰法術」が、両面宿儺の完全復活に関与している可能性がある
  • 「魔虚羅」のモデルは十種神宝の「八握剣」と、仏教の守護神である十二神将の「摩虎羅大将(まこらたいしょう)」
  • 「魔虚羅」は歴代の十種陰法術師でも調伏できた者はいない制御不能かつ強力な式神

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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